やっとこさ格安シムに変えました

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スマホiPhone)の更新月がやって来て、この度やっと重い腰を上げて、

格安シムに変更しました。

 

今までのキャリア ソフトバンク 

 7,700円越/毎月

 

高い!!!

 

去年までは、フルに忙しく働いていたのでついついそのままにしていたのですが、

パートタイマーとなった今、この支払は高すぎ晋作です!

 

あれ? スマホの2年縛りって、去年撤廃されたのでは?

そう思われるかもしれません。

が、注意が必要です。

調べてみたら、私の場合、解約違約金がかかるタイプでした。

 

違約金がかからないのは。。。

① 2019年9月13日以降に契約したプラン

② 端末代金支払い済み

 

私の場合、端末代金はとっくに支払い済みでしたが、2年縛りのある時代に契約したプランなので、かかってしまう、というわけ。

しかし、これをかからないようにする裏ワザ的なものもありました。

それは、①の9月以降の新プランに変更すれば、変更手数料もかからないし、かつ、違約金も発生しない、というチョット見、おいしいようで、オバサンにはおいしくない内容でした。

 

だってね、当時の違約金がかからなくなる新プランって、ミニモンスターとかウルトラギガナンチャラとか、さらに高くなるプランしかなかったんですよ。

わたしゃね、ゲームもしないし、動画もそれほど見ないんで、す、よ!

目が疲れますからね。

小さい字が見えづらいですからね。

今は、また、時代に合わせた新プランが登場してるみたいですけどね。

 

そして、今回の申し込み方法は2択。

A) 店舗にて

B) WEBで

 

店舗で手続きすると、契約手数料が3000円かかる上に、コロナの影響で予約必須、かつ、予約は大混雑しているということ。

 

てなわけで、恐る恐るウェブサイトから申し込みしました。

 

ソフトバンク ➡ ワイモバイル へ 

 

機種変更の煩わしさが頭にあったのでドキドキしましたが、やってみると思ったより簡単でした。

 

そもそも、ワイモバイルはソフトバンクグループ。

なので、

 マイソフトバンクで行うことは、シムロックの解除のみ。

 MNP転出の必要がない。(むしろ、しないでください、と出ます)

 ワイモバのシムが届いて、シムを入れ替え、メールの設定をすると、自動的にマイソフトバンクがマイワイモバイルに変わった。➡ 逆に言うと、ソフトバンクの支払金額とか契約状況とかが見れなくなります。(先に確認してスクリーンショットとかを取っておいた方がいいと思います。)

 Yahoo プレミアム会員情報は、そのまま引き継がれます。

また、

 我が家の場合、夫がすでにワイモバなので、家族割の適用が可能。

   家族割で2回線目以降、毎月500円引き。(主契約は割引にならない)

  ただし、これには、

  主契約者(夫)の同意書と本人確認(免許証など)が必要。

  同意書 ⇒制定用紙の雛形をダウンロードしてタッチペンで署名。

   本人確認 ⇒免許証をスクショ。(これってチョと怖い)

   上記二つを添付して送信。

 

てなわけで、やれやれの変更が済みました。

5月を3日ほど残しての変更でした。

いったい、どのくらいお安くなったでしょうか?

 

6月の終わりごろにクレジットカード会社から、請求が届き。

 

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少し見にくいですが、 ☝ ソフトバンクの請求が2つ。

上が、今までの、ソフトバンクの請求額    7,702円

下が、新しいワイモバイルの3日分の請求額   374円

 

やった~!☆☆彡

そう思っていたところ、追いかけるようにこれが届きました。

 👇

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 え!!! 12,650円!

どゆこと?(´;ω;`)

 

ソフトバンクに2回も支払うの???

何かのまちがいじゃない?

 

よ~く見ると、どうやら、クレジットカード会社からの請求は、

4/11~5/10までの分

今回の、解約手数料3000円の上乗せされたものは、

5/11~5/27までの分

らしいです。

オーマイガー!(´;ω;`)

 

面倒なことを後回しにしてきた自分への報いでございます。

解約違約金とか気にせずに、とっととやっておけばよかったです。

おばかです、あほです、トンマです、おたんこなすのチーチキチー野郎、野郎じゃないな、めろう、いや、ババア。。。

 でもね! これを見てください!

 👇

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6カ月の新規割とかが適用されてると思います。

まだ、確定前なので、どう転ぶかわかりませんが、なんか嬉しいです!

 

叱るときに発動されるのは豊かな想像力がいい

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芝生の小道を歩いていたら前方から声がした。

 

「入っちゃだめ! 怒られるよ!」

 

芝生には、ー養生中です。入らないでくださいーそう書かれた白い板が立っていた。

3~4歳くらいの子供が柵をかいくぐって芝生に入ろうとしていたのだ。

声の主の若い父親と思われる人物が、幼い子の手を引き戻していた。

「怒られるよ」と。

 

 こんなに、だだっ広い原っぱを見たら誰だって足を踏み入れて駆け回りたくなるだろう。

親にしてみたら、子供の喜ぶことはなんだってやらせてあげたい。

自分だって、駆け回って嬉しそうにしている我が子の顔を見たいのだ。

どんどん入って、思い切り遊ばせてやりたい。

だけども、養生中。

 

 でもちょっと、待って。

 

「入っちゃだめだよ」

 で、そのあと、

「怒られるから!」

 

  ふぇ? ? ?

 

いったい、だれに怒られるというのだろう?

どこからか鬼のような形相をしたオヤジが走り出て来て、その子を叱り飛ばすとでもいうのかな?

