シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

お菓子屋さんですよ⁉️🥮ラ コリーナ近江八幡

コロナが少し落ち着いていた10月。

Gotoキャンペーンを使って「ラ コリーナ近江八幡」へ行ってきました。

近江八幡は以前にも訪れたことがあったのですが、「情熱大陸」というテレビ番組で建築設計した藤森照信さんのことが取り上げられていて、ここ「ラ コリーナ近江八幡」をどーーーーしてもこの目で見たくなりました。

 

しかし!

出発日の天気予報は、台風接近真っ最中!🌀🌀新幹線止まるかも?

どーするかいな、これ?! 

案外、夜中のうちにサーッと通り過ぎる台風かも。いやいや、直撃かも。キャンセルすべきか否か?!うーーーむ。。

 

が、しかし!!!

ワタクシは、泣く子も黙る晴れ女なのでごさいます。おーほっほっほ。。。すいません。自分で言ってるだけです。

自分を信じて、訪問を決行することにいたしました。

 

果たして、結果やいかに。。。

 

一日中、雨☔️でございました。

が、さらに、しかし!!!

そのおかげで、ラ コリーナ近江八幡はガラ空きで、以下の写真の通り、悠々と見て回ることができました。

滋賀県は山に囲まれているせいか、たいていの台風は避けて通るんですよ~」とホテルの方がおっしゃったとおり、翌日に台風は平然と通り過ぎて晴れ間が。

迷うことなく、電動機付き自転車を借りて近江八幡市へ飛び出しました。

 

余談ですけど、電動機付き自転車ってあれもう自転車の域を出てますよね。あれってもはや、一人乗り自由自在オープンカーですわよね。

以前、大分県由布院に行った時に借りたんですけど、45度くらいの急な坂さえ苦もなくブイブイ登るんですよ。驚きました。

てなわけで、ついでに、晴れた日のラコリーナも見たいと再び訪れてみましたが、ものすごい混雑。バームクーヘン売り場なんか出入り口までの長蛇の列。

そそくさと退散いたしました。

恐らく、土曜日のせいだと思われます。

空いていたのは、コロナのせいではなくお天気と平日のせいでした。

これから行ってみようかと考えている方には、お天気がイマイチの平日のご訪問をお勧めいたします。

 

 さて、「ラ コリーナ近江八幡」。

下の写真をご覧いただけると、「ああ!ここね」と思われるでしょう。

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 滋賀県の琵琶湖のほとりにある歴史深い町、近江八幡市に本社を置くお菓子屋さんです。

いただくときに皮とあんこを合体させる最中で有名な「たねや」さん、

焼きたてのバームクーヘンがおいしい「クラブハリエ」さん、

等で良く知られている「たねやグループ」さんが展開する施設でございます。

 

さっそくですが、屋根のてっぺんに。。木!

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すでに、ここからワクワクしてきますね!

 

初めて訪れるんだけれど、なんだか懐かしい。

山間に抱かれて「いらっしゃーい」と両手を広げて迎えてくれる建物と緑。

呼吸をしながら佇んでいる建築物。緑の葉っぱたちは伸び伸びと育って、笑いながら輝いている。それを見守る空と雲。
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このベンチに腰掛けて、ただボーっとしていたくなります。


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建物の中に入ると、これまた不思議な世界が広がっています。

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黒い点々、なんだと思いますか?

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炭(すみ)なんですよ。
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ゴミ入れです!

