シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

一味なシークワーサーが教えてくれたこと

料理家 栗原はるみさんのインスタが好きでよく見ています。

その中で、すだちの皮を干して石臼でごりごり擦って粉状にし、七味の一つとしてお使いになっているのを見て「」となりました。

確かに、七味の中にみかんの皮だのなんだの入っています。

シークワーサーの皮でもできるかも!?

 

その時、ちょうど生協さんにて、一年に数回でるかでないか、もしくは今回限りの沖縄産のシークワーサーを発見。新鮮なシークワーサーなんて、なかなか手に入らないからと注文していたのです。

 

作ってみよう! 楽しみー!

どんなのができるかな。

心がぐつぐつしました。

 

シークワーサーちゃん、届いてすぐによ~く洗い、夫T氏とともにまるで内職のように全ての皮を剝きました。

実の方は、さくさくカットして、そのまま冷凍庫へ。

凍らせて飲み物に入れたり色んな用途に使う予定でございます。

 

さて、まだまだ真夏のような炎天下にて干し上げること数日。

からっからに干しあがりました。

太陽様、毎回本当にいい仕事してくださいます。

自然の偉大パワー、太陽に感謝!

もうほとんど完成したようなもんです。

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石臼は無いので、ワクワクしながらミルにかけます。

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ゴゴーッ!ゴー!(←挽く音)
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お茶ですか?

てな感じですが、柑橘のいい香りがしております。

周りに飛び散った粉状のものをそっとなめてみました。

苦い!

これは、失敗なのか?(小さくショック)
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と思いましたが、ここまでやりましたので、

とりあえず、瓶へ。

七味にはしません。

シークワーサーの風味のみを楽しむ「一味シークワーサー」とします。
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でね、色んなものに振りかけて見ましたら。

これが、すごい。

こんなに小さな粒々なのに。

天つゆなんて、さわやかなポン酢か?(←言い過ぎ?)ってくらい、柑橘の風味。

冷ややっこに、焼いた肉に、魚に、シャカシャカかけるだけで、おいしー。

たのしーい。

少し大きめに残した破片が、歯で噛みしめるたびに「シークワーサー❤️」ってなります。

こんなに小さい粉粒の皆さんなのに、なぜか心にほかほかした大きな幸せ。

 

そう言えば、便利で簡単な色んな家電があるのに、それらを使う時、時間が短縮されるとか手間が減るとか、そんなことばかり考えてました。

逆に、使ったら余計な洗う手間がかかるからと使いもしなかったり。

ちっとも幸せ~なんて思わなかった。

だけど、ほんの少しの思いつきと発想を、行動に起こすだけで、思わずニンマリしてしまう小さな幸せを手に入れられる。

日常のすぐ手の届くところにあるものに、ちょっと気づいたりしてミニなニンマリを増やしていくのもいいものですね~。

栗原さんにも感謝です。