叱るのは親のあなたであって、他の誰でもない。

自分が叱って嫌われたくないのかな。

 

怒られるからだめだよ、叱られるからだめ、そう子どもを注意する声。

時々耳にすることがあるけど、そのたびに、違和感を感じる。

いや待って、てことは、親のあなたは構わないと思っているってことよね。

今回のことで言えば、パパは入っていいと思うけど誰かに怒られるといけないから止めよう、ってこと。

きみもパパもぜーんぜん悪くないけどさ、入っちゃって暴れまわったってかまわないんだけどさ、怒る人がいるからさ、怒られたくないじゃん、だから止めようね。

そーゆーことよね。

大事なのは、芝生に対する思いやりとか、芝生を育てている人への気遣いなんじゃないかな。

きれいに保って皆に楽しんでもらおうと地道な作業を重ねて努力している人がいることを瞬時に想像できる力。

その力があれば、感謝こそすれ「誰かに怒られるからだめだよ」なんて言葉は出て来ないはず。

芝だって公園だってトイレだって、もちろん家の中も、どこだって、ほっといて勝手にきれいになったり美しくなったりするわけじゃない。

そうなるために、やってくれている誰かがいるのだ。

 

・ 止めるのは「怒られないため」と教える。

・ 止めるのは「なんのためなのか」「なぜなのか」を教える。

・ 何だか知らないけど怒りが湧いて親自身が叱る。

 

どれを選ぶかは親次第。

かく言う私も、何だかわからないけど怒りが湧いてきて叱り飛ばすことも多く、あれはたぶんワンオペのストレスを子どもにぶつけてたのかなと、今さら反省することばかり。

 

 ふと見ると、

 「きれいだね~。入りたいよね~。

 でも、この子たちね、草の赤ちゃんなんだよ。

 踏んづけられたらイタイ~イタイ~ってなるの。

 かわいそうだよね。

 ○○ちゃんも、踏んずけられたら痛いからやだよね。

 ほら、あっちの葉っぱを見に行こうか?」

 

そう言って坊やを優しく誘導しているママの姿があった。

おみごと!

子どもは、擬人化を何の抵抗もなく受け入れられる生き物。

ほんの少しの想像力で、坊やの頭の中に絵を描いてあげられる。

そんなふうに逆に心が豊かになれる表現ができるなんて、なんてすてきなんだろう。

子育て中のキリキリしたあの頃の自分に教えてやりたいな、なんて思いながら緑の小道を歩いた。

 

 

地球上で最強なのは植物じゃないだろうか

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 我が家に長年住みついている方がおります。

 

モンちゃんといいます。

もう17年くらい経つでしょうか。

当時、オシャレなイメージで日本に上陸したイケヤさんに堂々のママチャリで乗り付け、300円くらいで購入し、前かごにポンと放り込んで持ち帰りました。

そのくらい小さなモンちゃんでした。

 

当時は、子供たちも中高生で青春を謳歌中。

ワタクシも、まだまだ子育てまっさかりで、毎日のパートと我が子達のご飯作りに髪を振り乱して奮闘している時代でした。

それが、ひとり、ふたりと巣立って行き、夫T氏との二人暮らしに。

その後、別所帯に家族は増えて、

今や、孫までこの世に存在している。

 

そうやって時代が移り変わる中、部屋の片隅で粛々と「 生きる 」を繰り返してきたお方。

それが、観葉植物モンステラのモンちゃんです。

 

モンステラってすごいです。

どんどん大きくなるんですよ。

鉢を大きくすればするほどでかくなるんです。

 

ある日、新木場の夢の島植物園に行ってモンちゃんの親戚の皆さんのお姿を拝見したんですが。

 

愕然としました。

 

そこには、モンステラの葉と太い根っこでできた巨大なカーテンがありました。

 

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なんだこれはー!!!

 

広がれる空間があればあるだけ、でかくなる。

 

それを見てからは、鉢は入れ替えないことにしました。

何回か葉っぱ全落としもしましたが、すぐに小さな柔らかい黄緑色の葉っぱを出してきたなと思うや否や、出しては育ち、出しては育ちを繰り返して、またまた大きな葉っぱになるんです。

 

葉っぱは、どこから出るかと言うと、一枚の葉の茎からです。

一枚の葉の茎の根元にそっと、抱き込むようにして茎に擬態させながら育てます。

段々と膨らんで、

ある日、ほどけて葉っぱになって出現するのです。

一枚の葉から一枚が生まれます。

ちょうど、ソフトクリームのコーンの重なりを伸ばすように。

そして、古い葉ほど、緑は濃くなります。

 

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 人間がウィルスに恐々としていても、モンちゃんはどこ吹く風。

文句ひとつ言わずに、ただじっと、そこで生きている。

 

少しのお日様と、少しの水、それに適当に温度があれば、生きていける。

生き延びて、子孫まで増やせる。

 

食べるものも着るものも、見栄も学問も要らない。

 

人間をはじめ動物たちが、ウィルスとかなんらかの理由で滅んだとして、

植物は何事もなかったかのように生きているのかもしれないな。

 

新しい仕事はじまる。

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新しい仕事が始まって半月が経ちました。

コロナの影響で全面的に営業というわけではないので、仕事を覚えるのには都合がいい状況。あまり忙しくないので、余裕をもって覚えられます。

ワタクシ的には助かったでございます。

 

相方の先輩女性スタッフMさんは、一生懸命に教えてくださり感謝しかないです。

とにかく一生懸命です。

教えながら仕事をするのはなかなかに骨の折れる大変なことです。

お疲れになると思います。

 

そんな中、 個人情報をも、惜しみなく教えてくださいます。

休憩中はもちろん、ちょっとした仕事の合間にも、他のスタッフさん達のことを色々と注入してくださいます。

年齢、お住まい、勤続年数、前職、趣味、仕事に臨む態度など知っている限りの個人情報をお与えくださいます。

大変ありがたいですが、え?それ、私がもう聞いちゃっていいのかなと、ちょっと戸惑うことも。

こういう方に、大事なことをうっかりしゃべると全員が知っている状態になるので気をつけなきゃなりません。

大事なことって?

いや、今んとこ別にないですけど! \(^o^)/

もうすでに、住まいも年齢も家族構成も握られましたー!

Mさんのことは、敬意を込めてオツボネーゼMさんと呼ぶことにしまーす。

 

まだ、始まったばかり。

雇用してもらえただけでもありがたいです。

自分の時間もたっぷり取れる雇用形態ですし、

地域の個性的な方も、ぼちぼち登場し始めました!

どーいう展開が待っていますか。

そんなこんなを楽しみながら頑張りたいと思います! 

 

 

人生のもち時間が雲りでも晴れでも

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忘れたかったが、覚えていた。

病院に行かねばならない。

 

 とは言え、6カ月も前の予約である。

ハッキリ言って、たった一人の患者が予約をすっぽかそうがどうしようがどうでもいいに違いない、その上、このコロナ騒動で病院は大変なことになっている。

半年前の予約なんかむしろ忘れてもらいたいのではないか?

 

 そう思って、もう行かない気分90%でのらくらしていた。

すでに予約時間には間に合わない。

迷惑だろうとは思ったが、恐る恐る電話をしてみた。

「コロナで緊急事態になっているので今回は無理に来なくてもいいですよ」

きっとそう言われる。その期待しかなかった。

がしかし。

「コロナの影響?

