シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

これってXJAPANさんのせいですよね?

NHKさんの日曜美術館を見ていると、イラっとすることがあります。

なんでこの絵にこのバックミュージック流すかな~。

そもそも、絵画や芸術なんて見た人それぞれが各自の感性で味わうもの。

時代背景や作者についての解説はありがたいのですが、番組製作側の意図的な音楽にはいつも「なんだかな~」と思ってしまいます。

って私だけかな!

 

ところで先日、ラジオを何気に聴いていてびっくりすることがありました。

 

ラジオを聴きながら作業することが大好きなのですが、その日も、掃除をするのに例によってイヤホンでラジオ聴いていました。

ラジオ聴きながらだと不思議にどんな作業も苦にならなくなります。

 

掃除機で床の埃を吸い込みながら、数日後にやって来る孫のでいちゃんのことを考えていました。

もうふき掃除はいらないな~。

前回来たときはまだハイハイで部屋中を這いずり回ってたもんね~。でも今回はもうトコトコ歩けるようになってる。着ているロンパースで床掃除しながら這いずり回ることも無い。ああ、どんどん大きくなって行くなー。

そんなことを考えながら、でいちゃんの愛らしい顔や仕草を想い出しながら掃除機のホースをぐいぐい動かしていたわけです。

そこに、両耳のイヤホンから優しくて力強くて、でもなんだか神聖で、これはもう讃美歌みたいに天に届きそうな透き通る歌声がでいちゃんの笑顔やあれこれの脳内映像を包むように流れ込んで来たのです。

するとです、なんと突然の感傷がふいに胸いっぱいに湧き上がり、涙となってぽろぽろと落ちたんです。

 

えーーーっ!

なんじゃこれは~!(どっかで聞いたセリフ)

自分でも驚きました。

それもこれも、でいちゃんの脳内映像と流れ込んできた曲のせいです。

 

この曲、なんだっけ。

ドラマチックな演奏。丁寧になめした艶々の革みたいにスーッと手のひらを抜けて、力強く空に舞い上がって行くような声。

両耳から波みたいに押し寄せ、でいちゃんの映像をちりばめながら頭の中をふにゃりと変形した絵画みたいにぐるぐる回ったのです。

曲が終わると案内役の女性が、ただ今の曲はエックスジャパンのラブフォーエバーでしたと静かに教えてくれました。

そうか、XJAPAN、ファンでもなんでもなかったのにな。

X JAPANパワーすごいな。

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この先 どこまで正気で生きていられるか。

歌詞の中にあるように「教えて~。生きる意味を~」とか訊かれて一緒に空を眺めながらため息ついたりしたかったな~。

って、まだ生きてます! しかもまだ元気!笑

いや、BGMのチカラってすごいです。

映像と一緒に流れ込んでくる音楽の効果ってすごいです。