どうせ老いるなら〜シニアーゼまるくるみらくる

60代は余生じゃない。新しい人生の始まりなのだ。

完全なる子離れでバァバ3原則をゲットしました

 気が付いたら2月でした。

見るとカレンダーも1月のまま。

足元に目をやれば鬼みたいに伸びた足の爪、背は伸びないのに爪だけは伸びるんですよね! 

コロナにかかって寝込んでいたわけではありません。

なのに、肉体的にも精神的にも撃沈しておりました。

楽しみに読ませていただいていた皆さんのブログに訪問もできず、せっかく掴み始めていた自分の世界もリズムもすっかり失われて疲労困憊しておりました。

 

ここへ来て、再び、あの昼夜を問わない沼に落ちるとは。

エンドレス。

人生最大の難関。

時間に追われるのに仕事ははかどらない、頑張っても頑張っても終わらない、あの沼。

そう。

子育てという名であるがゆえに、当然のように扱われ軽んじられ、誰からも評価はされないけれど重労働のあの仕事。

 

 そうなんです。

新生児がやってきたんです。

まさかワタクシが産んだわけじゃないですよ。

新年早々に娘Fが無事に出産いたしまして。

産後の療養をかねて我が家に滞在しているんです。

かわいいですよ。

ですけどね。

やっとこさ人生の残り時間を自分のために使うことに慣れて世界を広げ始め、夫と二人暮らしのなんだって適当でなんとかなる生活を楽しんでいたところにですよ。

再び、あの、子育ての沼。

とは言え、夜から朝までの「夜勤」(←最近は夜の2、3時間おきの授乳やお世話のことをこのように言うそうです。)夜勤はママである娘がたった一人で頑張ってますから、我が子の時のような寝られないツラミはないです。

それは無いですけど、気にはなりますし、逆に、夜中頑張り通している出産したばかりで体の回復中のママを昼間寝かせてやりたいですし、栄養もつけてやりたいですもんね。

頑張りますわね。

大量の洗濯物、少量かつ適当で済んでいた食生活や買い物の激変プラス子守りにと頑張りすぎて、「頑張らないように頑張る」という信念に到達していたワタクシですが、知らず知らずのうちに頑張っていたようで、ああ眠い。

眠いです!

 

仕事が終わったら走るように帰宅して、食事の支度して、食べさせて、その後はもう赤ん坊がとりあえずの眠りにつくまで時間に追われながら走り続ける毎日のルーティン。あれ、若かったから頑張り抜けたことなんですね。今やもう、無理ですわー。

体力がついて行かないんですわ〜。

 

おまけにこのコロナ。

帰宅してから手洗いウガイはもちろんコロナ対策ルーティンが多くて時間がかかって仕方ない。赤ちゃんにウィルス持って帰るわけにはいきませんものね。

夫T氏も、緊急事態宣言を受けて在宅勤務。リモートワークしてますから子守はできません。電話対応やミーティングも結構ありますし。

パパさんは数日間、精一杯の頑張りを経て仕事復帰のため撤退。

 

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 去年、もう一人の娘Dに子どもが生まれた時には、これくらいのハードな日々を逆に楽しんでられたんです。

なんてったって、初孫でしたから、久々の赤ちゃんでしたから。

舞い上がってました。

「赤ちゃんキターーーー!」って、もうかわいくてかわいくって。

舞い上がってたから、必要以上に力が出せました。

競馬でいうと、パドックで泡吹きながらブルンブルンみっともないほど力んでる状態。

その神経の異常高揚した三週間を経たころ、パパが風のようにお迎えに来て親子三人で睦まじく帰って行きました。

去って行ったあとのすさまじい寂しさ。

パドックの馬で言うと「あれ?みんなどこ行っちゃったの? ワタクシ走る気満々ですのに?」のキョトーンそして脱力。

吹きすさぶ風に乗ってひょろろ〜んと力なく落ちていく枯れ葉。枯れ葉。枯れ葉。。。。。

頑張りすぎるくらい頑張ったからこそ襲って来た、なんだった?的な虚無感。

それを乗り越えた時、気づいたんです。

「あの子(孫)はあくまで孫であり自分の子どもではない」ってことに。

当たり前のことなんですけどね。

それに気づいてからは、冷静に孫を見ることができるようになりました。

 

つまりどういうことかというと、 

孫といっても、所詮よそのお宅のお子様なんです。

よそのご家族のお子さま。

孫の親は我が子ですけど、その我が子も、もうすでに別のご家族なんですよ。

よそ様のご家族にあれこれ口出ししたり、昼夜を問わず手を出したりはしないですよね。

 

 娘たちが社会人になった時、

家を出て一人暮らしを始めた時、

結婚してそれぞれの家庭を持った時、

その時々に、さぁ、飛び立って行きなさい!

自由に生きて行きなさい!

どこかで笑顔でいてくれれば、それだけでいいんだよ!

自分の人生を思うように生きなさい!

段階を踏みながら、そうやって少しずつ子離れしてきて、「良かった良かった」の境地に辿り着いてはいたんです。

 

さらにここへ来て、完全なる子育てのフィナーレです。

子離れ完全完了です。

今やもう「やれやれ、終わった終わった」の境地まで辿り着きました。

 

そして得られた孫への接し方、三原則!

それが、以下3つであります。

 

① 愛でる

② 見守る

③ 緊急SOS発動の時だけ出動する

 

これさえやってれば双方円満なのでございます。

これを、ジジババ必須の三原則と名付けることといたします!!!

 

やれやれ。

って、

まだ、お帰りになってないんですよ~。

ママもだいぶ動けるようになってきましたし、ワタクシも少しずつワタクシの生活に戻して行こうと思います。