 う~ん、外来の方が少なくなってるくらいですね~。

 え? 一時間くらい遅れるんですか?

(少しの間)

 いいですよ~。」

全くの期待に反したお返事であった。

 

行かねばなるまい。

気持ちよく「いいですよ~」と言われてしまった。

超絶ハイスピードで支度をして病院へと向かった。

前回の時、次で卒業だと言われたし、これで最後ならまぁいいか。

 

一昨年の冬に目の手術をした。

そのとき事前の検査で撮った胸の写真に白い影が見つかった。

それで、経過観察のフォローアップとなってしまったのである。

この一年の間にもう2回もCTを撮ったが、特に変化もない。

「先生、これもう無罪放免じゃないですか? 今回で終わりでいいですよね?」

毎回、先生に訴える。

なんとかして来たくない。

担当医は、優しくさわやかな歌声で「ひまわりの約束」を歌う秦基博さんに似ている。

なんとなくほんわかしていて、細い目がいつも笑っているようなお顔立ちだ。

医師業務にこのひまわり顔はなかなかに有利だな。

「フォローアップは最低2年! あと少し頑張りましょう」

ひまわり先生に悪気もなくそう言われたら、はいと言うしかない。

 

でも今回でラストのはず!

 

病院に向かう道。

少し手前に横断歩道がある。

そこには、すぐそばに歩道橋もある。

歩道があるから、渡る人はほとんどいない橋だ。

少し手前でタイミングよく青になったから、いつもの癖で、小走りに歩道を渡ってしまった。

 

常に急いできた。

何かと競い合うように、早いほうを選んで行動してきた。

いつ人生のラストが訪れるかわからない。だから、一分一秒を無駄にせずに生きよう。

一分一秒の間にできるだけたくさんの事を詰め込もう。

いつもその囁きが頭の中のどこかにあった。

人生にはきっと、そういう時代が必要なのだ。

 

今は。

どうやらそういうガムシャラ時代を過ぎてしまったようだ。

同じ一分一秒の、ひとつひとつにじっくり向き合いたい。

次々と過去になっていくこの一瞬一瞬が愛おしい。

やり直したくても、たった今さっきの過去にすら戻れないのだ。

残っている未来の時間、一瞬一瞬を楽しもう。

 

道路を渡る時間の数秒の差なんか、もうどうでもいいのだ。

検診結果でセーフが出れば、あの橋を駆け登って帰ろう。歩道橋に枝垂れている木々の、命みなぎる緑とりどりの葉っぱを愛でながら軽い足取りで上り下りしよう。

歩道橋を見上げながら、そう決めた。

万が一、ソッコーで入院などという事態になったらそれはそれ、その時考えればいい。

 

病院へ到着すると、入口の様子がいつもと違っていた。

まず、入口と出口を明確に分けて開け放しており、出口から入る人がいないように案内の男性が立っていた。

さらに、入口の風除室に入るとすぐさま、そこへ立ってくださいと、足形を指し示す女性の声がした。

足形?

女性の顔を見る余裕もなく、これかなと足形に合わせて立つや否や、顔を上げた途端真ん前にジャジャーン!と自分の体のサーモグラフィが現れた。

顔周りが緑色で、お腹の周りが赤くなっていた。

「ほほ~!」

熱は無い。でも必死で歩いて来たから体は熱い、などど感慨に浸っていると、

はい!36.5度ですね。

女性の声が聞こえた。

見ると、画面上方にでかでかと36.5の数字。

な!なるほど! 熱のある人を一瞬で見分けるあれかー!

感動と驚きに若干よろけながら振り返って進むと、今度は、白いボトルの女性が待機している。

アルコール消毒してくださいね。

シュパシュパ。

手にたっぷりとアルコール消毒液をかけてもらって、やっと本館へと入場できた。

コロナ対策、おそるべし。

窓口はどこももれなくビニールシートで飛沫を防いでいる。

色々と努力をなさっている。

でも、入り口のお三方は、立ってなくて座っていても良くない?

きっとコロナの影響で、あの入り口に立ってください。そう言われて今までは別の仕事だったが急遽入口担当になったにちがいない。

本来ならそこに立っていなくても良かった人々。

人の往来も少ないのにと、なんとなく申し訳ない気持ちになる。

 

検査を終えて、担当医ひまわり先生の診察。

 名前を呼ばれて、診察室に入ると、いつもはうっすらと伸びかけた熊五郎のような髭と一緒に先生の笑顔が待っているのだが、今回は白いマスクに覆われて見えなかった。

若干緊張したが、すぐに解けた。

肺の写真を見ながら、

「まあいいでしょう。」

そう言って、マスクの目でいつものようにひまわり笑いをした。

やった!

これで本当に無罪放免。もう来なくていい。

「よかった~。これで終わりですね!」

にこにこして言うと、違うという。

なんだって!?

先生、先生、話しが違う。

食い下がったが結局、次回に何ともなければ本当にラストという確約を取って診察を終えた。

診察室を出る背中に、

「お大事に~」とお気楽な先生の声。

「先生もお元気でー!」半年後にまたお会いしましょう。

「はーい」と少し笑っている声を聴きながらドアを閉めた。

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こんな、生命の維持に全くの関わり無い挨拶のような言葉のやり取り。

そんな小さな関わり合いが、どれだけ人をハッピーにしているか。

今回のステイホームでより一層実感した。  

若かろうが老いていようが関係ない。

人は人と言葉を交わすことで、元気になれるのだ。

 

雑談こそ、大いにするが良いぞ。

ふと、白髭の重鎮じいさまの声がした。

さすがわかってますね! じいさま。

でもね、じいさま、雑談って案外むずかしいよ。

 特に、それほど親しくない人とはね。

オンラインみたいに顔だけで雑談するのはもっとね。

目的を同じにするテーマがあれば別だけど。

同じ空気の中でこそ、雑談は 盛り上がる。

 

ほっとした帰り道。

横断歩道がもうすぐ赤に変わりますよと点滅しているのが目に入り、大急ぎで走り寄って渡ってしまった。

あら~。。。

ま、いいか!

