シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

小さな幸せがあちこちにあるのを見つけました

久しぶりにイトーヨーカドーに行った。
レジで、ん?  なんか違う。
あ〜、制服変わった!
深い紺色にえんじ色をアクセントにした大人っぽい色合い。
帽子も同色で、ベレー帽みたいに深々とかぶれるタイプ。
以前のスーパーっぽい感じからワンランク上がったイメージに変わっていた。

制服、変わったんですね!
かわいい〜!

思わず声をかけたら、「嬉しいーっ」と顔じゅうを崩して喜んでくれた。
はい、どうもありがとうと、お互いに笑顔でレジでの受け渡しを終えて荷物を詰めていたら、ちょうどそばにいたマネージャーみたいな男性が おいおいどーした!と叫んでいる。
何事かと思ったら、その彼女に向かって笑いながら声をかけている。
どうやら、お隣のレジ仲間にも体じゅうで喜びを伝えたらしい。
前の制服の色が好きじゃなかったから、と彼女は言っていたから、きっと、お客さんにどんな風に映るか気にしていたんだろうな。

レジの人たちのお顔は、たいてい覚えていて、今日、担当してくれた方はてっきりとても大人しい方だとばかり思っていたけど、とても明るくておちゃめさんだったんだな。

そんなおちゃめさんの嬉しさを笑顔で受けてめている周りの仲間たち。
なんかいいな。
メンバーが変わらないのはそのせいなんだろうな。忙しかったり嫌なことがあっても、お昼休みや仕事終わりにみんなで何気におしゃべりしてストレスを発散しているんだろう。
色んな仲間がいるけど、きっと、それぞれの個性を面白がっているんだろう。
なんだって、面白がるって楽しさを呼んでくる。

その日は、冷たい雨であったが、なんだか嬉しくなってルンルンしながら歩いて帰った。