シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

ついにリベンジ!福岡天ぷらの「ひらお」

もしかして覚えてくださっている方がいらっしゃるかも?

前回は、とうとう入れずに終わったお店。

mayupp.hatenablog.com

ついに行ってきましたよ。

憧れのガラスの向こう側へ(笑)

信じられないほどお値段以上の天ぷら屋さん。

福岡のファストフードと言っていい。

「天ぷらのひらお」さんです。

今回も、天神アクロス店。

市内に何店舗かありますが、車無しだと博多駅からはここが一番行きやすいと思います。

今回はどうですか、前回とは全く違うこのスカスカぶり!

最高でしょ(にんまり)

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待たずに入れました。

平日です。

晩ご飯には少し早めの夕方6時前。

まずは食券を買います

のれんをくぐると一番に出迎えてくれるのが、この食券販売機。

ぐずぐずしていると後ろの方をお待たせしてしまうので、えっとえっとと後頭部で焦りながらサッと決めてサッと買いました。

ビールを買い損ないましたが、店の中にも券売機を発見。ヨカッタ!
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満席でも小さな幸せ

しかし、店内はやっぱり満席。

後方の待合席で待ちます。

やっとここまで来たかと感慨に耽りつつ店内を眺めていると、前にいた女性が「お先でしたよね?」と私の後ろに並び直しました。

へ?

何のことですやろ?と思いましたが、どうやら彼女は最初の券売機で私の後ろに並んでいたらしく正直に申告してくださったのです。

優しすぎる…。

てか、どこで抜かれた?

サッと買ったつもりでも、やっぱりぐずぐずしてたのかな。

別にいいですよ~・・と言いつつ、ありがとうございます。

こういう小さな優しさを交換できる世界っていいな。

などとやっている間に呼ばれました。

むふふ。。。

天ぷら様をお受けする前のセットでございます。イカの塩辛付き。

いろどり定食にしましたよ。

単品も頼めます。なかなかお目にかかれない貝柱を追加。
貝柱は九州の味(たぶん)ホタテじゃないですよ。

ささみデカすぎ!貝柱はやっぱり塩焼きがいいなと思いました。

発見(^o^) 影なるスタッフ

やはり前回の下見(?)通り、スタッフさんの人数は限りなく少なく、揚げ作業もたった一人。よくまぁこんなにたくさんのお客さんの注文を間違いもなく揚げたり、持ってきたりできるものだと感心していたら、ひとつだけ見つけましたよ。

人間に代わる存在。

このお方です。

赤色でお椀を書き足してみました(ヘタクソ)

店員さんが、注文サイズのお椀を置き、ボタンを押すとサイズに会った量のご飯が盛られる仕組みのようです。
いちいち大中小の量を計りながら盛り付ける必要もないですね。

お米の粒も潰れることなく、ふわりとおいしく盛られていました。

お会計は、券売機で済んでいる。

お茶やお水は給茶機でセルフサービス。

他にも色々と人手を省く秘密があるのでしょうね。

 

人間スタッフ最小化の秘策を楽しみながら、念願かなって大変おいしくいただきました。

エビも透き通っていないおいしいエビでした。

(HPによると、社長自らが仕入れてくるこだわりのブラックタイガーということ)

反省点

ついつい嬉しくなって単品追加までしてしまいましたが、私にはセットだけで十分すぎる量でした。

少食の方は、ご飯(小)のセットがお勧めです。

券売機で選べます。

 

皆さん「ごちそうさま~!」と元気よく声をかけて帰られていましたよ。

もちろん、わたくしめも。

ごちそうさまでした~!

 

おまけ

福岡空港の壁広告に目が釘付けになりました。

なにこれ?何の広告?

草刈正雄さんが北九州市出身だからでしょうね!

草刈り機のメーカーさんの広告でした。

ほんとにネーミングしちゃったんですね~。

www.hirao-foods.net

味のある門司港レトロもうひとつの顔

またまた門司港ですが、ぜひお伝えしておきたいもう一つの顔なんです。

前回は、これすごい!と思った門司港の顔でございました。

mayupp.hatenablog.com

今回は、一歩入ったところです。

前回ご紹介した観光電車「潮風号」の線路を越えて数分歩けば辿り着ける。

門司中央市栄町銀天街

なんだかワイワイ楽しそう~!

そう思って、わくわく歩いて行ってみました。

そしたら!

シャッターに描かれているイラストは落書きではありません

・・・ん~?

お休みですか?

なんだかしんみりしています。

今日は金曜日。

てことは、朝の早い時間に終わってしまう市場なのかな?

とりあえず、中に入ってみます。f:id:yamanekoMP:20231029103920j:image

ほとんどシャッター!

閉まってます。

たま〜に開いている店あり。

なんで?

朝で終わる店と、昼間開いている店があるってこと?

ほとんどが早朝で終わってしまう魚市場なのでしょうか?

