シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

コロナ真っ最中。でも、やれることやろう!

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 この肉の皆さんについては、後ほど。

 

コロナ騒動で、学校が一斉休校になって2週間以上が経過。

元気なジジババが、コロナをまき散らすんじゃないよ!!!

そんな罵声がSNSで飛び交う中、BBA静かにひっそりと暮らしておりましたが、BBAにも用事がございます。

3月半ば、出かけてきました。なけなしのマスクとアルコールを装備して。

 

 ひとつ目は、銀座。

  平日の昼間。

 

さすがに、外国人の姿を目にすることはなかったが、人通りは普通。特に少ないとは感じなかった。

 

用を済ませて、連れの友人が探してくれた焼き肉店へ向かう。

 

通常なら、2,000円のランチが、期間限定でなんと半額の1,000円で食べられるという。肉好きの連れが、肉に目がくらんで決めた。

消費税を入れても1,100円。

半信半疑で、どうせたいした肉も接客もないだろうと期待せずに行った。

 

駅からのアクセスは銀座・有楽町はもちろん、たぶん新橋からでも苦にならない感じ。

できたてと思しきビルのエレベーターを降りるとそこはすでに店内。

ショーケースの中にこれ見よがしに並んだ様々な肉の塊と、店の女将らしき人が満面の笑顔で歓待してくれた。

それはそれは、優しくて穏やかで気取りが無くてそれなのに華やかで、彼女自身がとても素敵なのになぜか思わず「かわいい~!」と愛らしく感じる。そんな接客。

 

テーブルとテーブルは十分に距離がとられており、個室を取らなくても親密な話しもできそう。

 

ダークな色でまとめられたシックな店内。

飲み物は、ビールよりワインが似合う。

焼きながらワイワイ食べるというより、選りすぐった良い肉を目で楽しみ、ひそやかに話をし、さわさわと笑いながらいただく、そんな雰囲気。

 

つまり、 高級な焼き肉店。

 

さらに、料理が出てきて驚いた。

重厚な皿にオシャレに盛り付けられたローストビーフの前菜サラダ、牛の旨味たっぷりのスープ。

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そして、ガチの炭火。

こうして、各テーブルに炭をおこすだけでも相当なコストなんじゃないか?

おばさんは色々と庶民的な心配をする。

 

目の前で、何本もの真新しい炭に火を入れる。

 

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炭火がきちんと赤く光り始めた頃合いを見ての、

肉の登場。

 

山形のさくらんぼ鶏のもも肉。

タン。

ブリスケの薄切り。

盛り付けも、冒頭の写真をご覧いただければおわかりのように美しい。

 

                       

間違えないでいただきたいのだが、

今回、これを書いたのは、こんなのを食べたよ!という事ではない。

このメニューは、お店にとって明らかに赤字だと思う。

出せば出すほど赤字になる、恐らく、広告費として考えての苦肉の策。

                        

 

その上、コースはこれで終わらない。

なんと、デザートとコーヒー(紅茶と選べる)まで出て来た。

デザートは、スタッフが昨日試食したばかりの自信作ということで、練乳のプリンの上に抹茶味のもちもちしたものがいくつも入って小豆が添えられている。

最後まで手を抜いていない。

焼き肉でこってりした口の中を優しい甘さで癒してもらった。

 

こ、これが、1,000円!

 

このたっぷりしたテーブル間で、この設えで、穏やかで親切で温かい接客で!

バイトスタッフのちょっとしたカフェでも、もう、デザートとコーヒーだけでこの値段に到達することも少なくないというのに。

おばさんは、普段の暮らしと比較して色々と心配する。

 


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あとで調べたら、このお店、最低ランクのハンバーグランチでさえ1,800円する店。

ディナーなら最低でも一人一万円は下らない。

通常なら接待や記念日に使うような、食事内容も接客もハイクラスな店なのである。

 

それなのに、我々のようなパンピーを相手に満面の笑顔で、値段の数倍もの素晴らしくゴージャスなひと時を過ごさせてくれるのである。

 

まーじーで、コロナウィルスに翻弄されている。

 

この日のこの時間。

12時に入店して、たっぷり1時間半。

私ども2名の他に、カップルがひと組。

カップルが出たあとの店内に、来客はなかった。

 

聞けば、去年の11月にオープンしたばかりという。

スタートダッシュの大事な時期。

しかも、通の方のクチコミによれば、シェフにしろパティシエにしろ壮々たるメンバーで作り上げているらしい。

 

コロナの収束と、本来の賑わいが早急に戻って来ることを願わずにはいられなかった。

 

 日を改めて、横浜駅へ。

  金曜日の仕事終わりの時間帯。

 

人出は普段と変わらない、しかも、菓子店や花屋、香水で有名な〇クシタンにたくさんの男性が。

なるほど! 

ホワイトデーだからだね~。元同僚(年下の彼女たちは現役)と賑わいを横目で見ながら歩く。コロナも含めてしばらく会えなくなる事情で久しぶりに顔を合わせておくことになったのだ。

どこへ入ろうか迷ったが、普段なら行列必至。運が良くないと並ばずには入れない焼き鳥の人気店へ。

 

やはり。

店の前に待っている人はいない。

暖簾を分けて店内を覗くと、すぐにスタッフが出てきてくれた。

入る前にアルコールで手を消毒するよう言われ、四人でせっせと店の前のボトルの頭をプッシュ。

スタッフさんは、全員マスク着用。

待たずにすぐに席に案内してもらえた。

 

コロナの影響について、注文しながら聞くと、首をひねりながら、

いや~それほどないっすね~と言う。

へーそーなんだ。珍しく待たずに入れたけどね~と心の中で思っていたら、

ほんとだー!

あっという間に全部の席が埋まり、いつもの賑やかな店内になった。

 

とは言え、テーブルは小さく、隣席との距離も近い。

お互いに発症していないがウィルスを持っているかもしれないBBA連という危機感を持って、ハンカチを口元に当てて飛沫を飛ばさないように気をつけたりした。

さすがにそんな細やかな心配りをしているお客は皆無。

おばさんは、さすがである。ふふ~ん。←いばっております。

 

そして店を出るころにはすでにお待ちの人々がズラリ。

 

銀座の高級店の閑散を見た後のこの賑わい。。。。

 

横浜市民って、いったい。。。

 

とは思ったが、(自分も横浜市民)

うまい焼き鳥は、心の生鮮食品。

不要不急の事態であり、日常生活に必要不可欠なのでございましょう。

 

 とか言ってる場合じゃない? 

でもね、この店が無くなることはなさそうなので安心した次第です!