次回こそは、歩道橋を使おう。

ゆっくり階段を上り、せわしなく行きかう車の流れを真上から見物し、たたたっと軽快に降りて行こう。

鶴見川とオペンホウセの彼ふたたび

 

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暑くもなく寒くもなく、出歩くのには絶好の季節。

緊急事態宣言は解除されたがしかし、未だコロナの影響で無防備に出かけるのは憚られる。

 

三密にならなければいいんじゃないか。

 

誰しもがそう考えるのであろう。

最近の鶴見川の河原は、かつてないほどの賑わいであった。

ワタクシは、コロナ禍に見舞われる前から、この河原を愛用している。

言わば、鶴見川の重鎮、そう呼んでいただいても差し支えないほどのヘビーユーザーなのである。

そこへ、河原? しょっぼ! んなとこ行かねーわ。 だっさ! と、普段ならさんざんの罵詈雑言を並べ立てていたような若僧たちが、これ幸いとこぞってやって来ているのである。

たっぷりと白髭をたくわえたじいさまなら、両手の杖をガンッとひとつ鳴らして、

(じいさまは御高齢なので杖2本がデフォルト)

「控えおろ~!!!

この鶴見川様をなんと心得ておる。

世が世なら荒くれに荒くれて怒涛のようにお前たちを押し流してしまうところじゃ~!

やたら歩き回ったり走ったりボールで遊んだりして楽しく過ごして(若干じいさまのやっかみが入っている)鶴見川の神々を怒らせるでないぞよ~ふんふんっ!」

と、息まいていることであろう。

 

たしかに。

じいさまの言う通り、古来この鶴見川は荒くれものの氾濫川であった。

 

洪水による被害も多く、それをなんとかしようと、新横浜に洪水調節機能を持った多目的遊水地が作られたのである。

まだ記憶に新しいラグビーワールドカップ 日本 対 スコットランドの熱戦が行われた、あの横浜国際総合競技場日産スタジアム)もここにある。

洪水対策のため、横浜国際総合競技場日産スタジアム)も高床式だ。

高床式スタジアム、珍しいと思う。

さらに興味深いのは、遊水地の「堤防のしくみ」である。

当時、工事に携わった方の話しをテレビで見たことがあるが、中でも越流提の高さのあんばいがものすごく難しいとおっしゃっていた。

✿越流提とは、水量調節のために堤防の一部を低くしたもの。

 

興味を持たれた方は、以下をご覧いただきたい。

国土交通省関東地方整備局ホームページより抜粋。

 

このおかげで、昨年の記録的大雨の時も洪水による被害を免れることができたのだ。

実際、少し歩くだけでも、鶴見川ではこのような木々にちらほらと遭遇する。

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倒れている

 

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倒れても葉っぱを青々と繁らせている

けなげである。
むき出しの土がまだ新しい。

恐らく、昨年の大雨の時に流されそうになりながらも激流に耐え、しがみついて根を張り、上へ上へと葉を茂らせたに違いない。

 人間も含め、色んな生き物が懸命に生きようとしている。

 

流れる川、木や雑草の緑、餌を探す鳥たち、上空に広がる空、それらを眺めながら歩くとなぜか平穏な気持ちになる。

人間には、そういう遺伝子が組み込まれているのだろう。

 

ある日青空の下、買い物帰りに遠回りして清々しく河原を歩いていると、いきなり黒い影が視界に飛び込んできた。

海の中で言えば、わやわやと楽し気に動き回る小魚たちの中に、突然現れた大きな黒いサメ。

明らかに、場違いで異質な存在だった。

なに?

鋭い牙を持ったシャークのような黒い影。

目をこらすと、

あの、オペンホウセ君、その人であった。

 

まだ、売れずにいたのだ。

最後のひと区画。

ラストいっこが!

 

とうとう、ここまで足を延ばして来たのか。

呼びかけてものったりと横たわって応えない、地面の土の皆さんと過ごす時間に終止符を打ち、ついに、小魚たちが楽し気に過ごしている明るい世界へとやって来たのだ。

人気のないところで、しんみりと地面と向き合いながら過ごす時間。

それはそれでいい時間ではあったろう、がしかし。

彼はまだ若い。

そりゃ~そうだろう。

ただ、寝そべっているだけの地面より、命みなぎる生き物に魅かれてしまうのは自然の摂理だ。

がんばれ。

若者よ。

君の人生はまだ始まったばかりなのだ。

若者を横目に見ながら遠ざかろうとすると、

 

「家建てませんか、良い土地ありますよ」

 

不意に声が降って来た。

 

そうであった。

黒い影を確かめようと、視線をやった途端ロックオンされてしまったのだった。

なんとこの日、彼はきちんと上着をはおり全身黒。

顔もまっ黒に日焼けしている。

カラフルなTシャツやランニングスーツが飛び交う中のブラック。

逃げ場のたくさんある河原では、全身黒まみれの異質なシャークなんか誰もが当然のようにスルーする。

まして、視線をくれたりはしない。

したがって、自分に向けられた視線は敏感にキャッチして離さない。

彼は再び、ロックオン営業に方針を転換したのだ。

いや待てよ。

もしかしたら、オペンホウセ君は、二人交代なのかもしれない。

前々回のロックオン営業がオペン君で、前回の地道な地面の友がホウセ君なのかもしれない。

とすると、今回のロックオン営業はオペン君なのか?

もはや、ワタクシに区別はつかない。

オペン君とてホウセ君とてそれは同じ。

前々回と前回の万歩計の歩数稼ぎのオバサンが同一人物だとは、気づきもしないだろう。

 

ある程度の年齢に達すると、人物の区別は難しくなってくる。大体、見た感じ同じように見えるのだ。そして、最終的には、もはや、オバサンなのかオジサンなのかもわからなくなるのだ。

んなこた、今、考えている暇はない。

なにかを返さねばならないのだ。

 

「あ、い、家は、家はありますから!」

 

歩みを止めずに、彼の前を通り過ぎながらワタクシは言った。

家はある?