 

遠くにおしゃべりしている方が見えます。

地元の方のようです。

近づいて声をかけてみました。

長年ここに通っておられるオバサマでした。

聞けば、

・朝だけ営業する魚市場ではない

・以前は、たくさんのお店が開いていた

・シャッターは意図的に白く塗られた

・シャッターが白く塗られる前は、よく撮影に使われていた

・現在は、少しずつかわいいお店もできたりしている

そんなことを教えていただきました。

撮影に使われていたのは、白く塗られる前。

鄙びた昭和の感じが良かったからじゃないかな~とおっしゃっていました。

この屋根も趣があるとのことで、よく撮影に使われていたらしいです

ネットを検索してみると、意外にもここ「門司中央市場」の「かわいらしい」「今ふう」のホームページが見つかりました。

まだまだ発展途上と思われるそのHPでは、

・この市場は昭和23年に開設された生鮮市場

(※昭和23年は西暦1948年。終戦が1945年)

九州女子大学の学生さんがシャッターを白く塗った

七福神のイラストは、アーティストさんによるものであちこちに描かれている

・現在、出店する事業者を絶賛募集中

など、恐らく戦後に活況していたこの市場の長い歴史と、これから再び活性化させていきたいと頑張っている若い人々の想いが読み取れました。

 

屋根を仰ぎながら歩くと、あちこちに方言で語りかけるような言葉の数々がパネル式に掲げられています 

「あんなに小さかったあんたが お母さんになったんかね
 孫ができたみたいでうれしいねぇ」

「これぞ「レトロ」っち感じやろ
60年の歴史が詰まっとるけね」

なんだか複雑な気持ちになりながら、次の「栄町銀天街」へ向かいました。

すると…

広々。ひと昔前?のダイソーもあります。

あ~。やはり。

ここへ歩いてくる道々でも人影がまばら。

予想はしていたものの、なんだかな~。

昭和のど真ん中を生きて来た者としては、なにやら胸がきゅうとなる寂しさと不安に襲われました。

高齢化が進んでいると言われますが、その前に人がいない。

道路は広いし、きちんと区画整理されているし、車は関門トンネルに向かってたくさん走っている。

だけど。

人の姿がない。

ワンサワンサと栄えていた様子が容易に想像できるだけに切ない。

日本って、本当に人口が少なくなってる。

 

でもね!

ほらほら、なんかいいでしょ。

手作り感漂うレトロな感じ 
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外階段の錆びつき加減になんとも味があります 
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そしてここ!

門司電気通信レトロ館 
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開館時間17時まで。閉館3分前に入りました。

いや絶対に「もう閉館しま~す」と追い出されると思いつつ、ちらっとドアを開けたら、どうぞどうぞと招き入れてくださいました。3分で出ますから!すみません!と駆け足で見ていたら「これを見てください」と交換手が繋いでいた初期のしくみを丁寧に説明し、実際に操作させてくださったんですよ。なんという親切。

当時の電話交換手って、きっと花形の仕事だったんだろうな~。

電話機の変遷を通して、日本がものすごい勢いでここまで発展してきたことがよくわかります。

 

外へ出て広々した舗道のふと足元をみると、なんだこれ?

道路のタイル装飾でもないし何かのお印?

  

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よーく見ると電線共同溝と書いてあります。

なるほど。
だから、街並みがスッキリしていると思いました(人も少ないけど)
調べてみたら、北九州市は市を挙げて電柱を地下に埋める政策を推進しているらしいです。ここ門司港ですでに計画が進んでいるのは、やはり観光地だからでしょうか。

知らないだけで、どこの町も色んな努力をなさっているのですね。

 

長くなってしまいましたが、行きたかったのに時間の関係で諦めた九州鉄道記念館をはじめ見どころがいっぱいです。

門司港の観光情報のHPを見つけたので貼っておきますね。

門司港レトロ観光情報 / 門司港レトロインフォメーション

これから、素敵なたくさんのイベントがあるようです。

 

ただね、難点がひとつ。

アクセスがいまいちなんですよ。

福岡空港から入ると、

博多駅からJRでスッと行けそう!なんですが特急が止まらない。

博多➡ 小倉(ここまでは特急)➡(在来線に乗り換えて)門司港

しかも、運賃が結構します。

私は、2枚つづりの回数券(博多~門司港特急券付きで往復しました。

ちなみに、3140円(2023・9・30現在)

券売機で買えます。

普通に特急券を別買いしたり新幹線を使うと4000円以上します。

 

おまけ こんなのもありましたよ~

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北九州のお土産にネジチョコ

先日、偶然にもブラタモリ北九州市を取り上げていましたが、私もつい最近、北九州へ行って(門司港だけですが)面白いお土産を見つけましたよ。

mayupp.hatenablog.com

門司港海峡ミュージアムという、大層お金のかかった素晴らしい施設があります。

そこのお土産コーナーで見つけました。

チョコレートなんですけどね、これがね、ちょっと個性的なんですよ~。

シャープなデザインのパッケージ

しかし、荷物になるので、帰りの博多駅のお土産屋さんで購入しよう〜と気楽に考えていましたら、なんと!

無いじゃーないですか!

博多駅の土産店、デパート、地下街あちこち探せどもありません。

無かったわ~ とぼとぼ…

あんなに軽くてコンパクトなんだから買っておけば良かったと後悔。

仕方なく諦めて、福岡空港へ。

すると、

あったんですよ!