 

 

パンデミックという初めての事態。

ハッキリ言って、何が正しくて何が間違いなのかもまだわからない。

今後のこともわからない。

暗中模索だ。

だけど、やれることをやれるだけやろう。

 

かからない心配は芯だけど、もしかしたら自分すでにかかっていてウィルス持ってるかも、そう仮定して、うつさないための小さな努力をしながら動こう。

 

コロナ騒動の一日も早い収束を願って。

 

BBA久しぶりに真面目に考えました。

 

 なお、銀座の心にもおいしい焼き肉店は、テーブルも広くてお互いとの距離も充分。炭火で体もあったまる上に換気設備も素晴らしいので、ぜひ、行ってみて欲しいです!

 

tabelog.com

 

報告は以上です!

 

だけどやっぱりすてきアフタヌーンティー

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アフタヌーンティーにお作法があることなんか知りませんでした。

 

考えてみたら、そりゃそーでしょうって話しですよね。

あれだけの歴史のある国のお楽しみティータイムです。

日本のお茶の世界にしたって、裏だの表だのあるわけですから。

 

録画しておいた番組の中で紹介されていておりました。

クラッシックなアフタヌーンティーの世界。

 

そこはイギリスの老舗五つ星ホテル。

廊下も壁も天井も、ヴェルサイユ宮殿シェーンブルン宮殿?っていうくらいのゴージャスな設え。

あちこちのキラキラした装飾、ぱりっと皴ひとつない真っ白なクロスがかけられたテーブルに、彫刻でデコレートされた枠の布張りの白い椅子。

例のあのオカモチを最大級に美しくしたみたいな三段のお皿。

そこに盛り付けられた、色とりどりのお菓子やサンドウィッチの数々。

磨き込まれたピッカピカのシルバーのティーポットやカトラリーの皆さんが、どうぞ~わたくしをお使いくださいまし~って準備万端。

 

いくらワタクシが見めも麗しく動きも美しいとしてもですよ(うそです)、ここにポンって降り立ったら、その場でアウト~退場~!ナゼアナタココイマスーカ?ドラえもんのどこでもドアで即刻引き戻し~っていうくらい煌びやかで神々しくて全てに神経が行き届いてるって感じの。

 

そんな空間。

 

酔いしれてふらふらしそうな世界に、

お茶の専門家 ジェーン先生登場!

 このジェーン先生。ご年齢は恐らくカンレキ前後。

髪色は赤茶。そして、ショートカットなのかライオンカットなのかちょっとわからない前衛的な髪形。前から見るとショート。横から見ると若干モヒカン入りのライオン丸。耳、首、腕、指と付けられるところにはすべてアクセサリー。しかし、それほど気合の入ったものではなく、耳なんかもカジュアルなぶらぶら系。あたくし、こういう場所には慣れ慣れなんですの、おーほっほっほっ、って普段はワタクシが冗談でしか言わないセリフが飛び出してきそうなそんなご風情です。

薄いピンクのセーターワンピが肌の白さにしっくりきています。ネイルは爪先だけ白であとは上品なピンクのジェルネイル(たぶん)。なかなかのおしゃれさんです。

 

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このお茶の専門家 ライオン丸ジェーン先生が、伝統的なアフタヌーンティーの作法をレクチャーしてくださいました。 

 

なるほど!と思ったポイントをまとめてみたいと思います。

 

✿ 三段のスタンドの一番下に盛り付けられているサンドウィッチ

今の今まで、ただのサンドウィッチだと思っていました。

違うんですよー。

手で食べられるようにフィンガーサンドなんですって。

イギリスでは一時期、手袋をしたままこのサンドを食べるのが流行したので、手が汚れないように工夫されているそうです。

ここでのポイントは、

①フィンガーサンドを指で品よく丁寧につまみます。

②決して、そのまま口へ運んではいけません!

 

ここで、一緒に見ていたルーティーンT氏の悲壮な声が!

 

「ダメだ~!俺、そのまま食べてた~泣!」

 

どーすればいいのか?

 

③いったん、ケーキ皿に置いてください。いったん置いてから、ゆっくりと二本指で上品につまんで3口でいただきます。ひと口でも2口でもありません。

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✿ さて、真ん中の段のスコーンです

①ナイフを入れて横に二つに分けます。

②分けた片方にジャムとクロッテッドクリームを塗るのですが、それぞれ容器から直接塗ってはいけません。必ず、ジャム、クリームの順にいったんケーキ皿に取ります。塗る順番はジャムが先かクリームが先か英国内でも論争になるところだそうです。正直、どっちでも良くない?と思いましたが黙って続きをみました。何事も作法には辛抱が肝心です。

 

③食べるところはありませんでした。。。

 

✿ 紅茶について

ブラックティー(すなわち紅茶)は濃いです。

見ただけで、わ!コーヒー?っていうくらい濃いです。

ワタクシが今まで淹れてきたあれはいったい何だったんだろう? あんなに薄いものを、香りがいいね。今日はおいしく入ったね。とか言って満足していた自分にハテナマークをつけてさらし者にしたいくらい濃い。

なので、少しだけミルクを入れます。

この時!

ミルクはしぶきを立てないように注ぎます。

スプーンは静かにかつ繊細に動かします。表面あたりをなでる感じで。

決してカラカラと音を立ててはいけません。

 

「ぅうお!」

 

ここでまた、ルーティーンT氏。痛恨の退場です。彼は、混ぜるという行為が大好きな上にカラカラという効果音もまた大好きなのです。カラカラと音を立てながら長時間混ぜ続けるのが彼のやり方。残念としか言えません。

 

そして、混ぜ終わったら、スプーンはどこに置きますか?

カップの後ろっ側!って言われた方、もしくは、カップの前に決まってるじゃないとおっしゃった方。

ブッブー!

混ぜ終わったスプーンは、そっと、カップのハンドル(持ち手)の下に置きます。

 

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ライオン丸ジェーン先生の優雅さに見とれているうちにレクチャーは終了しました。

 

そして、どんなお作法があろうとも、やっぱりお茶の時間ってすてき。

イギリスでは、貴族たちが飛び切りのおしゃれをしてティータイムを楽しんでいたそうです。

 

いくつになってもオシャレしていたいな。

オシャレなんて、いい年になったら関係ないでしょ、無駄でしょ、なんてことはない。ライオン丸ジェーン先生を見ていたら、どんな年齢になっても今を楽しんでる、自分を大切にしているって素敵だな。年令による生態的な枯れは仕方がないけど、自分を見捨てずに好きな感じでおしゃれも楽しみたいな、と思った次第です!

