ふんぎゃああああぁ~💦うわあぁぁーん
お預かりした10カ月のAちゃん。
ママの姿が見えなくなるとすぐに泣き始めてしまいました。
そこから、かれこれ1時間。
おもちゃもダメ、他のお友達もダメ、大好きなジュースもダメ、おろしてみたり抱っこの仕方変えてみたり、スタッフさんと代わってもらったり色々と試してみるも、ひたすらママを求めて泣いています。
泣いてくれるのは一向に構わないのですが、全力で大泣きしてるから汗をたくさんかいて風邪ひいたらいけないし、喉をやられないかなとかそっちが心配。
Aちゃん、顔合わせでママが10センチ離れただけで、手と体をママに向けてすでに、ふぇぇえン。
「お、これは何かを感じているな」とは思っていたのですが、なにより10カ月になったばかりでちょうど人見知りのお年頃。
その上、Aちゃん自身も初めてのお預かり!
赤ちゃんが泣くのは、それしか感情を訴える方法が無いからですし、泣かなかったら自分に起こっている異常を知らせられなくて死んでしまいます。
Aちゃんの泣き方は、
・ あたりを見回しながら違う違うという風に泣いている。
・ おもちゃにも好きなものにも関心がなく顔を背ける。
・ 窓の外に映る人影を見つめて、ママじゃないとわかった時点でまた泣く。
・ 抱っこしている私の胸を「あんたじゃなーい!」と突っぱねるようにギャン泣きしている。
Aちゃんが泣きわめいているのは、ひたすらママを求めているからであることが手に取るようにわかったので、泣いていることに何の心配もありません。
ただね~、体力を使いすぎるからそれが心配で。
コロナもインフルエンザも流行っているし、これだけ体力消耗して免疫力落としたら困ります。
ギャン泣きワールドからスタートした初めてのお預かり。
支援センターにてのお預かりでした。
預かりは、以下の中からできることをを選択して登録しておきます。
・ 習い事や塾などへの送迎。
・ 支援センターでの預かり。
・ 預ける方、預かる方どちらかの自宅での預かり。
やっぱり最初から一人で自宅預かりはハードルが高すぎます。
周りに助けてくれる人や、お遊びの道具やたくさんの人がいた方が赤ちゃんも、なにより私も心強いので、まずはセンターで預からせていただきました。
センターには、赤ちゃんとママがたくさん訪れています。
お預かり目的よりもママと赤ちゃんの憩いの場、コミュニケーションの場としての役割の方が大きいのではないかな。
みんな、お互いを意識しつつも思い思いに遊んでいます。
小さなお布団が並んでいて、喧噪の中でもそこでお構いなしに眠っている赤ちゃんもいます。
Aちゃんはここへママと来たことはあるそうでしたが、一人になるのは初めて。
周りを見回すとママに抱っこされた子供たちがたくさん。
「わたしのママどこ~!」ってなってる上に、施設の中はたくさんの人や声や音でガチャガチャしていて落ち着きません。
思い切ってお庭に出てもいいですか?と、スタッフさんに許可をもらって庭に出てみました。
お庭では、少し大きい子たちが陽だまりの中で無心に遊んでいます。
あったかい陽ざしと、ゆるやかな風。
賑やかな部屋の中から出てくると、す~っとして穏やかです。
「気持ちイイね~」と声をかけたいところですが、私の声を聞くと「ママじゃない~」と泣くので、私の顔を見せないように肩越しに抱いてゆっくり散歩。
落ち着いて来たので、ベンチに腰掛け膝に乗っけて後ろから抱っこ。
揺らしながら風景を見せるという人間ベビーカー状態に持ち込んでみました。
しばらくの間、遊んでいる大きい子達を眺めながら、小さな声でふぇふぇと文句を言ってたみたいですけど、そのうちコクンとうなだれて眠ってしまいました。
「たくさん泣いたもんね。疲れたよね。」
閉じられた瞼に長いまつ毛。おでこにかかるまだ茶色くて薄い髪の毛。
小さくてあどけない横顔がかわいくてにんやり。
それから、ママのお迎えまでぐっすり眠って、初めての預かりは終了。
お預かり第一回目はギャン泣きでしたが、それだけに得るものがたくさんありました。
パパが預けに来ている赤ちゃんもいれば、ママとパパ二人で預けに来ている人もいましたよ。
ちょっと預けたいな、見ていて欲しいなって思ったら、理由なんかなんでもいいと思います。ただ単に、少し一人になりたいとかでも。むしろ、それでいいんじゃないかな。
預かる方も幸せなんですよー。
私なんて、あれだけ抱っこしていても腰に来なかったのは、普段からやってた骨盤体操がやっぱ良かったんだな~ってわかって、これからも続けなくっちゃってやる気も出ましたし(笑)。
スタッフさんから「何時間でも泣いてるお子さんもいますから大丈夫ですよ~」って励ましてもいただきましたし。
なんとその上、
研修を一緒に受けた同期(?)も初預かりで来てました。
「会えて良かったー!心強い~」って地域の人との繋がりもできつつあります!