空港のJALショップに。

「これ、なかなか置いて無いですよね〜」とレジで声をかけると「うちはずっと置いてますよ」とのこと。

 

開けると、ネジとナットのチョコレートがワンセットで入った小袋が5つ 

  ⇩
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このお菓子のスゴイところは、

このボルトとナット。

ちゃんとネジネジできるってところなんです。
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すごいですよね!

どうやって作ってるのかなー?

って思いますよね!

ナットにもちゃんと溝が入ってます

会社さんのHPによると、3Dプリンターを使うらしいです!

そんなお菓子あります?

NEJI CHOCO LABORATORY(ネジチョコラボラトリー)さんのHPによると、

北九州は、近代日本の発展を支えた製鉄業で成長した街で、2015年、官営八幡製鉄所関連の施設が世界文化遺産に登録されました。そして「北九州らしいお土産をつくりたい」という想いから生まれたのが、実際に回せるネジ型のチョコレート「ネジチョコ」。

なんですって。

なんてったって、北九州市といえば、

日本製鉄株式会社の大元の前身、八幡製鉄所があったところです。

 

NEJI CHOCO LABORATORY(ネジチョコラボラトリー)さんのHPを見ると、

博多あまおう味とか門司港バナナ味など、色んな種類があるようです。

JALショップでは、このスタンダードタイプともう一種類あったかな。

 

ネジネジするのが好きな方

普通のお菓子じゃ満足できない方

そんな皆さんのお土産に、てか、オモシロ!って思って買ってしまいました。

実際に、ねじねじできましたが、ここでの掲載はやめておきます!

だって、やってからのお楽しみ!ですもんね(笑)

※参考(2023・9・30現在)

    5個入り 540円(税込)

門司港レトロ光の顔と出光美術館の若冲

この、すてきな建物 ↓↓  (この記事は2023.9.30の情報です)

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「あ~ここね!」とすぐさまおわかりになる方も多いと思います。

このレトロな感じ。

福岡県のはじっこ門司港の駅舎です。

現役で重要文化財に指定されている駅は2つ。

東京駅と…ここ門司港!なんですって。

 

門司港は、福岡県の最北端。

地図で言うと、ここ ⇩

グーグルマップからお借りしました

ほらほら、見て見て見てほしい〜!

門司港駅ホーム。なんか味がある~。

(たぶん)今はもう使われていない窓口。作りが贅沢~。

スタバも入ってるんですけど、見て〜⇩

天井の梁のデコレーション(?)って言うのかな。こんな天井無いよね。おしゃれな電灯。

ついつい入りたくなるでしょ。

扉の感じ。腰壁の下部の石造り。窓。

すいません。

駅舎の段階でこんなじゃ、とても後が続きませんね。

サクサク行きます。

 

門司港は、山口県と九州を繋ぐ大きな橋、関門橋(かんもんきょう)のかかる町。

関門橋がまたぐ関門海峡といえば、

平家が滅んだ海

・武蔵と小次郎が決闘した巌流島

・歩いて渡れる関門トンネル

等など、たくさんの歴史や見所があります。

 

が、やっと門司港を訪れることができた私が、これすごいや〜ん!

と思ったのが、これ!

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これ、すごくないですか?

関門海峡を攻略するんですよ。

え? わかりにくい?

ものすご〜くデフォルメすると、こういう感じです。赤い矢印に沿って移動します。

 ⇩

電車⇒歩く⇒バス⇒船

北九州銀行レトロライン潮風号

門司港駅の近くから、こんな電車に乗って

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バスガイドならぬ、電車ガイドさんと一緒にゆるゆる町を楽しみます。

天井に関門橋 ↓↓

車内はこんな感じ。かわいい。ハロウィンの飾り付けしてました。

ほんの10分あるかないかの地味~な旅なんですけどね。

沿道の人に手を振ったりして、なんかいいんですよ~。

終着のめかり駅に着いたら、いざ、関門海峡を歩いて渡る関門トンネルへ。

海底を歩いて渡る関門トンネル

海峡を歩いて渡れる海底トンネルの入り口ですが、すぐですよ〜と言われて気楽に考えていたら…探しました!

途中で犬の散歩をしている人に尋ねたり。

地元の人の「すぐですよ」くらい当てにならないものはありません(笑)

案内板とかほぼ無いんですよ。

でも、それがまた、面白い!

