シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

新潟への日帰り旅②あじわい深いお土産とへぎ蕎麦

せんべいは日本が誇れる最高のお菓子ですよ。だって、あんなお菓子他の国にあります?お菓子でなくてオヤツとか夜食でも良さそうなのに、お菓子の部類に入っている。

シンプルでうまい。飽きない。バリバリお口の中が楽しい。

せんべいよ永遠であれ!って思います。

 

そんなわけで、新潟市にある「せんべい王国」へ行ってみました。

ばかうけ」とか「星たべよ」で有名な栗山米菓さんが運営する施設です。

あのね。

浜松にある「うなぎパイファクトリー」なんかをイメージして行ってはなりません。うなぎパイファクトリーがゴージャスなテーマパークに思えますし、工場を見学したからといって小さなお土産をいただけるわけでもありません。

しみじみしてます。ハッキリ言って地味です。

しかし、たいへん大らかな印象を受けます。親しみやすいというのかな。

ついつい、ここでわざわざ買う必要のない小型せんべい界の王者「柿の種」まで買ってしまいました。

施設の傍らで、手焼きでせんべいも焼かれています。

なんと炭火です。米兆というせんべいを焼いているようです

職人さんが、でっかい網に乗っけて焼きます。

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もちろん、この「米兆」(こめちょう)がお土産として売られています。

袋物のせんべいとはお値段の格が違うのでひるみましたが、味見用のかけらをいただいたところ、カリリと噛んだ瞬間「!」となりました。これが炭火手焼きの実力なのか〜!そんじょそこらのおせんべいと歯触りも風味もまるで違う!とつい買ってしまいました ⇩  

なんと新潟産コシヒカリ100%!

高級せんべい米兆「べいちょう」と読んだら「こめちょう」でした。確か500円だったような?新潟で売り出し中の米「新之助」100%のせんべいもありました。

4枚入ってました。個包装。

さらに、別のお土産屋さんで、気になったのがこれ。 ⇩

とても気になる「まめてん」

これまた地味でしょ。でも、「新潟かくれ味」ですよ。

作り方に技が要るんだと思います。「全国菓子博」で技術優秀賞を受賞されてます。

「小麦粉に大豆を混ぜてせんべい状に揚げた」だけに見えますが、裏を見るとその通り。小麦粉と大豆と少しのうるち米に調味料だけ。

素朴~。噛めば噛むほど味わい深そう~。こういうの好き~。

つい買ってしまいました。予想通りの味わい。裏切りなし。

甘味党の夫T氏でさえ、これやめられない~と叫びながら食べていました。

ルックスがすてき。ちょっとおつまみのイカ天に通ずるものあり。

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さて、もう一つ。

素朴で裏切らないお菓子「かりんとう

夫T氏が大のかりんとう好き。しかもこのカリントウ、普通じゃなくない?

ただそれだけの理由で買いました。

まっすぐなようで、若干刀のようにカーブしてます。しかもデカイ。

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いただいてみると……!

こ、これは、ただものではないです。

第一、歯が折れるくらいのツワモノを予想して恐る恐るかじってみると、

堅くない!

オールドファッションみたいなドーナツがもう少し堅くなった感じの生地にたっぷりの糖蜜がコーティングされてる感じ。

怖がらなくても歯は大丈夫(私基準)。

沖縄の黒糖のカタマリかな~と思いながらかじると、あれっ?中に懐かし味のクッキーが入ってた、そんなかりんとうさんです。

 

さてさて、名残惜しいですが日帰り旅。帰らにゃなりません。

ここはひとつ、胃袋関係の皆さんに頑張っていただいて、旅を締めくくる、名物へぎそばをいただいきたい。

へぎそばと普通の蕎麦と何か違うの?と言えば、へぎそばは、海藻の布海苔をつなぎに使っているのだそうです。

だからと言って、布海苔のことを「へぎ」と言うわけではないそう。

「へぎ」とは「剝ぐ」がなまった言葉。木を剥いだ器に盛り付けるから「へぎそば」と言うらしいです。

 

食べてみると、食感のツルツル度が違います。

韓国の冷麺と日本蕎麦の中間くらいの弾力。

日本酒 極上吉乃川をお猪口一杯ずつちびちびやりながらのふきのとうの天ぷらとへぎそば。

至福でした。

教えていただいた町中の小嶋屋本店さんには時間的に行けず、長岡駅ビルの小嶋屋さんへ。

新潟では蕎麦といえば小嶋屋さんらしいのですが、同じ小嶋屋さんでも色々と系統が違うそうです(レンタカー店のスタッフさん情報)

新潟って、おいしいもの盛り盛りですね。

新潟から長岡へ向かう高速道路から見渡せる景色には、一面の平野が広がっていました。ここで、あのおいしいお米や作物が生まれるのでしょうね。

今度は、もっとゆっくり新潟を味わいたいなあ。

 

最後にひとつ注意点!

新潟は、水曜日がお休みのお店が多いです。

お目当てのお店に行かれる際は調べてからがお勧めです。

帰りの新幹線の車窓より。沈みゆく夕陽。