なんという愚直な返答。

我ながら、そんな薄っぺらい返答しかできなかったことを後悔した。

「持ち家ですか?」「借家ですか?」「住み替えませんか?」とか追撃されたらどーすんだ。

心の中で自分をののしりながら次の一手を考えていると、ふいに後方から声がした。

 

「あは、あはは、そうですよね。

  家、あるなら要らないっスよね。。。」

 

自虐するような力のない声だった。

 

簡単だった。

 

簡単に終わってしまった。

追撃もなかった。

それで良かったんだな。

オペン君よ。 

ホウセ君よ。

 

小さくなっていく彼の姿を背中で感じながら、そのまま遠ざかった。

言いようのないモヤモヤだけが残った。

 

それから、一週間。

 

売り出し中の赤いのぼりがはためいていた、あの場所へと足が向いた。

別に暇だったわけではない。(言い訳)

前を通ると、そこにはもう、赤いのぼりも、一個だけのアルミ製のテーブルも無かった。

三区画分の土地が、緑色のビニールシートを被って静かに横たわっていた。

ただ、静かに。

 

やり遂げたんだね。

おめでとう。 

オペン君なのか、ホウセ君なのか、オペンホウセ君であったのか今でもそれはわからない。

このパンツはいたら他のがはけなくなった

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なんだかんだ言いながらも、ステイホームが板についてきつつある今日この頃。

しかし、おうちにいるのって、簡単なようで意外と難しい。

 

 すっころんでいるようで ⇒ していない

座ってるようで ⇒ 立ちあがる

立って歩いたら ⇒ 膝をついて床のシミを気にする

シミをしげしげと眺める ⇒ ゴミでなければ立ちあがる

立ったはいいが何するか忘れる ⇒ 仕方ないのですっころぶ

すっころんだ途端思い出す ⇒ 立ち上がる

 

と、まあ、つまり、あれこれ動き回っている。

動き回るのに気になるのが、足さばきだ。

 特に、パンツ類。

ここで言うパンツは、俗に言う、パンツーまる見え方面のあれではない。

まる見えていい方のパンツだ。

 

おうち時間にパンツだと、良いようで良くない。

正確に言うと、良くないところがある。

・ 膝を曲げればぎゅーぎゅーきつい。

・ 座るだけでも、膝が締まる。

・ 立ち上がった時に膝がポッコリ出てくる。

あれ?

こうして書き出してみると、膝あたりの不満に終始している。

 

そうであったか。

ワタクシは、膝方面の窮屈さに我慢できずにパンツをはけずにいたのだ。

 

そんな私の目に、ある日パンツが飛び込んできた。

正確に言うと、カタログに載っていたパンツの画像が飛び込んだ。

なんだこれは!?

 

ばるーーーーーーーーーーーん ぱんつ

伸ばし過ぎ。

バルーンパンツ。

 

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さすが、バルーンと命名されているだけある。

腰から下、足首でキュッと絞られるまで、ふんわりと膨らんでいる。

良いぞ。良いぞ。

これなら、アラジンのジーニーみたいにおうちが狭くて窮屈な思いをしていたお膝周りの皆さんにご満足いただけるのではないか?

まるまるして外にはいて出るにはチョット。。だとしても、おうち時間を快適に過ごせるのではないか?

なんと言っても、掃除などの家事をするのに大活躍するのではないか?

そう真剣に考えたワタクシはさっそくのご購入へと至った。

税抜き価格 2990円。

 

届いてみると、、、

でかっ!
 Mサイズを頼んだはずだがデカい。

若干の不安を抱きながらはいてみる。

 

え?

割といい。

てかむしろ、ええやん。

動きやすいし、思った以上に生地もしっかりしている。

お膝まわりどころか、どこもかしこもゆったりしている。

野に放たれたジーニーのようにお膝まわりの皆さんも生き生きしている。

パンツがふんわりしている分、全体的にはホッソリしてみえる(気がする)。

鏡を見ると、何となく、「今日から俺は」に出てくる主人公、誰だっけ?賀来賢人さんが演じてる番長じゃなくて組長じゃなくて、ほら、悪そうにみえて実はいいやつのあの人。金髪のヤンキー!そお!三橋。(ここまで辿り着くのが難儀)三橋がはいているパンツを想像してほしい。あんな感じ。

三橋のパンツの上にオバサンの顔。。。

 

しばし上向きの白目になって考えたが、

 

ま、いっか

 

という結論に達した。

 

オバサンという生き物に達するまでには、このような ま、いっか の悟りが幾重にも必要である。

 

現在はというと、かなりのお気に入り。

外へも堂々とはいて出ている。

コロナ対策で、マスクを着用しているから顔もはっきりしない。

「この人、もしかしたら、もーしかしたら、目の下は若いのかもしれない」そういった暗示さえかけることができる。(たぶん)

コロナを逆手に取った作戦である。

 

問題はあれだ。

まだ、掃除などの家事に大活躍するまでには至っていない。

それに関して申しますれば、バルーンパンツ様であろうが、そのほかのパンツ様であろうが大差はないかと(ワタクシの場合)。

 

結論

おうち時間でごろごろするのにも、立ったり座ったりするのにも、動きやすくて大変良い!

緊急事態宣言が解除されて、ゆるやかに外出もできそうな気配であるが、とりあえず、スニーカー履いてお買い物やお散歩に出かけるのに最適。

掃除などの家事にも、大活躍することまちがいなし!

オジサンにも、ニッカボッカかな?て感じでいい。

 

ちなみに、「今日から俺は」の三橋がはいているのは、学生ズボンの変型判で、

ボンタンというらしいです。

 

 

オペンホウセの彼が教えてくれたこと。マスクへの挑戦。

 

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その日は、真夏のように暑い日であった。

 外出自粛制限の中、許されている生活品の買い物に出かけた帰り道。

運動のために少し大回りして帰ろう!

ふと思いついて、遠回りすることにした。

ひと気のない住宅街を進んで行くと、赤いのぼりがちらちらしている。

赤いのぼりに、「売り出し中」の白い文字。

 

そこに、彼は、立っていた。

アルミ製の小さなテーブルひとつ。

胸の厚みではちきれそうな白いカッターシャツを腕まくりして、少しよれたスーツのズボンに埃を被った黒い靴。

白いマスクの下にはまだあどけなさが残っていそうな風貌が、髪の毛をパサつかせて肩をいからせていた。

 

何週間か前にも、その同じ場所で、やっぱり彼は立っていた。

その時もまた、万歩計(スマホ)の歩数を稼ごうと遠回りしたのだった。

 

そこは、掘り返したあとそれほど日数が経っていない、まだ、湿り気を含んだ茶色い土地が赤いロープで囲われていた。

以前の建物が取り壊され整備された土地だと容易にわかった。

庭のない小さな二階建ての家が建つ(あくまでワタクシの私見)広さの土地、三軒分。つまり、三区画。

赤いのぼりの脇には、ジャニーズの長瀬君が小学生となってCMを展開する不動産会社のロゴが。

おぺんほうせ (← あくまでCMの長瀬君読み)。

そう、彼はあの会社の営業マンのようであった。

 