10万トンクラスのでっかい船舶が次々と関門橋をくぐって消えていく雄大な景色が目の前に広がってるんです。一日に約500隻も通るらしいです。

船のゆくえを妄想しつつ、のんびり探し歩くこと5分くらいかな。

ここかな~?と見つけたエレベーターで地下へ。

なにも案内らしきものがないエレベーターで地下60メーターへ降りる

さあ、出発。下関へと歩きます。めざせ、本州(手ぶれしててスミマセン)

途中で県境をまたぎます。

無事に人道トンネル780メーターを渡り切ると、今度はさっきまで向こう岸から見ていた下関に到着しています。

ただそれだけなんです。

でもね、海底ですよ。海の下を歩いて渡ったんですよ。

空気を吸えるのが不思議でしたし、何よりどうやってこのトンネルを掘ったのかその大事業を考えると一歩一歩を無駄にできない気がしました。

ただ、人気の少ない時間は避けたほうがいいかも。

海底ですから。逃げようと思っても、エレベーター以外逃げられません。地下60mの恐怖を改めて感じますよ。

下関側から門司港側を望む。右写真はタッキーの手形(白い矢印)ドラマ出演の関係で色んな俳優さんの手形ありました。

サンデンバスで唐戸市場へだいたい10分に一本くらいの本数)

出口を出たら道路を渡って反対車線のバスで、唐戸市場へ。

バスを待つ間、目の前の山頂付近を行ったり来たりしている「火の山ロープーウエイ」の姿が小さく見えます。 

「火の山」っていう名前に先人の想いを感じます。

バスに乗り込み唐戸まで5分くらいでしょうか。

 

唐戸市場は、名物の寿司バイキングが大盛況。

ほとんど韓国とか中国から来た外国人でした。

2階から見た市場。皆さん目の色を変えて握りずしを選んでいましたよ

オバサンは、ちょっとこの混雑は無理。お腹もすいてないしな〜と2階に上がったら、入るつもりもなかった店にフラフラ入ってしまい「入るんじゃなかった~(後悔)」とか思いながら「大エビフライ定食」を食べてしまいました。

なぜに〜?

たぶん「大エビ」に惹かれたんだと思います。

エビが本当に分厚くてびっくりしましたよ。

大将と思われる人が大正えびです、と教えてくれました。

このエビ本当に大きかった!

「よし」という店。出てからよく見ると、なんだか有名なお店のようでした。

関門汽船で海を渡る

ここ唐戸から、小型の船で門司港へと戻りました。が、この船がまたね〜「となりのトトロ」に出てくる「ネコバス」かいっ!って思うくらい速いんですよ。ビュンビュンです。

お客さんを乗せたかと思うや否や、水飛沫をビシバシ上げながらカイツブリの夫婦みたいに水面を走ります。下関側から門司側まで5分!

ちょっと怖かった~。

ビュンビュン丸ですかー?ってくらい早い

下関側に戻るお姿

ね!

ね、って言われても…て思うかもしれないですけど、

・これだけの距離を旅してですよ

・壮大なる海もほんまもんのほんまもん

・乗り物に三つも乗ってですよ

・海底を歩いてですよ

・2つの県を楽しんでですよ

なんと!たったの800円

すばらしくないですか?

下世話なお話しではありますが、テーマパークのアトラクションなら潮風号に乗った時点ですでに…。

私は時間の関係で、駆け足で進みましたが、時間が許せば寄り道するところもいっぱいです。

 

宿泊は、プレミアホテル門司港

他にホテルあったかな〜?建築的にも現在の名前に至るまでの歴史的にもなかなか面白いホテルでした。

プレミアホテル門司港さんのHPです ⇩ よろしかったら。

https://premierhotel-group.com/mojikohotel/lp/arc.html

夕刻に海沿いを散歩していたら、映画のシーンのような黄昏空が目の前に。

  ⇩

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夕刻の美しさ

翌朝、早起きして海沿いを散歩していたら、

わらわらと人々が集まっています。

なにごと?

さりげなく紛れて様子を伺っていると、

ラジオ体操!

清々しい朝の空気と青い海を目の前にしながらの自主体操。

なんてすてきな町でしょうね。

海沿いだけでなく門司港駅舎の前にもラジオ体操の人々

気持ちよくご一緒させていただきました😁

出光美術館

出光美術館は都内にありますが、ここ門司港にもありました。

百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」のモデルとなった出光興産の創業者、出光佐三さんゆかりの美術館。

なんと若冲をやっていたんですよ。

(私の)筆が遅くてご案内がいつも開催期間に間に合わない

点数は多くなかったですが、土曜日でもゆったりと鑑賞できました。初めて実物を見ることができ、素晴らしい筆さばきと独創性を独り占めできてコーフン。

意外にも、併設(恐らく常設)されていた陶芸家 板谷波山展が面白い。何がって破山さんと実質的パトロン出光佐三さんのやり取り。破山の芸術を見返したくなって2周回りました!

 

おまけ 海峡ミュージアムのカフェ

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この広々とした空間。窓の外は海。

ちょうどピアノの生演奏もされていて、心くつろぐカフェです。

門司港の歴史から現代に至るまで、様々な工夫で楽しめるようになっていました。

ぜひ、行ってみていただきたいです。

 

こんなに素敵なところなのに、イマイチの賑わいなんですよね。

門司港って。

もっとたくさんの人に来ていただけるといいなと思いました。

もう一歩内側の門司港を歩くと、それを実感します。

日本って、本当に人が少なくなっているんだな~と。

「難あり」りんごと呼ばれるものはいったい何なん?

冷蔵庫からりんごを取り出し何気にポンと置いたあと、

小さな用事を済ませて振り返ると…

あれ?

目が合いました。

愛らしい顔がこっちを見ています。

何か言いたげだし、顔色も悪い。

どした?

