一見イルカの目にも見えなくはないですが、これは愛らしい海の動物ではありません。
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私の手の親指に、いきなり現れました!
前回は、白でしたが。今回は黒です。
痛くも痒くもない黒。
輝きもなく、じっとりとヒトデのように親指の爪の根元に出現しました。
前回の白のように美しくもない、不吉な黒です。
いや、怖くないですか?
いきなり、できていたのですよ。
気がついたのが、つい一週間ほど前。
なにこれ?
ホクロ?
まあ、数日したら少しずつ薄くなって消えて行くかもと、特に気にもせずに数日過ごしてみました。
しかし。
一切、変わりません。
黒々と小さい点となって、私の愛らしい(愛らしいは言い過ぎ。それなりの)親指にくっついています。
もしかしてひょっとして、これって、あれ?
メラノ…なんちゃら言うやつ?
爪とか指とかにできる黒くて恐ろしい病気。
「巨人の星」の主人公、星飛雄馬の姉、明子が罹った病(そーそー!とおわかりになる方、年齢的にお仲間です😊)確かあの病のせいで花形満(はながたみつる)の求婚を断った…はず。
そんな悲しいお話しさえある病なのです。
人生100年とか言ってるけど、私の人生ももはや残すところ僅かなのか、私の場合は「巨人の星」ならぬ「親指の黒星」で人生の幕を降ろすのか。
とりあえず、皮膚科に行ってみることにしました。
今回もオンライン予約しましたが、これ、本当に便利ですね。
良く見ていただけるとわかりますが、頑張って早く順番を取ったはいいが、来院が間に合わなかった人は、「すでに呼び出された方」という部分に番号が出ています。
来院してから、あっちゃ~!もう呼ばれたんだわとすぐにわかります。
なんだかちょっと切ないですね!
今日は猛暑のせいか、17番が取れました。
予約が済んでいれば、焦らずゆっくり来院できるのでいいですね。
とか、のんびりしてる場合じゃありません。
もしかしたら、手術と検査のできる大学病院を紹介されるかもしれないのです。
名前を呼ばれ、診察室に入ると、先生がカルテを見ながら、あれ?この前のはもう済んだはずだけどといった面持ちで、どうされました?と声をかけてくれました。
これなんですけど、一週間ほど前にいきなりできまし…、とそこまで言ったところで、先生、今回は顔を寄せて2秒ほどご覧になりました。
前回は一秒もない一瞬の視診でしたので、2秒というのは、もしかしてやはり深刻なものかもしれないという疑念が頭をよぎりました。
そして、2秒ののちおっしゃいました。
チマメです。
え?
チ、チチ、ちま、ちまめ・・・血豆ですか?!
でも、数日経過しても薄くもならないし一切変わらないのですが。
その診断、本当ですか?と言わんばかりの私の勢いに、今度は長さ3センチくらいの筒状の恐らくは顕微鏡を手品のように手元に出したかと思うと、再び2秒くらい目を寄せてじっとご覧になりました。
そして、キッパリした口調にて、
血豆です。
それでも、なんだか腑に落ちないワタクシはさらに加えて、
なんか色や形から悪性の何かかな~と思いまして、と半笑いしながら言いますと、
そうね、悪性のものもありますからね(苦笑)
一カ月くらいで自然に消えますよ(ダイジョブ、ダイジョブ)
ふと顔を上げると、そばに控えておられた看護師さんも、うんうん、わかるけどそれ血豆ね、とばかりに口元で笑いをこらえていました。
優しい先生と看護師さん二人がかりで、笑いを押し殺しながらの「はい、もう終わりですよ~」の見送りを受けて診察室を出ました。
ちなみに、当然ですが処置も無し、薬もなし。
処置が無かった分、今回は前回よりさらにスピードアップです。
診察時間、ほぼ30秒でした。
570円を支払って帰りました。
そして、いつ、何によって血豆ができたのかも記憶にない自分に少しだけ恐怖を覚えました。
しかし、血豆って、消えるのに一カ月もかかるんですね!
ワタクシのいきなりの親指で不快な思いをなさったと思いますので、先日、絶妙なタイミングで捉えた蛍の清らかなお姿をご覧ください。
え?
見えませんか? ホタルさんのお姿。
これです。
よく撮れてるでしょ?
…
失礼いたしました。
皆様、猛暑ですのでどうぞご無理なさいませんよう。