 

なお、この番組は、NHK「世界は欲しいものであふれてる」の中のひとつです。

ウォーキングしてみたら人生が名残惜しくなった

 

かわいいー!

道端にそっと咲いていた小さくて白い花。

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お名前は何ですか?

聞いてもじっとうつむいたまま答えてくれないので、「スズランに似た花」で調べてみました。

 

スノーフレーク。。。ですって。

スノー 雪の、フレーク 薄片。

 

なんとまあ夢みたいなドラマチックなお名前。

食いしん坊さんは、コーンフレークと引っかけると覚えやすいですね!

え?そこまでして覚えなくてもいいですか?

確かに、深い緑の葉っぱの中にちらちらひらほらと、白いかわいいのがボタン雪のよう。

花びらの先に緑色の斑点をあしらってるのもにくいです。

このまま持ち帰って、部屋の片隅のスタンドにして灯したくなりますね。

                     

和名 :大待雪草(オオマツユキソウ)。

スノードロップ(和名 : 待雪草マツユキソウ)に似ていて大きいからつけられた名前。

また、スズランのような花を咲かせ、水仙のような姿をしていることから鈴蘭水仙という別称もある。

                     

(goo みんなの花図鑑より抜粋)

 

奥深いわ~。

こんなちいさな花に、白くて雪を連想するからこの名前がいいんじゃない?とか、こりゃまぁ可愛いですな!鈴蘭に似ておりますなぁ、いやいやこのすっとした清々しい感じは水仙ですぞ、(← なぜそこオジサン)となると、ここは両方の名前の合体版でどうです?みたいな色んな人々の思いが寄せられていたんですね。

 

実はね、ウォーキングを始めてみたんですよー。

仕事に行ってる頃は、否が応でも毎日どこかしら歩いてましたけど、辞めてからは圧倒的に歩かなくなりましてね。

目的もなしに歩くのもなんだかなぁ。。。とか思って。

 

友人のSちゃんが、毎朝ウォーキングしてるんですけどね、歩くのもすごく早いし姿勢もすばらしく美しいんですよ。

聞けば、毎朝、6千歩は歩いてるそうで。

六千歩って、結構ありますよー。片道1キロ、時間にすると約10分を往復しても5千歩いかないですもんね。

それを毎日、仕事に出かける前にですよ。朝5時に起きて。すごいです。

そか~。

なんか違うと思ったよ~。

ワタクシも歩きには速さも力強さも自信があったんですけどね、違うんですよ。

チーターみたいに軽やかで速い。

もうね、筋肉から違ってたって話しですよ。毎日のたゆまぬ有酸素運動から作られたしなやかで力強い筋肉。

ワタクシより5才の若さゆえの美しさ、だけじゃあなかったのね~!

むしろ、見た感じ10才くらい若いんですの~!なんてこと~!

あやからなくちゃ~!

今後は、Sちゃんのこと"ウォーキング大先生Sちゃん”って呼ぼおっと。

 

てなわけでね。

歩いてみることにしたんです。

もともと歩くの大好きで、あれってなんでしたっけ?ジブリの。

歩こー、歩こー、私は~元気ぃ~歩くのだいっ好き~どんどん行~こう~♫

あの歌を高らかに歌いながら歩いたもんです。

あ、幼い頃の子供たちと一緒にですよ。いい年して高らかに歌いながら一人で歩いてたら、さすがにドン引きされますよー。

気をつけてくださいね💛

 

気をつけてくださいで思い出しましたけど、案外、気が付かないのが、自転車乗ってるときですよ。自転車りんりん気持ちいいですからね。ついつい、歌うわけです。鼻歌。

ある日、向こうからチャリに乗ってふらふらやって来るオジサンが、めっちゃでかい声でね。。。。。歌ってました。演歌。最初、変態なのかなって思いましたよ。酔っ払ってるのかなとも思いました。ハッキリ言って目が合うとヤバイ系。

だから、見ないふりしてチラチラ見たら、単に気持ちよく歌ってるだけでした。鼻歌。

思い起こせば、チャリに乗って走ってる時、すれ違う人々がなーんか見ないふりしてワタクシの方をチラチラ見るんですよね。

え?ワタクシのチャリ姿って、そんなに見め麗しい? 人ってどうしても美しいものを見たいっていう衝動を抑えられないものなのよね、こっそり見てるけど気づいてますの、よ、ワ・タ・ク・シ、おーほっほっほっほ~て思ってたんですけどね! 

そのオジサンの姿を見てハッとしたわけですよ。

人の振り見て我が振り直せ…………

そーゆーことだったのか。。。

それ以来、チャリで歌うの止めました。特に演歌。

気をつけてくださいね💛

 

てね!

んなこたどーでもいいんですよ。

ウォーキング始めてみたら、皆さん、結構歩いてますね。

2,3人で元気ハツラツにじゃれ合ってややジョグしてる女子高校生たち、両手に杖をついて必死に一歩ずつ歩いてる高齢の方、散歩みたくのんびり眺めを楽しみながらの方、ご夫婦で仲良くおしゃべりしながら歩く二人、なぜかスキーストック両手にガシガシ歩く人、本格的なウェアでカッコよく走ってる人、、、めっちゃやってらっしゃるやおまへんかー!

早くはじめれば良かった。

 

ほんでもって、さらに、帰宅後、落ち着いてからラジオ(正しくはラジコ)かけたら、大好きな歌がかかって。

 

ラッキー!☆

 

「ぼくの街に遊びにきてよ」スガシカオ×小林武史) ←すごくいい曲なんですけど、YouTube動画を埋め込んでよいのかどうかわからなかったので題名だけにしておきます。良かったら、聴いてみてください。なんかね、うっとりしちゃうんですよ。

 

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あらあらあら、気が付いたら自慢話ばかりしておりましたわ~。

いけないいけない。人がいい思いした話しとか興味ないですわよね。

も~、これだからねー。おばさんって、困るわよね~。

あ、でも、すんごく、ごくごく小さい幸せの話しだから、ま、いいですかね?

 

そんな中、しみじみ思ったんですけどね、

 

自分の中に楽しみを見つける

 

って、とっても大切だな、と。

他人にわからなくていい、自分が楽しいと思えることなら、何でもいい。

誰かに楽しませてもらう提供してもらうものじゃなくて、自分が進んで能動的に楽しむこと。

 

仕事も家事も子育ても大変だけど、その中の小さな気づきを楽しみたいな。

あ!今、たった今過去になったけど、この瞬間、すごくいい時間だった!