何かあったの?

思わず声をかけてましたよ。

だって、ほら、見てください。

この顔。

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不安そうでもあり、悲しそうでもある。

何か言いたいことがあるようです。

食べられたくないの?かな。

そんな顔見たら、食べられないよ。

 

これは、生協さんで購入した「難ありりんご」

どこかに何らかの「難」があって、市場に出回る規格品よりも安価で売られています。

きっと、この目と口の部分や全体的に不安定な色ではじかれたのかな。

虫にかじられたのか、枝葉が擦れてできたのか、傷の正体はわかりません。

色がイマイチおいしそうでないのも、本人の意思ではなく日陰で育ってしまったとか、病気や災害を乗り越えたりしたとかなんらかの理由だと思います。

エリート規格品のリンゴたちと同様に、手をかけられて懸命に育ってきたんだろうけど、その過程でなにかがあった…

 

でも、傷口はしっかり塞がっているし、形だってちゃんと丸々した綺麗なりんごに育って、こんなに愛らしいです。

どうしよう~?

これは包丁入れられないわ~。

しばし考える・・・

このまま食べないでいれば、この子のリンゴとしての寿命は長らえるかもしれないけど冷蔵庫の隅で忘れられ、しなしなのシワシワになってしまう。

食べるとすれば、もう2度とこの子には会えない。

困ったな~。。。

 

そうだ!

こんな時こそ、ブログです。

愛らしいこの姿を、たくさん(ではないけど。私のは弱小だから)の人に見ていただける。

 

てなわけで、投稿する運びとなりました(笑)

その後は・・・顔を見ないようにして…

すいません。おいしくいただきました!

 

食べてみると、いったいどこに「難」があるのかな?でしたよ。

噛み締めるとジュワ〜ッと甘酸っぱいジュースが溢れました。

とってもおいしかったです。

今年も、生産者の皆さんが色んな思いを込めてリンゴを作ってくださっています。

私には、とても作ることができない食べ物です。

大切に思いながらいただきます。

 

なんとなく永遠…なんてあり得なかった

4ヶ月ごとに歯の定期点検に行っています。

定期点検の時期が来ましたよ~というハガキが届くと、あ〜もう来たか〜と気分が重くなります。とっとと予約して行けばいいだけなんですけどね。

歯医者。

それが、なかなか面倒くさくて。

今回も、とにかくやらなくちゃ!と「面倒くさい」にエイヤッと蓋をして行ってきました。

 

いつもの歯科医院の衛生士さんとは、かれこれ十年以上のお付き合いです。

歯のお手入れをしながら、あれこれ話しかけてくれるんですけど、こっちはお口人質状態ですから、あーあーとかうーうーとかしか言えないでしょ。

やっとこさお手入れの隙をついて、前歯の気になる箇所について相談したら、ショッキングなひと言をちょうだいしました。

 

あのね。年齢的にもう、前歯でカリッとかガリッとかはダメよ。危険危険!

とうもろこしも、かぶりついちゃだめ。手でむしって。

おせんべいも手で割ってね。

 

「サクッとカリッと禁止令」発令です。

なんだか胸の奥にひょろり~んとした寂しさ到来。

おせんべいもとうもろこしも大好物です。

ついでに、ナッツも大好き。

サクッとカリっと噛む、あの感覚がたまらない。

 

ナッツも危ないってことですよね?

恐る恐る尋ねると、

カシューナッツとくるみは、まぁまぁかな〜

アーモンドは危険ねー。堅いし。

特にアーモンドチョコレート、前歯でカリッとかやらないようにね!

イカとかタコも危ないわよ〜。

最後のその時まで自分の歯を使いたいでしょ?

気をつけてね。

 

はー。

さようでごさいますか。

ってね、何がショックかって、ここですよ。

「年齢的な」禁止令。

年齢的にもう危険です、ってこと。

なんでも、48歳を過ぎたらそろそろ気をつけた方がいいらしいです。

気持ちだけは元気でいるつもりでも、肉体は確実にちびりちびりと滅びつつあるわけですよ。老いってやつですね。

 

いくら時代が進歩して、人工的な歯だの、目のレンズだの、高性能な補聴器だの開発されても、自分のものにかなうものはないです。

私の目は、片方が人口レンズ。

超ど近眼が、あら不思議0.7くらいまで見えるようになったんです。

けどね、自分のレンズじゃないでしょ。

白いんですよ。

白が。

真っ白。

もう慣れましたけど。

自分の目って、長い間に少しずつ黄色に着色されてるんですよ。

使い込んで来た証拠みたいに。

見えてるものの色が、少しだけ黄色いんですよ。

あとね、人工レンズって、

自分のレンズより「見てる像」が大きいんです。

パオ~ンのぞうさんじゃないですよ。

目に映る像です。見えてるもの。

不同視っていうらしいです。

左右の像の大きさが微妙に違うって、最初は気が狂いそうでした。

もう慣れましたけど。(人間の脳ってすごい)

 

…って、ちょっと待って!