ゴミ入れの置かれている様子さえ、すでに絵画。

 

トイレがまた、たまらないんですよ。

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トイレへの通路にある一服の「絵」!じゃなくて「窓」

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未知の世界にいざなうトイレへの通路

 トイレへと繋がる小道も、それぞれ工夫が凝らされていていい雰囲気なんですけども、

なんといっても「香り」です。

「匂い」じゃないですよー「香り」です~て言いたくなります。

おそらく、森で伐採してきた栗の木をそれ用にガンガン割って、割いて、削って、繋いで、トイレの扉や内装に使ったのでしょう。

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木の香りに溢れかえってるトイレ。

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トイレに入りますよね、すると、

鼻孔の奥までつーーーんと針で刺されるような清々しい木の「香り」に包まれるんですよ。

アンモニアの匂いじゃないです〜。

これ栗の木だと思うんですけど、栗の木ってこんなに刺激的なのに、それでいて静謐な香りがするんですねー。目を閉じると、トイレの中なのに、森の中にいるような気分。思わず、マスクを外して、その香りをすーーんと嗅いでしまいました。ダイジョブかな

 

そして、あれ?と驚いたのが、

これ 👇👇👇

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紙巻き器のステンレス部分に注目。

ここも! 👇👇👇

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金属の部分に注目。

ぴかぴかしている金属の部分が、わざとシャカシャカと削られています。

職人さんたちなのか、社員さんたちなのかはわかりませんが、建築家藤森さんの指示で

みんなしてひとつひとつ紙やすりかなんかでシャカシャカ磨いたのかな~?

大変だったろうけどみんなで作業するのは楽しかっただろうな、そんなことを想像してにんやり。

 

栗の木と言えば、もう一つ。

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どーこだ?

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森の中にテーブルが。。。そんな感じ。

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無骨な自然のままの木の形

👆👆👆 ここ、カフェなんですよ~。

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焼きたてふっわふわのカステラが食べられます。

でね、でね、良く見ていただきたいのが、これ 👇👇👇

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座面をよ~く見てくださいね。

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恐らく、これも、わざと小さな傷を入れたんだと思うのです。

とても、現代的なデザインの椅子にビンテージっぽい木の素材。

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子供用の椅子。

無骨に削って作られた感じが、たまりません!

こだわり方が半端ないです。

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くっきり見えないでこぼこの窓ガラス



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このカフェへ続く通路 👆👆👆 右側の窓が上記のでこぼこ窓

 

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ラ コリーナ限定の(現時点)このカステラは、ここで焼いています。

 

さて、一服して外へ出ると。。。

この風景はあまりにも有名ですね 👇👇👇

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屋根から滴り落ちる雨粒さえ宝石のようです(写真右端)


この日の雨で、元気いっぱいのサトイモ(たぶん)の葉っぱにも大粒の真珠が。。キラキラ

👇👇👇


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他の施設へ続く屋根付きの通路。てっぺんにたくさんの草!

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通路の壁に藤森さんお得意の炭みたいに焦がした木が。

その通路の内部。外側とどえらく違って直線的👇👇👇

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この通路の先には、テーマパークみたいな楽しいエリアも。👇👇👇

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これだけでも、あれこれとても楽しめますけど、これから、さらに発展させていくプランがありそうです。👇👇👇のグレーの部分。

社長さん、やり手ですね!

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なぜか、我が家にこんな本があって、

👇👇👇

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この表紙だけ見て、まだ40代くらいの髪の毛をきっちり固めたシャープでトンがったデザイナー、みたいな建築家をイメージしていたんですけど、テレビで拝見した藤森照信さんは、とても穏やかで優しくてお茶目なおじ◯さんでした。

そのお人柄がふんだんに表現されている建築だな〜と思いましたよ。

みなとみらいの鋭利な風景も面白いけど、やっぱり遺伝子の奥底にこういった心静まる風景を求めるものがあることを再確認した次第です。

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 名残惜しいけれど心の中で手を振りながら、ラ コリーナとそれを育む穏やかで大らかな近江八幡市に別れを告げ帰路へ着きました。

この場所が、使い古されて「朽ちる」のではなく、月日が経つほどに魅力を増して「歳を重ねて行く」ことを願いながら。

 

 ラ コリーナ近江八幡に直接リンクをと思いましたが、トップページから貼るようにとの案内がありましたので、たねやグループのトップページを貼っておきますね。

良かったらどうぞ覗いてみてください。

taneya.jp