前回、通りかかったその時は、まだ、まるまる三軒分残っていた。

彼は、近づいて来るワタクシを獲物のようにロックオンし、3メーター以内に来たところで「いかがでしょうかー!なんちゃらかんちゃら~」とかなんとか思い切り叫んで、若さの発散のまま躊躇なく挑んで来たのだった。

うーわっ。ま、まずい。

こんな人の通らないところでくそ真面目に大声でマンツーマンに営業されても困る。

面倒なので、そそくさと逃げるようにスルーして通り過ぎたのであった。

 

しかし、今回は違う。

こんなにもひと気のない場所で、恐らく上司から「おまえやれ」と言われ、「え、俺っすか。は、はい、わかりました。やります!」とか体育会系のがっつりしたよい子のお返事をし、言い渡された場所で「ここか~⤵」と思いつつも「頑張るしかないか!」と腹をくくり、何日もの苦難を乗り越え、今まさに、まだ!ここに立っている彼。

そんな彼を、見殺しにはできない。

人どころか猫だってそうそうは通らないようなところだ。

まして若くてきれいな女性なんか通らない。(きっぱり)

通るのは、万歩計の歩数を稼ぐためにのらくら歩いてくるチョットきれいめの(うそ)還暦のおばさん(ワタクシ)くらいなのだ。

スルーした一度目の時から、恐らく、2週間は経っている。

その間、若さ溢れる彼の人生の貴重な時間を、この物言わぬ茶色い土地と共に過ごしてきたのだ。

人生的に見れば、あっという間の時期である。生き物にとって黄金期といってもいい活力爆発期の極めて貴重な期間である。

年表にまとめたら、シャープなあごのラインの写真とともに、観客の目を一番に引き付ける時期である。

そんな大切な時間を、話しかけても応えず、のっぺりとしてただ横たわっているだけの空き地と共に過ごしてきたのだ。

雨の日も風の日も。

真夏のように日差しが照りつける今日のような日も。

そして、彼は悟った。

 

「誰かれ構わず声をかけても無駄である」、と。

 

なぜなら、前回のような若さに任せただけのロックオン営業を、彼はしてこなかった。

ワタクシに。

彼は、修行を積んだその目で、一瞬にして見抜いたのだ。

 

「ただの万歩計の歩数稼ぎオバサンじゃん」、と。

 

見透かされたこの時点で、すでに勝負はついていた。

しかし、ワタクシは、心の中で白髭の重鎮のじいさんのように静かに決意した。

今こそ、彼に声をかけようぞ、と。

真っ黒に日焼けした彼の顔に、息子を想う慈悲の心すら湧いている。

慈悲をまとった挑み。

怖いものはない。

まして、土地を買う気なども毛頭ない。

マスクの下で笑顔を作りながら、一気にたたみかけた。

 

「うわ~。暑いのに大変だね。え?座っちゃいけないの?

たった、ひとりでそこに立ってるのツラいよね~。せめて座れるといいのにね~」

 

 すると、

 

「いやっ、別に座ってもいいんっスけどね。なんつーか、、、」

 

言葉を探すように大きな体を左右に数回揺らして、

 

「立ってた方がいいんスよ。」

 

少し照れながら、彼は答えた。

 

ワタクシの脳裏に、お気に入りのびっくりして飛び上がったパンダの LINEスタンプが閃いた。

「 す、座っても、、、座ってもいいだと!?

 へー。椅子は無いけど? 座ってもいいんだ。意外に上司優しい?」

心の中で呟きながら、

負けた  そう思った。

 

なぜなのだ?

なぜ、つらいどころか、「自分、一日中でも一年でも、こうやって辛抱強く突っ立ている方がいいんっす!自分!」(言ってはないけど)と、高らかに宣言できるのであろうか。ぐるぐると3秒くらい考えを巡らせた。

巡らせたが繋がらないスマホの画面のようにぐるぐるするばかりで、気の利いた返しは出て来なかった。

 

「ずいぶん焼けたね~。頑張ったんだねー!

。。。あ、でも、違うか!その日焼けは、サーフィンとかそっちか! ははは。。。」

 

かろうじて、「若いんだね」という言い古された言葉だけは吐かずに話を前進させることができた。

やったぜ、と心の中で若干ガッツポーズをしているワタクシに、 

 

「違いますよ」

 

彼はそう言って、突然、白いマスクをはずして顔を見せた。

 

その顔には、くっきりと、マスクの形があった。

白いマスクをはずしても、また透明のマスクが出て来た。

肌色の透明マスクの中で、彼の笑顔がはじけていた。

顔の中に、マスクの形に焼け残った四角い跡。

それは、サーフィンや遊びでできた跡でないことの証明だった。

 

やり遂げた。

 

雨の日も風の日も、太陽に向かって真っすぐに立ち微笑むヒマワリのように。

彼は、正真正銘、体育会系の一本どっこ であった。

一本どっこの精神で、彼は、彼の仕事をやり遂げたのだ。

 

ところで、一本どっこって何?

明らかに混乱の渦に投げ込まれたワタクシは、言葉を失くした。

あとはもう、「仕事中にごめーん。ありがとねー」と手を振りながら、逃げるように立ち去るのが精一杯であった。

 

遠ざかるワタクシの背中に、彼の声が追いかけて来た。

「こちらこそー!

ところで、お友達とかで土地を探してる人いませんかー!

最後のひと区画なんですー!」

 

完全に負けた瞬間であった。

 

しかし、ワタクシは学んだのである。

マスクの下にあった、まぶしい彼の笑顔から。

思いついたのである。

 

なるほど。

透明なマスクがあったら、営業に有利であるな。

接客をする人々にとって、笑顔とは重要な戦闘アイテム。それが今や、封印されているではないか。目元だけで感情を表現するのは、なかなかに至難の業である。

ルパン三世に出てくるマモーみたいに、猛烈な数の皴をもってすれば可能であるかもしれない。

しかし、一般的には難しい。

ワタクシとて、すれ違うかわいい赤ちゃんやワンちゃんを、じろじろじっくり見たいが、敵意がないことを示す笑顔がマスクで封印されているので、無駄に近寄って来るただの怪しいオバサンに成り下がってしまう。したがって、残念ながら見れずにいるのだ。

 

 透明なマスク。

いいな。

それが無理なら、マスクに笑顔を描いてしまう!というのはどうであろうか。

店に入ると、角刈りだろうがモヒカンだろうがまる禿であろうが、トンガリ眉毛でもカミソリ眼でも、満面のマスク笑顔があちこちにいっぱい。

それらが、一斉にこっちを向いて「いらっしゃーい」と叫ぶ。

別の意味での、若干の恐怖も味わえる。

ステキではないか?