なんか幸せだな。

面白かったな。

そんなふうに、一瞬、一瞬を楽しんで生きたいな。

 

だってさ、元気で思い通りに体を使って生きられる時間。

 

もう、残り少ないんですのよ~~~‼

キンカンでジャムを作ってみました

ふふふふふ~! 

こんな素敵な名前の。。。金柑! 届きました。

ふるさと納税の返礼品なんですけど、こんなにわくわくする素晴らしい商品を送っていただき感謝です。

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春姫(はるひめ)さんです。

春のお姫様。

一瞬、「姫」ってところに「え?ワタクシ?呼んだ?」ってなりましたけど。

姫とかプリンセスとか美しいとか麗しいとか、ついついね、反応してしまいましてね。

お~ほっほっほ。。。。。ほ。

 

さてと!

ぱっつんぱっつんとはち切れそうな大粒の実がぎっしり!

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生のままかじると、薄くて甘い甘い皮の後にキュッと酸っぱい実がはじけて、

口の中びゅわ~んと柑橘のすっぱあまでいっぱいになりました。

 

ちょうど、風邪と花粉で喉鼻周りがスッキリしない季節。

その上、今年はコロナウィルスに翻弄されている状況です。

ナイスなタイミングで来てくれました。

つっやつやで、ころころ丸くて目にも楽しいオレンジ色。

喉のなんとなくのいがらっぽさも、すっ飛んで行きました。

 

そんな可愛いキンカン君たちを眺めていたら、

そーだ!

ジャムにしてみよう!!!

思い立ちまして、さっそく。

 

洗って、一応、アク取りのために一回だけサッと茹でました。

ちょっとだけ、ふわふわと白いアクの泡出ました。

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茹で上がって若干ふっくら。⤵
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ザクザクきって、種を取り、ほんの少しお砂糖入れて煮ます。

種取るのが少し面倒なんですけどね。


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できあがり~!

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子どもの頃、金柑の砂糖漬けを食べてあんまり好きではなかったので、恐る恐る食べてみたんですけどね。

これね、

 

うまい!うまい!うまい!うま~い!!

何がどううまいってね、ほとんどお砂糖入ってないから、もうほぼほぼ

金柑

甘くて、ちょとだけ酸っぱくて、ねっとりしてて。

オレンジとマンゴー合わせたところに、ほんの少しレモン垂らしたような。

 

年じゅう上機嫌、何を食べてもウマい野郎の夫T氏も、まいがいなく歓喜

 

パンにのせて。

ヨーグルトと一緒に。

紅茶に混ぜて。

 

二日間で完食してしまいました!

 

ただね、

種を取る作業で少しばかりめんどくさくなりましてね。

実を切るのが、うぉりあ~!ってね、

雑になってしまいました。

はっきり言って、デカいのやら小さいのやら、めちゃくちゃでした。

 

次回に生かす反省

・ もう少し実を小さく均等に切ってみようと思います。

 

イワシの一生を思うと感謝しかなかった

福山雅治さんがプレゼンターを務める大自然をテーマにしたテレビ番組をほーっ!とかへぇー!とか、ましゃやっぱカッコいいなとか思いながら何気に見ていたら、通常ならただ見流してしまう映像になぜか引っかかりました。

 

イワシ🐟🐟🐟

 

あの、ほっそくて比較的小さくて、魚へんに弱いと書く 鰯。

ちりめんじゃこに、煮干しだし、めざし、お刺身、煮魚、缶詰と幅広くお世話になっている魚。

 

画面の中の彼らは、ちょうど、中型の魚たちに追いかけられて捕食されているところでした。

 

追いかけられまくって、食べられ

必死に逃げ惑って、食べられ

カジキマグロなんかには、上あごの堅い刀みたいなやつでびしっと鞭のようにたたかれて一瞬気を失ったかな、みたいな時にすばやく食われ

クジラみたいなデッカイやつには、みんなで力を合わせて大きい何かに見せかけようと声かけあって(必死!)スクラム組んでも、躊躇なくザッパーンと食われ

行き場を失くして、海面に追い込まれたら今度は来たぞとばかりに待ち構えていた鳥たちに、食べられ

 

ここには、出てきませんでしたけど、その上、人間には、貪欲に網だの何だのでごっそり捕獲されるわけです。

 

生まれ落ちて、一年半、様々な苦難を乗り越え生き抜いて大人になり、みんなで仲良く海を回遊してたら、食われる、んです。

 

 どうですか、これ。

 

ハッキリ言って、彼らの生きている意味付けは「餌」。

彼ら自身が餌。

 

どんだけ頑張って生き延びても、地球的に見れば、

えさ 食べ物

食われることが使命

もちろん、人間が考えた位置づけではあります。

立場が逆だったらいたたまれないです。

家族が次々と捕らえられて何者かの食べ物として散っていく。

食われて死ぬことこそ運命。

食物となってくれるからこそ回る世界。

 

  イワシの皆さんに限らず、食べ物として育てられたり、食べ物として散っていく生き物の皆さんに、改めて思いを馳せてしまいました。

 

子ども達には、常々、

 

青魚のドコサヘキサエン酸←(覚え方:どこさ僻地さ行くさ)は体にいいんだyo

とか

豚肉のビタミンB1は疲労回復に効くらしいyo

とか

緑黄色野菜を食べろyo

とか

自分が選んで食べたものが体を作るyo

とか

人間は光合成じゃ生きられないんだyo

 

とか、偉そうに唱えてきたわけなんですけど、

もう、そんな事の前に、まず、

食べ物をいただけることに感謝しなきゃあならんな!!!

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日頃は忘れているそんな当たり前のことをしみじみと思いました。 

4月から採用していただけることになりました。

嬉しい!

本日、めでたく採用通知を受け取り、

4月からまた、家事以外の仕事を始めることになりました。

わーい!

 

今度の仕事は、地元の人々と繋がって行ける仕事。

繋がらないとやっていけない仕事じゃないかな。

会社と自宅の往復だけじゃない、そういう仕事を探していました。

 

自分を仕事に当てはめて、決まった枠と法律の中でそこからはみ出さないように、間違えないようにやる仕事じゃなくて(今までの金融の仕事がそうだった)、繋がった人々と一緒に、たとえ間違えてもいいから、一緒に腕を組んだり立ち止まったり考えながら前に進んで行ける、そんな仕事を探してました。

 

この仕事が本当にそうであるかどうかは、飛び込んでみないとわからないけど、

たとえ、そうでなかったとしても、やってみたその先にあるものがとても楽しみなんです。

きっと、何かを掴むはず。(たぶんなんですけどね)

ここで、拾ってもらえたってことは、やってみてごらんなさい!ってことだと思う。

やってみます!

