産休していた娘Dが職場復帰するにあたり、保育園(家近の保育園は全落ちしたがなんとか決まった)はもちろん、保育園のほかに地域のファミサポに登録したと言います。
ファミサポ・・・
ふぁみさぽ?
それなに?
「ファミリー・サポート・センター事業」といって、送迎や預かりなど子育ての援助を受けたい人「依頼会員」と援助を行いたい人「提供会員」が、住んでいる地域の中で相互援助を行う仕組みだそうです。
「やりたい!」即座に思いました。
ん?自分の孫の面倒をみればいいでしょって思いますよね。
それがですね~。
なかなか簡単には行かないです。
孫が誕生してからは毎日でもお世話に通いたい!保育園のお迎えだけでもやらせて欲しい!と思っていたのですが、実際のところ、片道一時間半かけて都内に通うのは、体力的に毎日は続けられないし、近くへ移り住むことも検討してみたけど都内はチョッとハードル高すぎです。
若ママとパパに関しては、まず、夫婦ともども産休を取って、苦しくも楽しい子育てライフを過ごし、二人で力を合わせて産休明けの復帰に上手にスライドしているんですよ。
掃除、洗濯、食器の後片付けなんかの家事については、ロボット的な家電に任せて質より時間をたたき出すことに重点を置いて子どもと関わってますしね。
さらに、情報の少なかった昔と違って、ネット上に子育ての情報も溢れてますから「?」と思えばすぐに調べられるし、ツイッターなんかでリアルタイムの苦しみや喜びを分かち合う仲間もたくさんいるようです。
つまり、親世代の古い知識とか要らないんですよ。
なかなか会えない家族には、一日一日の我が子の成長を画像でも動画でも見せることができるアプリを利用して、そこへ投稿さえすれば我が子の「かわいい」を共有できるし、コメントのやり取りでさらに愛で合えます。
私らジーバーは、このアプリのお便りが来るのを毎日首を長くして待っていて、通知が来ると「来たー!」と何を差し置いても真っ先に開けて見ては、きゃわいいね~ホフホフ💛とやっているわけですよ。
ちょっとね、きゃぁわわいい~!のお裾分けをいただいてる気分でもあります。
そんなこんなも、ネットで繋がっていればこそですけど。
インターネットの発達って、意外にも子育ての孤立化を防いでいるのですね。
その上ですよ、このコロナ禍で、仕事のリモート化が意図せずにすさまじい勢いで進み、リモートワークをうまく使って復帰後の生活を管理している、ようでございます。
そんなわけであんまりお呼びでないんすよ。
夫婦二人で思い通りに育ててますからね。むしろ、頻繁に来られるのも口を出されるのも大きなお世話。若干迷惑かな、と。
私自身は、地方出身ワンオペ子育てで相当苦労しましたから、身近に支援してくれる人と、一緒にかわいいと共感してくれる人がいたらどんなに子育てが気分的に楽になったか。そう思うと尻に鞭打っても支援に通いたい、通わねば、と思っていたのです。
が。
さらにコロナ禍も手伝って、リアル孫を拝める時間は遥か銀河系の彼方くらいになっております!
どっひょ〜ん😭
若親二人の「私たちはダイジョブだよ~的な感じ」は、案外親に面倒をかけないための思いやりかも?と良い方に考えて、遠くの親戚より近くの他人様を頼りにさせていただくことにいたしました。
しかしね、しかしであります。
私のように子育てに誰かの手を必要としている人が、きっといるはずです!
あのコロナ厳戒態勢の中にあって、外出自粛を求められていた時期でも、まだ生まれて数カ月の赤ちゃんを抱いてやって来るママたちを何人も目にしました。
きっと、そうしなければならない理由(わけ)があったにちがいないです。当時の私がそうであったように。
ムズムズしていたところ、このシステムの存在を知ることになりました。
ファミリーサポート事業。
私の居住地域にもあるのかな? 調べてみると、、、ありました!
「横浜子育てサポートシステム」という名称で。
提供会員としての登録。。したい。したいけどできるかな。ちょと自信ないな。
それから逡巡すること3カ月。
つい最近、捨てようとしていた市政だよりを何気にぱらりとめくると、そこに!提供会員(支援する方)になりたい人の募集と研修日程が燦然と光り輝いて記載されているではないですか。
どっきーーーん!
しーかーも! 研修は奇跡的に仕事がオフの日で全日程参加可能!
行くしかなくない?
行くしかない、行くしかない、これはやるしかない。
これは何かのお告げ。
でも、私にできる? 命を預かる活動だよ。できるか?
何回もスマホを手に取ってはやめ、電話番号を押してはやめ。
そんな日が何日か過ぎ、ある日その日はやって来ました。
なんかの勢いでスイッチオン!「やってみればいいじゃん!やってみようよ。やらないで後悔するよりやってみようよ」と心の声がでっかくなってついに電話する日が。
そして。
秋晴れのさわやかな日に、近くの支援拠点センターへドキドキとワクワク半分ずつで行ってきました。研修前の最初の説明会です。
支援センターの扉をそっと開け、恐る恐る中へ入ると、
スタッフさんの温かい笑顔、あちこちで遊んでいる子供たちとママ。
ものすごい喧噪の中でも平然と眠っている赤ちゃん。
かわいい、かわいい、かわいい~!
いいないいな。
こんなにワクワクする気持ち、久しぶりです。
思い切って飛び込んでみて良かった 👈まだ踏み出しただけで一歩も進んでないけど、ちゃんとやれるかわからないけど。
研修を終えたら、少しずつこの空間に溶け込んで一員になれるといいな。
迷惑にならない程度にずっと続けて行けたらいいな。
遠くの親戚の代わりの近くの他人、なれるかな。