これだけ人間が長生きしてるから、人工知能だけじゃなくて、人工的な目だの耳だの歯だのが、もっともっと高性能になるかもですね(他力本願)

そこまでは生きてないか!(笑)

 

お若い方々は、今のうちにたくさんガリコリ楽しんでくださいねー。

実感わかないでしょうけど、体のパーツって永遠じゃないですよ〜。

 

プラスプラスプラスでもプラス増な人生もある

くらすこさん、落ち着いて来たのでご飯でも食べませんか?

嬉しいお誘いが届きました。

一年以上ぶりです。

町内の役員活動で出会った方。

彼女もまた、60歳定年を前に、同じ職場での再雇用を取るか、違う場所に飛び込むか選択に迷っていた一人です。

 

一昨年、ヨイショと腰を上げ、

何とかやり遂げることができた町内の役員活動。

慣れない人々との大変な一年でしたが、彼女とはそこで知り合いました。

役員活動が終わって、お疲れさまの打ち上げと称して女子4人会をして以来です。

一昨年のその打ち上げの時に、彼女は再雇用か、かねてから興味があった方向へのチャレンジか迷っていたのです。

・再雇用は精神的にもスムーズ。

・再雇用なら、人間関係も一から積み上げる必要が無い。

・再雇用なら手続きもスムーズ。

反面、

・60歳を越えたら、ガッツはあっても生物としての限界がやってくる。

・体力的に今まで同様に働くことが難しくなる。

・まだ元気でいられる今だこそ、やってみたいことを優先したい。

 

そんなこんなで、彼女も相当迷ったみたい。

色んなチャレンジをしたようです。

今回は二人だけで、ちびちびお酒をいただきながらしっぽり話ができたので、前回は聞けなかった彼女の今までの人生も聞くことができました。

それはそれは、順風満帆。

約40年前の学生時代から追いかけてきた希望や野望、それらをひとつずつ階段を登るように実現してきていました。

そしてついに、今までの絶対的安泰な職場での再雇用は見送り、新しい職場に降り立ったのです。

私なんか及びもつかない、高いスキルが必要な職業。

たくさんの経験と特殊な学びが必要なニッチな世界でした。

それだけに、一度なんらかの仕事を請け負い気に入られると、そこからまた新たな声がかかって次へと繋がっていった、そんな人生でした。

気に入ってもらえなければ声がかからなかったし繋いでもらえなかったはずです。

彼女の人柄と仕事ぶりを信頼した誰かが、違う場所へと導き、手を差し伸べ、次へ次へと繋がって行ってるんです。

しかも、出会うはずのない偶然の出会いがあちこちにあり、その人たちがまた偶然にも繋がっていたりして。

彼女の言葉で言えば、「世界って案外狭くてびっくり」・・・

すごいなあ。

何かを成し遂げた人によくあるパターンな気がします。

彼女にそういうと、

そんなそんな自分なんかと謙遜しつつ、

けれども、こうやって今の場所に辿り着いたってことは、自分に何かやらなきゃならない使命があるんじゃないか?そう思うようになったのよね。それが何なのか、まだわからないけど!

そう言って笑っていました。

なるほど、その使命へと導かれてるのかな。

いつかその使命に気がつくのがまた、楽しみね!

 

以前、負のエネルギー、マイナスエネルギーをプラスに変えることの素晴らしさを書きました。が、彼女の場合は、

プラス+プラスエネルギーからのプラス増し増し!

もうプラスしかないじゃないですか。

小さなランプから飛び出すのは、悪者ジーニーじゃなくて強大な力を持ちつつも心優しい利他的なジーニー。

始まりは小さなランプの中でも、長い年月を経る間に力をつけたジーニー。

ランプを飛び出して、新たなる自由の世界に羽ばたいた。

話を聞きながら、私も一緒にわくわくしました。

 

しかし、外から見るとプラスばかりの順調な人生でも、そこに至るまではたくさんの難所や失敗があったはず。

「大学を卒業する時の就活は、どんどん落ちて全然受からなかった。だから、とりあえず受かったところに入った。そこで働きながら勉強して、希望の会社にリベンジしようと目論んでいた。けれど、入ったところが案外楽しくてもう辞めなくていいやってなった。楽しみつつ自分のやりたいことをアピールし続けていたら協力してくれる人が次々と現れた。そして、今の彼女がある」

彼女の話を要約するとそういうことになるけど、それって、かなり努力してきたってことよね。

結局は、彼女の人柄が繋いだ(と私は思う)縁で決まったのだけれど、

今回の新たな職場に辿り着くまでも、「何回も落ちた」と屈託なく笑っていたし。

きっと、彼女にとって失敗や転倒は、何でもない次へのステップ。

難所でいちいち落ち込んでも無駄だしね!