じっとしていちゃ何もはじまらないですし!。。。って、あんまりじっとはしてないですけど。むしろ、じっとしてるの苦手!

 

還暦過ぎの体力にもちょうどいい、一日4時間。

 

いつも手厳しい意見をくれる、まる線連合(数カ月に一回、思い出したように開かれる忌憚なくものを言い合える女子4人の飲み会)のモリモリから、しっかり手厳しい意見はもらったんですけど、とりあえず、飛び込んでみまーす。

 

まだ、一カ月以上も先のことで、3月は研修が数日あるだけなんですけどね!

 

とりあえず、自分の記録としてここに残しておきたくて書かせていただきました。

 

始まったら、また、ブログりたいと思います。

 

読んでいただいて、ありがとうございました!!!

 

星空観察をしていたらどうしても違う方に思考がいく話

 

この写真、なんだかわかりますか? 

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星の観察アプリなんですよ!

 

なんですか?それ?って思うでしょ。

 

タブレットにこの星空観察のアプリを仕込んでおいて、アプリを起動。

そのまま、夜の空に向けて画面をのぞき込むと、タブレットが捉えた星の形を示してくれる、というもの。

ちなみに、上が牡牛座で下が魚座ですかね?

 

試しに地面に向けてみると、なんと、南半球にある星たちが見れるんですよ。

いろんなアプリがあるもんですね。

 

夜空に好き勝手に散らばっている星たちが、タブレットの中で一斉に形になるんです。

最初は、なんじゃこりゃ!

てなって、タブレットをぐるぐるしたりするんですけど、暗闇にも星空にも寒さにも慣れてくると、段々と形作る星の魅力に時間を忘れそうに、、、

なると思います。たぶん。

 

先日、宿泊した長野県のホテルのアクティビティのひとつだったんです。

一組にひとつずつ、タブレットが配られて。

周りは若いカップルさんばかりで楽しそうでしたよ!

肩寄せ合って熱心に見ておられました。

ワタクシはね、ふ~んなるほどふ~んって人の体を盾にして、風をよけつつ十分に堪能したフリでササッと見て、寒さに耐えられず早々に退散。

 

ワタクシにとってと言えば、もはや、「星になって見守っているからね」の方がしっくりきますからね。

 

でね、ワタクシ、常々、息を引き取ったらどうしたいか、ていう話をなるべく惜しみなく家族に伝えているんですけど、まあ、ハッキリ言って、焼いた後はお墓にとかじゃなくて、骨は全て、残らず、 

捨ててください!

と、お願いしてるんです。

だってね、別に有名人でもないし、ただのパンピーですよ。

残してどーします? 貝塚の貝殻は、その地方の人々が貝をたくさん食べていたことが分かってよかったですけど、ワタクシが遺跡になったところで、ってなりませんし、なりようもないですけど、未来の人々に何も残せる気がしないですから。

そうすると、娘たちは「そうは言っても、残される方の身になるとそうはできないよ」とか言うわけです。

仕方がないので、いつも上機嫌なお天気野郎 夫ルーティーンT氏にお願いしました。

すると、ルーティーンT氏。

さっと、iPhoneを取り出して、

メモりました。

「えっと、骨は~、全部ぅ、捨てる」

 

大事なことをメモるのもまた、彼のルーティーン活動のひとつ。

さすがだと思いました!

頼りになります。

 

でも、最近、時代が変わって葬式の形も多種多様になってきており。

ちょっと、

気が変わりました。

 

じゃじゃーん。

宇宙葬

宇宙にパーンって打ち上げてもらって、

ほんまもんの星になったりして。

友だちとそんな話をしていたら、

え~! 気持ち悪い~! 死体が宇宙をぐるぐる漂うのー?

 

って。

なわけないわ!!!

ゾンビが何体も宇宙を漂ってたら、

怖いわ! しかも邪魔。宇宙が汚れる。

 

ちゃんと、焼いて粉骨して小さなカプセルに入れて打ち上げるんですわ。

 

でも、調べてみたら、ひと口に宇宙葬といっても色々あるようです。

アメリカまで送られたり、人工衛星に搭載されて何百年も宇宙を回り続けたり、宇宙探検プランだとか宇宙飛行プランだとか代金も高額。

そーゆー本格的でなくてもバルーンで飛ばしたりとかするそうで。

あのね、死んでまで旅したり探検したりせんでもええわ!っていう結論に達しました。

 

桜の木の下にたくさんの人とともに葬られる樹木葬もいいな、って思いますけど、まだ、その時まで、数年はあるかなと踏んでいるので。

あ、ないかも~。

「なんとか薄命」っていいますもんね。

 うふふふ~。

 

え。

誰ですか? 数年じゃなくて、数十年でしょ!とか言ってるの。

 

まーねー。

 

その前に、今を精一杯生きなくちゃねー!

生きてることに感謝。

 

コロナウィルスに負けないで生きぬきましょうね!!!

 

おばさん力全開!その先にあるのは、

 

とある町の小さなお店のお話です。

 

ふ ふ ふ。。。

 

きゅるきゅると横に戸を押し開けて顔だけ入れる。

誰もいない。

もう少し広げて、思い切ってしなやかで美しい体(←うそ)を滑り込ます。

足音を立てないように細心の注意を。。。あ。

 

間違えました。

 

思い切り足音を立ててドスドスと中へ入る。

誰も出て来ない。

よし、今だ!!!

ショーケースを間近で(目が悪いから)しげしげとじっくり見る。

足音を立てて移動しながら、隅々まで見る。

じっくり見たので買い求める商品は決まった。

のに、シーンとしている。

誰も出て来ない。

こっちは、来てますよ~気配モリモリに出しているのにだ。

もしや? 死んでいる? 殺された?

 

試しに叫んでみる。

お願いしまーす!すみませーん。。。

 

と、

あらあら、ごめんなさ~い!

奥から小走りに、白い割烹着に白い三角巾ぽいものを装着した小柄なオバサマが現れた。

良かった。生きていた。殺されてなかった。

「なにしてたんすか? あらあらじゃあないっすよ」

「私はねー、心配してたんですよ。この清らかな心で!」

と詰め寄りたくなったが、とりあえず、死んでいなかったので良しとした。

万が一、テレビに夢中になっていただけだとしても、それはそれで、

かわいい♡

 

気の良さそうな中年のオバサマであった。

 

さっそく、え~っと、これと、これを下さい。

小さなショーケースの中から、ガラス越しに数種選んでお願いする。

なんと!

いきなり!

どれにします?