表情の着せ替えマスクもいいかもしれない。

マスクが進化する時代がやってきたのだ。

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そんなことを、彼から学び取ったある暑い日。

 

知らなかったけどVRの世界ってすごいですね!

録画していた、VR(バーチャルリアリティ)を楽しむお蕎麦屋さんの番組を見ました。

 

蕎麦屋さんの若大将が趣味のVRを通じて、アバターとなって世界中に友達はできるし、シンガポール人の女性と知り合い結婚するし、お蕎麦屋は繁盛するしっていうリアルなお話だったのですが、一番関心を持ったのは、VRの世界で本当に世界中の人と袖すり合って、英語でもお話ししてたってことです。

 

それを見て、年数だけ積み重なって全く実力はついてないのに、英語を勉強した気になっているチャランでポランなワタクシは衝撃を受けました。

 

令和に生まれたら、当たり前すぎて気がつかないんだろうと思いますけど、何かを勉強したいって思った時の選択肢って、今、すごいなー!って。

 

例えば、語学番組の進化。

恐ろしく、

すごいっすよ!

その進化のすごさを比較するために、若干、昔ばなしを織り交ぜながらお話しますので、鼻くそでもほじりながらテキトーに読み飛ばしていただければと思います。

 

現在ワタクシと夫T氏は、主に、NHKの 語学アプリ ゴガク と、LINEさんが運営する 翻訳アプリ Papago を組み合わせて英語を勉強しております。

それらのなにがすごいってね。

 

まずは、、、

✿ 語学アプリ ゴガク 

  ・いつでも聴ける → 昔みたいに、ラジオの前にかじり付いて始まるのを待たなくていい。

 

何回でも聴ける → 昔みたいに、あー!聞き逃した〜( ;  ; )とか、聞き取れなかった〜(T-T)とかの心配なし!

 

好きなところで止められて、戻って聴き直すこともできる → 昔みたいに、時間を待って「今だ!」って録音ボタンを押して必死になってテープレコーダー ( ←懐かしい!) に録音し、血相を変えながら進むボタンとか戻るボタンとかでワチャワチャやらなくていい。

 

・レベルに合わせて色々ある → 昨年いちから始めたT氏も今や「基礎英語3」。

 

・好みに合わせて色々ある → ワイワイ系が好きとか、とにかく聴きたいとか、息抜き程度が良いとか、気分と好みで選び放題。

 

メニューがこんな感じです ↓

 


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それぞれの先生方が、楽しく学べるように色々と工夫されておりますしね、何といっても、これだけの機能を持ちながらも聴くだけなら、

全て、ただ! 無料!

 (私が始めたころは、一応、NHKの受信料を払っていることが条件でした)

 

今、え?それで?それが?って、鼻ほじほじしながら思ってるアナタ!

間違いなくフトドキモノでござるよ。

武士の時代だったら、鼻に指を入れようとした瞬間に斬られてますよ。

これだけのことしてもらおうと思ったらあなた、どれだけのお金を使わなきゃならんかったか! 

てかね、むしろ、たとえお金出せたとしても、(私は出せませんけど!)そんな技術も革新も無かったんですよー!

 

そして、長い年月が流れたんですよ。 

昭和に生まれたアナタなら、おわかりいただけるはず。

ワタクシが、就職したり転職したり子ども育てたりして、そんなことに一切関心を持っていなかった間にですよ。

粛々と、技術を進化させてくれた人々がいたわけですよ。

それ考えたら、もうもう、感涙すると同時に、使わない手はないです。

 

で、次に、、、

✿ 翻訳アプリ papago

 

このように、画面を見ていただくとヒッジョーにわかりやすいですが。

 


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入力でもいいし、papagoに直接語りかけてもいいのです。

海外の人とお話ししたい時に利用することが前提で作られているものだとは思います。

 

しかし、我が家では、スマホが私のと夫のと2台ありますので、アプリ ゴガクのどうしても聴き取れない部分をT氏のスマホで再生し、私のpapago先生に聴かせて文字にしてもらう!

という手を使っております。

 

私とかT氏が、わからないなりにもなんとなく英語で喋って聞き取ってもらったりもしましたけど、絶対に発音が間違ってるので、見当はずれのクッソ面白い文字起こししてくれます。

それはそれで、オモロイんですけどね。

 

 発音が致命的に日本語になってしまう夫T氏なんか、聴き取れない部分を自分で言ってpapago先生に文字にしてもらうっていう、papagoさんには過酷な作業をまだやるか!っていうくらいたびたび行ったんですけども、(なんせルーティーンT氏ですから)なんと!そのおかげで、T氏、RとLの発音が区別できるようになりました。

すご!

 

つまり、papagoさんの登場によってですね、あたかも我が家に、とても辛抱強いネイティブ先生が、何度でも何回でも聴き取ろうとしてくれて、あーですかー?こーですか?って文字にする努力を文句も言わずにやってくれる、っていう、ありがた~い仮想イングリッシュティーチャー (←朝ドラ エールのミュージックティーチャー風にお願いします) が出現するっていう事態になるんですよ!

すごっ!

 

テキストとかも不要になりますしね。とか言ってね、買ったことないですけどね。

本当に感動ものです。

 

しかしですね! 弱点もあります!

 

インはできるけどアウトができない。

どういう事かって言うと、学んだことを実践する場がないんです。

そこいらに、そーそー気のいい外国人が歩いてるわけじゃないですしね。

道も聞かれてないのに、いきなり、あの角を曲がって〜とか道案内されたら驚愕されるだけです。

 

きっと、オンライン英会話とかすれば解決できるんでしょうけども。

 

そしたらですよ!

話は最初に戻ります。

始めにお話ししたVRのお蕎麦屋さんなんか、仮想環境の中で、な、な、なんと!

 

リーアールーな!

本物の!

現在、ただ今、息をして生きてる外国人と!

お話ししてるわけですよ。

自分も相手もアバターではありますが、リアルタイムでお話しするんですよ。

しかも、学習しようとか、意図せずしてです。

 

すごっ!!!

 

こんな語学学習のやり方があったかー!