流されて気持ちいい時は、そのまま流れに乗る。

どこからか人が運んでくれたチャンスはきっちり掴む。

 

60歳を過ぎてもまだ、目の前にどんどん道が広がっている。

選んだ道が時代にマッチしていたこともあると思うけど、マイナスをマイナスと感じずに、プラスへプラスへと変換していくキャラクターと能力。

そんな彼女と知り合えた私もまたラッキー。

 

話しが尽きずに、閉店の時間となりました。

数日前に満月だった月を探しながら、

赤ちゃんなのにイチョウの形のイチョウの葉っぱが感動的なこと、

空に突然かかる虹に巡り合えた時の、はーっ!ていう気持ち。

60歳を過ぎて気づく、

「見えていたけど見てなかった」

目の前の小さな幸せについて、

小学生みたいにきゃあきゃあ語り合いながら帰りました。

ある日の空。すごくないですか?動物たちが一斉にどこかへ向かって行進してるみたい。

デイヴィッド・ホックニー展で森の風に吹かれました

行きたいと思いながら、なかなか行けずにいたホックニー展。

やっと行くことができました。

東京都現代美術館です。

東京都現代美術館メイン入場口に貼られていたポスター

半蔵門線 清澄白河駅から徒歩9分。

今年の夏は連日の猛暑。9分も炎天下を歩くのか〜と思っただけて萎えてました。

(余談ですが、この清澄白河。「きよすみ」白河駅なのに、いつも「せいと」白河と読んでしまいます)

それが、この日は曇り空。

ちょっぴり雨も降りそうな、でも、晴れ間もでそうな絶好のお天気。

しかも、平日。

行くしかない!

とは言え、清澄白河駅のB2出口を出たら、右にまっすぐ進み、三つ目の交差点をまた右に行くだけでした。

途中に、あれ?

高層ビルの右手ガラス窓に虫?

虫なわけないよね・・・ゴミ?
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あ!あれは!
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あんな高い所で!

清掃中でしょうか。

つい最近、八重洲の工事現場で落ちるはずのない鉄骨が落下する事故が起きたばかり。

どうぞ、ご無事で!
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あちこちゆっくりと眺めながら、知らない町を歩くのはやっぱり楽しい。

脳内の細胞たちがざわざわ動き出しています。

あっという間に到着。この左手駐車場がもう美術館。
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木場公演に隣接しているのかな。
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ここから先は、ホックニーさんがiPadと出会ってからの作品となります。

このブースに至るまでに、彼の歴史的な作品をワンサカ見ることができるのですが、

私は、このブースに辿り着いて中を覗いた瞬間、ため息とともにフフ、フワ~ア!という感嘆の声を漏らしてしまいました。

ワクワクが止まらなくなったからです。

ほんの一部ですが、掲載させていただきます。

もちろん写真撮影オーケーのコーナーです。f:id:yamanekoMP:20230922213925j:image
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これは、展示場入口の横に設えてあった作品の一部を用いたでっかいポスター?ですが、皆さんこの前で写真を撮っていましたよ。もちろん、この絵の実物も展示されていて、それはそれは息を飲むほど惹きつけられる作品でした。

あんまりたくさん掲載すると、映画のネタバレみたいになるから、この辺でやめておきますね。まだまだまだ、心躍る作品がいっぱいです。

コーフンしすぎて、ひとりなのに歯まで出してニンマリしている自分がいて怖かったです。

それを見た人の方がもっと怖かったかも(笑

会期は、11月5日までです。まだ間に合いますね!

 

この展示会に向けて、彼がインタビューに答えている画像が延々と流れている場所がありました。その中での彼の言葉。

(私の記憶なので、一語一句正確ではありません)

人生を愛しています。

わずかでささやかな人生でしたが。

・・・

皆さんに言いたいのは、

自分がなすべきことを楽しんで、ありのままの自分でいること

 

過ごして来た長い年月の、自分の人生を愛していること。

なすべきことを楽しむこと。

いいな~と、しばらくの時間こころの中で転がしました。

 

(余談)

地下にあるレストラン「100本のスプーン」で、お昼をいただきましたよ。

広々してとても気分のいいレストラン。

なんのため?天井にこんな鏡が ↓↓

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平日だと言うのに、番号を取って一時間くらい待ったかな~。

でも、あちこち見どころが満載だったので見回っているうちに時間が経っていました。

1歳未満のお子さんを連れたママたちがたくさんでしたよ。

居心地がいいのかな?

ラザニアをいただきました

今回初めて、この東京都現代美術館を訪れたのですが、ここすごいです。

美術関係の書物いっぱいの洗練された図書館や、子どもだけの図書室、人口の川のような池、でっかいオブジェ、おいしいレストランにカフェ。

一歩外に出れば、木場公園

午前10時半に入館し、気がつくと4時になろうとしてました。ラッシュに巻き込まれないように急いで帰りました。

心の中には、清々しい木々や葉っぱの風が吹いていました。

一味なシークワーサーが教えてくれたこと

料理家 栗原はるみさんのインスタが好きでよく見ています。

その中で、すだちの皮を干して石臼でごりごり擦って粉状にし、七味の一つとしてお使いになっているのを見て「」となりました。

確かに、七味の中にみかんの皮だのなんだの入っています。

シークワーサーの皮でもできるかも!?

 

その時、ちょうど生協さんにて、一年に数回でるかでないか、もしくは今回限りの沖縄産のシークワーサーを発見。新鮮なシークワーサーなんて、なかなか手に入らないからと注文していたのです。

 

作ってみよう! 楽しみー!