そう言いながら、バットごと目の前にガーッと出してくるではありませんか。

え? 選んでいいわけ?しかも、目の前に現物。大丈夫かな。指先のアルコール消毒もしてないけど、ええのかな、あれこれ戸惑いながら、けれども、なんだかニヤニヤしながら そおですか、じゃあ。これと~と指をさした瞬間。

 え!?

って。

えって言われましても、それどゆこと? やっぱり指さしちゃだめだったのかな。さした指そのままに呆然としている私に彼女は言った。

それでいいの?

なんと、指定したそれでいいのかと念を押してくるではないですか。ウィルスとか指の問題でなくて良かったとホッとしながら、

い、いけないですか?

じゃあ、どういうのがいいでしょう。

60年も生きてきて、お肌の状態すらすでにほぼ化石と言われてもいいくらいの経験を積んできたワタクシであったが、まだまだ修行が足りなかった。正しいものを選び抜く「目」を持っていなかった。心の中で愕然としながら気のいいオバサマの意見に耳を傾けた。

 

これとかね、これ。ぐるぐるしたやつがおいしいよ!

 そう。

ここは、唐揚げ屋さん。

 

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 ぐるぐる。。。

「あのさ、そこって、もものところの噛みごたえあるあのあたりよね。それ知ってる。60年生きて来たワタクシは、噛み応えと濃厚なお味より、柔らかくてほろっとした淡白系が好きなの」とは思ったが、そこはホラ、ねえ、相手様の思いやりを踏みにじるようなことはちょっと、、、逡巡していると、私はそこがおいしいと思うわよ、私は好き、さらに畳みかけてくる。

もはや、噛み応えぐるぐるオバサマ VS 柔らかほろっとオバサンの闘いの火ぶたが切って落とされるか!という一触即発の事態に!

しかし、天性の素直さを持っているワタクシである。なるほど、今までの私の好みは単に食わず嫌いで思い込みかもしれない、ひとつ味わってみるとしよう、即座に思考を転換してオバサマのおすすめを買い求めるに至った。

さらに、柔らかくてほろっとな部分もなんとか滑り込ますことができた。ふふふ。オバサマは、えぇ?そこぉ?とちょっと不本意な顔をしていたが、てへへ、ここんとこも入れてもらおうかな、なんて無邪気を装う作戦で乗り切った。

ついでに、大好物の「かしわめし」(注1)のおにぎりも入れてもらった。

このお握りについては、最高においしいわよ~というオバサマからの絶大なる賛同をいただけて何ごともなく無事に終了。

 

(注1)小間切れにした鶏肉をごぼう、人参などの野菜と共に炊き込んだご飯。九州の北の方のふるさとの味と言ってもいい。

 

 会計を済ませて帰ろうとすると、ポイントカードを作るかと聞いてきた。

ポイントカードは作らない派なので、通常なら”いりません”のひと言で終わるところ。しかし、なぜかこのオバサマには、3秒くらい軽く事情を説明し、遠くから来ていて頻繁に来ることはないから作らないと詫びた。

すると、さすがは唐揚げ屋さん。驚いてコケーッとひと声鳴いた(ように見えた)と思うや否や、ものすごいスピードで、一番上の段の一番高いやつをトングで取り落としそうになりながら、ポンポンと二つ袋に放り込んで「おまけ入れておくね。また来たら寄ってね」とにっこり笑った。

その姿は、さながら実家に帰省していた我が子が じゃあ行くね と実家を発つ時の あ、そうそうこれも持っていきなさい そう言ってそこいらにあるものを手当たり次第に持たせようとする親の姿と重なるものがあった。

 

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オバサマから受け取った唐揚げの袋は、ずっしりとしてほんのり温かかった。

普通なら実質的顧客とならない人にオマケなどしない。

ワタクシが、胸を熱くしながら「間違いなくまた来ます」と心に誓ったのは言うまでもない。 

 

このお店をご紹介したいところであるが、ご時世的およびおまけを入れたことで、オバサマがなんらかのお咎めを受けることになると悲しいので伏せることといたす。←なぜここだけ時代劇

 

ちょっと一杯 博多でモツ鍋!

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福岡は博多の夜。

用事を済ませて今夜は何を食べようかと駅地下をうろついていたら、一人鍋の赤提灯。

席も十分に空いていたので、指を一本立てて一人と言いながら入る。

 

 

まだ出店したばかりのようで、店内はピカピカ。

椅子の下に、一人にひとつ荷物かごもあって嬉しい。

コートはレジ横で預かってくれると言うのでお願いした。

お鍋のお店だけど、明るくてさっぱりしててファストフードのお店みたい。一人ひとりにかける挨拶も威勢が良くて小気味いい。

ホールの若い女性は、テキパキしている上に、ご一緒にポテトはいかがですか?みたいなノリで軽やかにおつまみをすすめてくれる。

オススメのおつまみまで食べたら、オバサンのお腹、明日の朝胃もたれ間違いなしだから残念だけど却下。

看板のモツ鍋。

味噌味、醤油味、もうひとつなんかあったけど、やっぱり味噌ですね~!ってことで味噌味でGO!

 

飲み物メニューに、九州名産!苺🍓あまおうがドカドカ入ったサワー割り発見!

おいしそー! 

おいしいですよ〜。

甘い? 

う〜ん、甘いですね〜、シロップとか入れますし。

シロップか〜。。じゃあ、ビールで!

インスタ映えはしそうだったんですけどね、残念。(インスタやってないケド)

 


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うひひ〜!

いいでしょ。いいでしょ。今すぐ行きたくなったでしょ。

赤い福の字が書かれた四角い陶器はお通しなんですよ。

中身が気になります?

 

この日はね、これ!(もしかしたら毎日これかも)

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明太子。

明太子来ちゃったよ~。困るな〜。明太子来たら白いご飯でしょ。

 

仕方なく明太子をちびちびつつきながらビールを飲んでいると、次々と一人客が入ってくる。

 

アラフィフの男性は、モツ鍋とご飯を注文。飲み物はお冷で、とキッパリ。

単身赴任か出張の仕事帰りに夕食を済ませて帰るパターンと見た。

そんな使い方もできるのか〜。それもいいな。

そーゆー男性、その後も数名ご来店。

 

若い女性もどしどし一人で入って来て、スマホ片手にビール飲みながらモツ鍋の写真パシャパシャ撮ったりしてる。

 

 右隣のアラフォー(たぶん)のお兄さんはおしゃべり好きで人が良い。モツ鍋の食べ方をレクチャーしてくれたり自身のことを聞いてもないのに語ってくれる。一人鍋だったはずが相棒誕生!

