いやはや暑いってもんじゃーないですね。
皆さま、お元気でしょうか。
外は熱風吹き荒れる大地と化し、ここは砂漠かーっ!と叫びたくなる衝動に駆られてしまいます。
そんな中、ワタクシの砂漠化した顔にもなにやら白い豆粒風が吹きました。
ある日、鏡を見ると目と目の間にポツンと白いものがあるじゃないですか。
なんだこれ?
昨日までは気が付かなかった突然の突風のような「できもの」です。
よーく見てみたらプクンと隆起して白く輝いています。
ちっちゃいちっちゃい真珠みたい。
なにか良いことでも起きるっていうお印?
幸運の前触れ?
そんな都合の良いデキモノ無いか。
脂肪でも溜まってるのかなーと絞ってみたけど、何も出てくる気配なし。
そうこうしているうちに半月が経ち、なんとなく成長している気がします。
痛くも痒くもない。
目と目の間に白いホクロ?
白くてちっちゃいから、ホクロの赤ちゃん?
これから色づく?
このままどんどん大きくなる?
もしかして、悪性のナニモノなのか?
とりあえず、皮膚科で診てもらうことにしました。
近所の皮膚科はいつも大混雑していて、スタート時間きっかりにオンライン予約したにもかかわらず25番目。
皆さん、すごすぎ。
たっぷり一時間ほど待つ間に、この白いデキモノがたとえ悪性のナニモノであると診断されても、毅然と受け入れ、治療に臨む心の準備もできました。
そしてついに、やって来ました私の番。
神妙なる面持ちで診察室に入ると、先生、あんまりじゃないですか。
私が説明を始めようと、かの白い真珠のデキモノを指さした途端のほんの一瞬です。
まじで一秒です。
指差した先を一秒チラ見しただけで、ハイ、ほにゃららリュウシュですね。
よく聞き取れずに、え?なにリュウシュ?え?まだ何ひとつ説明してないけど…などと混乱しているうちに、先生の手はどんどん動く。
針でちょんっと真珠さんに穴を開けたと思いきや「はい。こんなん出ました~」とばかりに指先に付いた直径2ミリくらいの白いクリーム状のものを見せて、ひりゅうしゅです。はいりゅうしゅ、とも言います。溜まっていたカスを出しました、とな!
か、かか、カス!ですか???
(脂肪じゃないですか? くらすこ心の声)
白くて濁りのないカスを出し(あれは絶対に脂肪です。白さの輝きが神々しかったですもん…自らが生成したものを美化したがる)ちょん!と絆創膏を貼って終了。
薬もなし。
診察室に入り、出るまでの時間、約1分。
なんとなく物足りなさを感じて首を捻りつつ病院をあとにしました。
稗粒腫(ひりゅうしゅ)と書くようです。
そのまま放っておいても特に問題はないそうです。
治療費は、保険がきいて1050円でした。
この稗粒腫ができる理由をネットで検索すると、新生児や若い女性に多い、ですって。
皮脂の分泌が多い人にできやすいらしいです。
おかしい。
私の皮膚は常に、あぶらを~もっと!もっとあぶらを~と喉から手が出るくらい脂分を欲しがっている砂漠のような肌なのに。
謎だな〜と、よくよーく調べ進んで行くと、あ、見たくなかった文字が。
加齢…
歳をとると顔で真珠を作れます、そう吹聴することにします…笑
私の母は92歳ですが、三カ月ほど前に頬の皮膚を一部切除しました。
前年会いに行った時に、小豆みたいなホクロが、いきなりほっぺにポロンと出現していたんです。
なんだろうね~これ、なんてふるふる触ったりしていたのです。
大きさは本当に小豆くらい。
こぶとりじいさんのコブを小豆大にして頬ぺたにくっつけたみたい。
痛くも痒くもなく、どんどん大きく成長(金融資産なら嬉しいけど)
診てもらったら、皮膚がんでした。
運よくきれいに取れて今は元気です。
このところ、年々猛暑のレベルが上がっています。
ヒリヒリやけどしそうな陽射しです。
皮膚を傷つける紫外線にもしっかり対処しなくちゃなりません。
皮膚って、しんみりと少しずつ少しずつ水面下(皮膚面下)でナニモノかを育てるみたいです。
子ども時代から、しっかり紫外線対策をしなきゃならん時代ですね。