どんなのができるかな。

心がぐつぐつしました。

 

シークワーサーちゃん、届いてすぐによ~く洗い、夫T氏とともにまるで内職のように全ての皮を剝きました。

実の方は、さくさくカットして、そのまま冷凍庫へ。

凍らせて飲み物に入れたり色んな用途に使う予定でございます。

 

さて、まだまだ真夏のような炎天下にて干し上げること数日。

からっからに干しあがりました。

太陽様、毎回本当にいい仕事してくださいます。

自然の偉大パワー、太陽に感謝!

もうほとんど完成したようなもんです。

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石臼は無いので、ワクワクしながらミルにかけます。

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ゴゴーッ!ゴー!(←挽く音)
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お茶ですか?

てな感じですが、柑橘のいい香りがしております。

周りに飛び散った粉状のものをそっとなめてみました。

苦い!

これは、失敗なのか?(小さくショック)
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と思いましたが、ここまでやりましたので、

とりあえず、瓶へ。

七味にはしません。

シークワーサーの風味のみを楽しむ「一味シークワーサー」とします。
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でね、色んなものに振りかけて見ましたら。

これが、すごい。

こんなに小さな粒々なのに。

天つゆなんて、さわやかなポン酢か?(←言い過ぎ?)ってくらい、柑橘の風味。

冷ややっこに、焼いた肉に、魚に、シャカシャカかけるだけで、おいしー。

たのしーい。

少し大きめに残した破片が、歯で噛みしめるたびに「シークワーサー❤️」ってなります。

こんなに小さい粉粒の皆さんなのに、なぜか心にほかほかした大きな幸せ。

 

そう言えば、便利で簡単な色んな家電があるのに、それらを使う時、時間が短縮されるとか手間が減るとか、そんなことばかり考えてました。

逆に、使ったら余計な洗う手間がかかるからと使いもしなかったり。

ちっとも幸せ~なんて思わなかった。

だけど、ほんの少しの思いつきと発想を、行動に起こすだけで、思わずニンマリしてしまう小さな幸せを手に入れられる。

日常のすぐ手の届くところにあるものに、ちょっと気づいたりしてミニなニンマリを増やしていくのもいいものですね~。

栗原さんにも感謝です。

 

りんごジャムもある意味心の伝道師ブラムリー

料理用のすっぱいりんごって、紅玉だけだと思ってました。

赤くてピカリと光る紅玉。

紅玉以外ですと、煮ても焼いてもなかなかあそこまで煮崩れてくれません。

 

紅玉の季節が終わると「ああ~…」と心の中に残念な風が吹いていたここ数年。

コロナのせいなのか歳のせいなのか、最近はりんごジャム作るのもなんだか面倒で、あ、紅玉出たな、と思いつつも目の端で見て通り過ぎていました。

そうやって「まだあるまだある」と確認だけしているうちに、ある日忽然と店頭から姿を消していて小さなショックを受けるのです。

しかも、ここのところ、紅玉の季節が過ぎ去るの早い。

 

ところがです。

青い(ホントは緑色)料理用りんご🍏が販売されているのを発見。

珍しい〜!

長年利用している生協さんにありました。

今回、販売されてた青いりんごちゃん。

長野県で栽培されたブラムリー・シードリングという名前です。

今回限りの限定品ですって。

買うしかないです。

買ったからには、自分の尻を叩く材料にもなります。

 

届いたのが、これ。

アップルファームさみず(長野県)って書いてあります。

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よ~く洗って。

みずみずしさが、はじけてます。
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こんな蜜入りだったので、おいしそ〜と食べてみたら、レモンみたいに酸っぱかった!


さぁ!煮ますよ〜。

お砂糖の力でリンゴのジュースをじくじく出してもらわなくちゃなりません。

小っちゃい小っちゃいとろ火でスタート。
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お砂糖は、これ! ↓↓

生協さんの回し者みたい(笑)
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煮ている間に瓶の皆さんに集合してもらいます。

こんなもんかなー。

この日のために貯めておいたのでした~。

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ほらほらほら、短時間でこんなにずぶずぶに煮崩れてくれました。

さすが、料理用りんごです。
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瓶に詰めて。

この光景が、なんか好きです。
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いくつか友達のところにも貰われて行きました。

おいしく食べてもらえるといいなぁ。

もらっていただく時、必ず聞くんです。

りんごジャム食べる~?

返って来る答えは色々。

食べる~!

よっしゃ~!これ持ってって~!

あんまり食べないかな~。

わかったー。

食べる人、私だけだからたくさんは要らない~。

じゃあ、小っちゃい瓶ね~。

正直に言ってくれるのがありがたい。

食べないな~、ノーサンキューって、案外言えそうで言えなくないですか。

嬉しい!ありがとう!ってもらっておけば何の角もたたない。

でも、それをせずに、正直に答える。

これって、究極の思いやりだと思うな。

 

ジャムの味は、紅玉よりすっきりした酸っぱさ、かな。

なんとなくツンデレな感じ(笑) なんやねんそれ

皮もとても風味がありそうだったので、皮だけのジャムも作ってみました。

実だけのジャムとはまた違う、コクのある力強い風味でした。
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