しばし、会話というおいしいおつまみで時を過ごす。

食べ終えて席を立とうとしたので、おかげで楽しかった!ありがと〜と片手を上げれば同様に笑顔で返してくれる、終始いい感じの距離感で去って行った。

おばさんに優しいお兄さんは、きっと、おばあちゃん子!(←断定)

 

そしてついに、鍋登場〜!

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デュヒヒ~。

ぐつぐつぐつ。。。

こってりした濃いめのお味でしたよ。

豆腐だけとかニラだけとか、具材だけの追加もどんどんできます(有料)。

モツは、噛めば噛むほど味が出てくるしっかりタイプ。

(て言うても、もつ鍋食べたの60年の生涯でまだ2回)

満足満足。

ごちそうさまでした。

支払いは、現金もクレカもPayもOK。

明太子出て来ちゃったから 、締めは半ライス頼んでしまいましたけど、ほとんどの人はちゃんぽん麺でした。

 

ガッツリ飲むでもなく、お腹だけ満たしてパッと出るでもなく、どちらも適度に楽しめて、

ひと言で言うと「快適」。

あとなんかもうひと味「こころふっくら」するような地元の何かがあると嬉しいな。

例えばさ、地元感満載の「おばちゃん」とか。

 

あ、別に若くてきれいなお姉さんでも、話がくどくど長くないおじちゃんでもいいんですけどね。

ほら、若くもないけど人それぞれに合わせて話しも適度にできる「おばちゃん」って、「おっかさ~~~ん」みたいになんか安心感あるし気楽にものが言えるし。ね!

あ、別に「おばちゃん」世代のアピールしてるわけじゃないですよ!

ほんと、ほんと、これほんと。

でもね、おばちゃんって、みなさんが思うよりずーっと役立ちます、よ!

仕事周りにも、あなたの心まわりにも💛

ほんと、ほんと、これほんと!

あ、でも、それほどでもなくてちょっとギスギスした感じの人も、たまに。。。

少なくとも私の周りの人みんなそうなんですー!

 

え?

なんかどーしても「おばちゃん」アピってるようにしか聞こえない?

 

皆さん!

たとえ、若干年令が進んだオバサンでも、やらせたら、何だって、

できるんですよ!!!

しーかーも、こころほっこり ですよ。

このパワー、みすみすミスして使わない手はないと思いますよ。

 

もっと、世の中にオバサンの有効活用を!

(ただし、体力的に制限があり。さびしーっ)

 

って、なんでワタクシこんな青年の主張ならぬ、オバサンの主張してるんですかね?

 

ま、いっか! ←それがオバサン

 

 あとで調べたら、このお店、全国展開なさってますね!

私が入ったこの店は、KITTE博多の中にあります。

www.motu-ooyama.com

 

これからシニアに必要なものってやっぱり。。ね!

母88才。

今年の誕生日を迎えると89才になる。

認知症は少し進んでいる。進んでいるが、ちゃんと人である。

歳を取って記憶が曖昧になり、新しいことを記憶できなくなるが、決して人格的に崩壊はしていない。

 

しばらくぶりに訪問すると、ちょうど、デイサービスの時間で他の入居者さんと一緒に静かに座って何かをしていた。

そっと覗き込むと、ぬり絵だ。

ぬり絵。

大人のぬり絵とかではなくて色鉛筆で塗る普通のぬり絵。

お隣の女性が力を込めて懸命に塗っていたのに対し、テキトーでええわぃ!と言わんばかりにいい加減な感じでしゃりしゃりと力なく塗っていた。

そこからすでに笑いそうになりながら、どないな感じですかい?と顔を思い切り近づけて声をかける。

驚いてぎょっとした目で言葉もなくワタクシの顔を凝視している。あれ、どうしたかなと思っていると、 あんた、いつまでもきれいやね、と来た。実の母とは言え、正直にもほどがある。あと3回くらい言ってもいいぞ、と心の中で思い、まだちゃんと娘の顔は憶えていることを確認して やっぱりそお!? と顔を寄せ合って笑う。

(ちなみに、母はよく言えばおたふく、最上級に言えば観音菩薩、悪く言うと、目だけ点に変えた鬼瓦のような顔をしている。さらに言えば、ワタクシは父親似である←ここ重要)

 

この施設に入居して約2年。

症状が改善しているのが嬉しい。

 

2年前は、2~3分に一回のペースで電話をしてきた。

昼休みに携帯を見ると、母からの着信履歴が100件以上あって恐怖した。

ついさっき話したよーといくら言っても忘れていた。

昨日のことも憶えていないし、数分前のことも覚えていなかった。

 

不思議なことに、電話は かけることはできたが、受けることはできなかった。

私がかけて何回も受ける練習をして、母の電話の受けるボタンに真っ赤なシールを張り付けて トル とマジックで書いてもダメだった。

呼び出し音が鳴って、偶然そこを押してトルことができているのにわからない。

おかしいねぇ~、どーするのかなーこれ、とか言ってる声が聞こえるから、大声で、もしもーーーし!お母さーん!!!と叫ぶのだけれどブチッと切れる。

切れてしばらくすると、かけた~?とかけてくる。

その繰り返し。

こっちもだんだん慣れてきて、そのうち数回呼び出したら切り、母からかけて来るのを待つ、そういう数回切りで電話を繋ぐことにした。

 

そうこうしているうちに、兄から母の電話を一時中断するぞと連絡があった。

私だけでなく、兄にも知人にもツブテのように数分単位で電話をしていたらしい。

兄には言えなかったが、私は朝出かけて仕事から帰って来るまで母の電話をブロックしていた。

仕方がなかった。そうしないと、一日中、電話が鳴る。

母を憎みたくなかった。

帰宅して自分自身が機嫌よく話せる体制になってからブロックを解除し、数回切りで電話を繋いだ。

そんな防御策を取っていたのに、実際に母との電話が繋がらなくなった時は泣けた。

なんだかわからないものが押し寄せてきて泣けた。

兄も苦渋の決断だったに違いないから、黙っておいた。

 

そんな状態から約2年。

 

ぬり絵をやめて部屋へ行くというので、よっこらしょと歩行器を使って一歩一歩ゆっくり部屋へ向かう。

ぬり絵はいいのか?と尋ねると、あんなもの仕方ないからやってる、別に楽しくもないと言う。

おお、なんか、昔の感じに戻ってる。

 

父が逝ってすぐの頃、デイサービスなんかに行ってみないかと誘ったら、幼稚園児じゃあるまいし絶対に行かない!そう豪語していたのだが、だんだんと変わって行った。

 

最終的に施設に入った時には、まだ、入居した初日にも関わらず、体操の時間に誰よりも元気よく手を上げ下げ(座り体操)していたのを見て笑いながら泣けた。

 

そんなわけで、ぬり絵を仕方なくやっていると言い捨てるのを聞いて、嬉しくなってしまったのだった。

 昭和の教育を受けて育った世代だ。

気が進まないことも、周囲に合わせておとなしく従うことができる。

 

部屋へ戻って何時間も二人でしゃべった。

最初は、今、どこにいるのか? 今日はどこに泊まるのか?

