録画しておいた 18祭 を観た。
NHKの番組で、18歳の若者1000人集めて、その時代の熱いアーティストと共に熱い一曲を歌い上げる、という熱い企画だ。
今回のアーティストは、Alexandros。
あの高音のなんとも言えない声の色気。血とか肉とか筋肉とか、愛憎渦巻くコロッセオとか神殿が似合う。まさにアレキサンドロス。(個人的なイメージでスミセマセン!)
過去には、ONE OK ROCKやRADWIMPSが登場して18歳の若者1000人と共に、熱いステージを作り上げた。
アーティストと若者達がひとつになって、キラキラ輝く汗と涙にまみれまくって、もう感動しか残らないってやつ。
毎回、みんな全力で作り上げてはじけちゃうやつ。
アーティストは、若者たちに向けて、伝えたい叫びを渾身の一曲にして送り出す。
若者達はアーティストの熱い熱いメッセージを受け取り、その曲の歌と振り付けを最終的な晴れ舞台の日までに必死になって練習する。
当日になるまで、アーティストと若者達は出会えない。
その日まで会えないから、余計に最高のものを見せようと頑張る。千人が、一丸となる。
その過程で生まれる友情、内側から漲ってくる意欲、その反対側の若さゆえの心の揺らぎや不安、そういった眩しいものを画面いっぱいに描き出す。
番組は、そんな若者たちの素顔に迫っていく。
ザッとそんな内容の、一年に一度の番組である。
その中で、若者たちのほとんどは、現在の自分に自信がないという。
ちょっと待って!
いやいやいや、自信がないなんて、そんなん当たり前やん!
自信は、これから未来の人生でつけていく物だし。
一歩前に踏み出したいから応募したわけだし。一歩踏み出すというハードルを越えて名乗り出て来たってだけでもすごいよ。
一歩前に進み出て来るって頭で思うより数倍ものエネルギー要るのに、だよ。
スバラだよ!
まだまだ、未来にたくさんの時間がある。
人生がこれからじゃん!
人の目が怖くて。。。なんて子もいたけど、人の目なんて気にすること全くないよ。
あのね、人ってね、慣れる。
慣れる生き物なのよ。
初めて出会ってびっくりこいてもね、毎日そうしててごらんなさい。
そういう人なんだ、って認知するから。
慣らしちゃえばいいの。
そういう人って認識してもらえたら、あとはもうこっちのもん。
楽ちん楽ちん。
堂々としているだけ。
ありの〜ままの〜って感じよ。
あとさ、その若さがあれば、それだけでもう、最強の武器だって自覚して!
自分では、気づかないけどね。
通り過ぎちゃった今だからわかるの。
光り輝くその若さ。若い肉体と若い素肌。歳をとっていく人々がなによりも欲しがるもの。
大枚をはたいても欲しがるものなんだよ!
若いってだけで、もう、すでに、何もしなくても輝いてるから。
どんなにボロボロの服、着てたって、少しくらいボッサボサの頭してたって、サマになるでしょ。
気づかない?
あれ、歳行ってからやってごらんよ。
まじで汚くなっちゃう。
悲しいよ〜。
体力だってものすごいじゃない。
果てしなく、走れたり飛び跳ねたり歌えたり話し合えたりする。
脳みそだって、ふんわふわのスポンジみたいに吸い込める力がある。
若い頃仕込んだ記憶って歳を重ねても忘れないのよね〜。ほんと不思議。
歳いってから脳みそに刻み込もうと努力しても若い頃のようには行かないわ。
そんな時期に詰め込めるだけ詰め込んじゃいなさいよ。たくさんの好奇心で。
炊き立てのほかほかご飯をお弁当箱に詰めたことある?
どんだけでも入るのよ。
柔らかくて変幻自在だから!
冷め切っちゃった硬いご飯は、そうはいかないわよ。
何度も言うけど、若さっていう最強の武器!
無駄にしないでね。
もう二度と戻ってこない武器よ。
日々、刻一刻と少なくなっていく武器よ。
それ持ってんだからね、自信満々じゃない。
やりなさい、やりなさい!
思い切りやれるだけやりなさい。
そして、その中で、たーくさんの人と出会って、繋がって、心に残る思い出を作っちゃってちょうだい!
振り返ったときに足跡みたいに残ってる思い出が、誰かと繋がる糸になるからね!
なんてことを思いながら、胸を熱くして毎回この番組を見るのでありますよ。
眩しすぎる〜!
ぶひーーーっ!!!