 

って、脳天をぱっかーんと、かち割られたほどの衝撃を受けました。

 

もうね、うひょうひょしてしまいますよね。

だって、アバターで参加できるんですよ。

アバターで!

経年劣化した自分の顔を晒さなくていいんですよ。

長年使い込んだあばただらけの正体を明かさなくていいんですよ!

これがホントの「あばたー」。。なんつって。。。スミマセン

その上、コロナに感染する心配もない。

ステキすぎる〜。

早くVRで仮想世界に羽ばたいてみたいなー!って本気で思ってしまいました。

ちょっとまだ、私には難し過ぎるんですけど、なんか必ずその日が来るような気がします。

 

あとね、今、旅行業界がえらいことになってますけど、地方とかの旅館やらホテルさんやら、観光ポイントがバーチャルの世界に登場してくれたら、アバターですっごいかわい子ちゃんになってお客さんとして行ってみたいな〜、なんてことも思いました、よ!

 

そのうち、みんなアバターで出歩くようになるかもですね!

 

ま、でもね、先日もまた、まる線連合のオバサン四銃士でオンライン女子会して、楽しくてストレスも吹っ飛びましたけど、後半は、

「早く会いたいね〜!」

ていうセリフが飛び交いました。

 早く唾の飛沫をかっ飛ばしながら、みんなでワイワイしたいです。

 

仕事始めはどんどん遠くなるけどスカロケがハッピー過ぎて全て忘れました

 5月になりました。

4月からスタートするはずだった仕事が、コロナの影響でどんどん延期になり、ついに、

5/31までお休みになってしまいました。

 

ガッカリしつつ、大好きなラジオ番組 スカイロケットカンパニー、通称スカロケを聴きながら、いつものように家事をしておりますよ。

 

以前は常に、タイムフリー機能で追っかけ再生して聴いていたんですけど、今は時間に追っかけられることもなく、リアルタイムで聴いております。

家事をやりながら、泣いたり笑ったりするだけじゃなくて、歌ったり踊ったりする余裕すらある今日この頃。

ノリのいい曲がかかったりすると、キッチンからお玉持ったまま踊り出てきて、夫T氏を困惑させる元気すらあります!

え?迷惑?

 

この番組はね〜、ワタクシの心の栄養剤なんですよ。

番組名にカンパニーと付いてるのは、番組自体がスカイロケットカンパニーという架空の会社で、リスナーが全て社員、という設定になっているから。

ワタクシなんか、社歌まで歌えますからね。

 

くったくたに仕事して帰って来て、まだ、そこからご飯のしたくとか色んな家事をしなきゃなんないわけですけど、

あ〜もう今日ムリーっ!

ていう日がちょくちょくありました。

そんな日は、コートとか着たまま、いったんドスーンってそこいらに倒れ込んで意識を失うことにしてたんですけど、その時、いつも、このスカロケをradiko(ラジコ)で追っかけ再生して耳元でかけたままにしてたんですよ。

 

なんでかっていうと、スカロケを耳元セットした状態で失神すると、ちょうど30分くらい経ったところで、ふとね、まじで、ふと、目が覚めるんです。

 

この番組のMCを本部長役のマンボウやしろさんと、その秘書役の浜崎美保さんがなさってるんですが、本部長か秘書のなんらかの奇声とかオタケビとか話し声で、たぶん、目が覚めるんだと思います。

 

そこからオウリァァ〜!と起き上がり、ニヤニヤしたり爆笑したりしながら疲れを忘れて帰宅後の仕事ができたんです。

魔法みたいでしょ。

 

そして、今回!

そのスカロケが、やってくれました!

 

題して、スカロケリモ飲み!

すなわち、ラジオ番組のリモート飲み会

 

なんと、なんと、放送終了後、放送終了後!にですよ。

30分間、本部長と秘書がzoomを利用した画像で現れて、リスナーがそこにツイートしまくる!

っていう企画を敢行したんです!

きゃーーーっ!!!!!

楽しい!

 

次々と色んなこと、思いついたらやっちゃう番組なんですよ。

 

いよいよ始まりの時間を迎えようとする時、リスナーのみんなもワクワクドキドキでツイートをフライングしたりして待ってたんです。

 

そして、ついにスタートターイム!

ん?

はーじまらなーい!

時間になってもはーじまらなーい。

 

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さっそくの不具合発生!

爆笑!

それもまた、スカロケっぽくて最高。

 

あ〜、今頃、スタッフの皆さんが大汗かいてガタガタやってんだろうなーて思ってたら、他のリスナーのみんなも、そう思ったんでしょう。

待つわ〜いつまでも待〜つ〜わ♫

っていう内容のツイートが、次々と湧いて来て、この初めての試みをあったか体制で見守る。さすが!スカロケのリスナー!ラブ❤️って思いました。

 

そんなわけで、出だしも中身もグダグダのだらだらした30分だったんです。

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でもね!

なんか楽しかったし、

参加リスナーは1万人超え。

すごいです。

 

グダグダのだらだらになろうと、今!この時にみんなのためにできることやりたい!

そこに、みんなの笑顔があるかもしれないから、飛び込んでみようじゃないの!

やってみようじゃないの!

試してみようじゃないの!

 

失敗を恐れない心意気。

 

スッバラスぃです。 

 

これを機に、新しいラジオ番組のやり方として普通に定着するかもしれないし。

 

今まで誰もやってなかったけど、誰かのために、もしかしたらいいんじゃない?って思うこと、とりあえずやってみようとするって、これからの時代にめっちゃ必要じゃないです?

 

マスクにしたって、そお。

マスク買えない

 ↓

マスク作ろう 

 ↓

白でなくても良くない?

 ↓

柄物もいいねえ

 ↓

そんなこんなで、今、皆さんそれぞれおしゃれマスクを堂々と付けてる。

リボン付けてみたり、動物付けてみたり。

なんか逆に、楽しみに変えてきてる。

 

今回のリモ飲みも、「外出できな~い」「集まれな~い」から編み出されたものだと思いますし。

 

時代が変化してますよね。

誰かが仕掛けるんじゃなくて、どうしようもないところから時代が劇的に変化している。

そんな、をリアルに目の当たりにしてるんですね。

まだ、生きてて良かった~。

こんなBBAの私にも、何かできることないかなー。

 

誰かのために、もしかしてできるかも!にチャレンジするって、

なんてステキなんだー!

\(^o^)/