アップル社の創業者スティーブ・ジョブズは我が子にipadの使用を制限していたし、ビル・ゲイツもまた14歳になるまで我が子にスマホを持たせなかった。つまり、ITに精通しているはずのIT企業のトップが、最先端のテクノロジーを我が子に与えることに慎重だった…
という事実、ご存知でした?
私は知りませんでした。
もうすでに読まれた方も多いと思います.
どうせスマホに対する、わかりきった教育的な文句の羅列なんだろうな、なんて特に読む気も無くて手にしたこの本。
「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン)
もうすでに読まれた方も多いと思います。
衝撃的でした。
確かに、感じてはいたのですよね。
ここ十数年の全世界的な時代の変化のスピード。
その速さ。
コロナパンデミックが起きてから、さらに否応なく進みました。
思い返してみると、パソコンが生まれ、
iPhoneなんて発表されたの2007年ですよ。
まだ20年も経ってないです。
それなのに、この社会の変化のスピードって、速すぎません?
猛烈に速いです。あれよあれよです。
まさに、目の前をスポーツカーがビュンッと通り過ぎた感じ。
加齢のせいで時間の経過を早く感じるのもありますが、
それを加味しても速いです。
ただの凡人で、この歳になっても何の悟りも開いてもいないワタクシがですよ、ブログとやらに出会い、デジタルを通じて何かを発信してたり、お顔も存じ上げない方々のお書きになったものを読んで「いいね」を押したりしてるんですよ。
ほんの十数年前なんて、遠距離電話にチャリンチャリンと湯水のようにお金が落ちてアワアワ言ってたし、海外への音声通話なんて子供の生死が不明な時くらいですよ。いったいいくらかかるんだろう?って清水の舞台から飛び降りる覚悟でしかできませんでした。
メールなんて、届いたのかも読んでもらえたかどうかもわからない時代だった。
それが今や、顔を見ながら通話するなんてことがフツーにできる。
楽々できる。
知ってる人のことも、世界中の知らない人々のことも写真や動画付きでいとも簡単に知ることができる。
原始人が見たら何かの呪いじゃ〜!魔物じゃ~!ってなりますよ。
人間は、太古の時代からここまで、生きるため、子孫を残すために生きてきたことが進化の基本。
そんな、ただの生き物である人間の脳みそが、このデジタル社会にアワアワ言ってるのが今じゃないでしょうかー?
特に、まだ柔らかくってふにゃふにゃしてて形成途中の若い人々の脳みそ、危なくないですかー?
って、ハンセンさんは言ってる気がします。
特に、子育て世代の皆さんには、一度は読んで欲しいって思いました。
そろそろ人生どーでも良さそうなワタクシではございますが、
周りの人々とのリアルなコミュニケーションと、
一日最低6分以上の運動を心がけよう!と思いました。
リアルと運動
このふたつの大切さって、コロナ禍でも身に沁みて大切なものだとわかりましたし。
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