私の所在と、今日の宿を心配する。

実家を出てすでに35年が経ち、すでに実家は他人様の手に渡ってしまったが、もしや私が実家からやって来たのでは?と思うらしい。

自身の願望が妄想へとすりかわり、それを事実だと思い込むことが頻繁にある。

どっからどうしてそーなった?とびっくりするような作り話が飛び出すこともある。 

妄想が事実でないことを落胆しつつも、その確認を何十回も繰り返す。

全く同じセリフで繰り返す。

同じだが毎回新鮮だ。

 

そのあと大抵は、父や近所だった人の思い出話に終始するが、今回は違っていた。

同じ入居者さんとのやり取りを楽しそうに話した。

自分が会話の中で人を笑わせた話しや、励ました話し。

今までもここで知り合った人たちの話しはしたが、今回のように自身の楽しかった感情を交えて話してはいなかった。

ヘルパーさんとのやり取りも、内容に思い込みや勘違いはあるが、だいたいはちゃんと嬉しい感情で記憶していた。

新しい記憶だ。

新しい感情の記憶が入っている。

 

以前は、次の日に尋ねると昨日のこともすっかり忘れていたが、今回は昨日私が来たことを覚えてもいた。

すごい。

毎日、認知症の進行を遅らせる薬も飲んでいるけど。

すごい。

人の脳って、いくつになっても学習して成長できるんだ!

もしかしたら、もっともっと良くなるかもしれない。

 

良くなったワケを考えてみた。

 

この施設のおかげ

 

第一に、ここは、おしゃべり好きな入居者さんが多い。誘ってもらって数人で誰かの部屋に集まっておしゃべりしている。もしくは、ダイニングにだれかれとなく来て、絶え間なく人の話し声が聞こえる。そこへ参加もしている。

 

第二に、デイサービスが充実している。週に何回もある。孤独にならないよう、なるべく部屋から出て人と交わるように配慮されている。

 

第三に、母の大好きな買い物ができる。月に数回、食堂にお店の人がいろんな商品を持ってきて販売する。

その時が本領発揮だ。

本来、大の買い物好きなのだ。浪費家と言ってもいい。お金があったら買う。あるだけ買う。旅行に行って、景色とか風情とかはどうでもいい。最も目がらんらんと輝くのはお土産屋さんに入った時。お土産を届ける誰かれの顔を思い浮かべながらどんどん買う。

 母にとって、買う 食べるために買う という行為がなによりのイベントなのだ。

一度、施設を抜け出して大型スーパーマーケットに連れて行ったが、その時の目の輝きといったらなかった。わー!楽しい!そう言ってゆっくりゆっくり売り場を回った。脳内で子育て時代やなんかの自分活躍時代にタイムスリップしていたと思う。

 そのくらい買うという行為が好きなのだ。

 

 施設に入る前は、いつ行っても冷蔵庫に食材がパンパンに詰まっていた。

買うのは好きだが、料理したり整理したりは嫌い。

面倒くさい。

奥の方の物はたいてい賞味期限が切れていた。

訪ねるたびに大量のゴミと化した食品を捨てた。

冷凍庫、冷蔵庫、最初は奥から。

次は前から三列目まで。

その次は、前から二列目も。

そしてとうとう、最前列の物まで腐っていった。

 

2年前は、そんな状態だったのに、本来の母に戻ってきた。

やんちゃで、姉御肌で、面倒くさがり(これはどんなときでも変わらない)の母に。

 

嬉しい。

 

一人でできることはうんと少なくなった。

社会的に役立つことはしていない。

それでも、母はちゃんと人なのだ。

 

時折、洗濯物のタオルを畳んであげているのだと自慢げに言う。

実際は、畳ませていただいているのだが。

もっともっと、たたませてやって欲しい。

 

人はそれぞれ楽しいと感じることが違う。

落ち着く場所の好みも違う。

 けれど、どんなに面倒くさがりでも、人と交わることは楽しいし、誰かの役に立つことは嬉しい。

 

座ったままでもいい、休み休みで能動的に何かできることがないだろうか。

 

例えば。。。

                       

● 施設の中に、誰でも好きな時に使える多様な居場所を作る。

  小さな図書室 

  小さなパソコンルーム

  小さな畑

  小さなキッチン

  小さな売店

  カラオケとか大音量を出していい部屋

 控えめに「小さな」としたが別に大きくてもかまわない。

まだまだ色々あると思うが、とりま、思いついたもの。

あ、あと、Wi-Fi!

                         

                       

● ほんでもって、働きたい意欲のある入居者がそこで働く。

  強制ではなくて、自分の意欲で働く。

  無理のない時間・範囲で働く。

  利用する人の介助をしたり、作業をしたり。

  各場所の掃除を担当してもいいと思う。

例えば、図書室。

だんだんと目が不自由になって、読んだり書いたりするのがめっちゃ疲れるようになりますよね。まあ、これは自分のことですけども。えへへ。

だから、少しずつ本を音読して録音する。読みたいけど目がちょっとねぇ~と言う人に好きな時に聞いてもらう。もしくは、その場で読んであげる。そこからまた、なにか考えついて発展する。

 

わあ!なんか楽しくないですか?

 

完璧にできなくてもいいじゃないですか。

多少散らかってようが、ごちゃごちゃしようが命に別状なければそれで良くないですか? 

 

え? 

あんた大丈夫か? あんたの方が妄想癖あるで?

ぃいいい~んです!!!

残り少ない元気期間ですからね、好き放題言わせてもらいますよ。

 

ここからが大事なポイントですよ。

 

私の場合ですけど、たぶん、みんなそうじゃないかなと思うんです。

 

趣味じゃだめなんですよ。

趣味って、自分次第じゃないですか。

仕事だと違うんですよ。

誰かの役に立ってる、何かの役に立ってる。

生き甲斐って言ってもいいですかね。

そんなものが、必要だと思うんです。

ほんでもって、そこに報酬がくっついてきたら、もうね。

最強!!!

 

でもね、こんな人もいますからね。

来ました。詐欺メール。

気を付けてくださいね。

どっからどう見ても詐欺だってわかるから、まだ良かったです。

こういう人って、何が生き甲斐なんですかね?

 

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