シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

リスペクトという言葉の奥深さにしびれました

昨夜、いつものように睡眠導入剤代わりにラジオ英語講座を聞いていたら、あれ?と思った。

 

大好きな先生が、「今日はリスペクトです。私の一番好きな英単語です」と言うではないですか。

え?

なんですって?

 

リスペクト

 

それは、ワタクシがあまり好きではない言葉です。

なぜなら、ついちょっと前まで、テレビやなんかで売れている俳優さんやタレントさんが「リスペクトしてます」とお気軽に言うのを何度も目にしたからです。

売れっ子さんたちがこぞって言うもんだから、世の中の若者たちもこぞって言っていて、該当インタビューなんかでもよく耳にしました。

 

で、なんであまり好きでなかったかというと、

 

日本人なら 尊敬しています といえばいいんじゃないの?

な~ぜ~に、わざわざ、そこだけ英語にして言うわけ?

英語にした方がなんとなくカッコイイからかな~?

し~か~も、使い方が、若干前後に肩を振り、口をとんがらせながら、

「○○さんのことリスペクトしてんっすよ~へへっ」

てな感じである。

軽い。

ヒッジョーに軽い。

ポケットに手を突っ込んだままでも言えるくらい、軽い。

なんなら自分もそのうち仲間入りしちゃい、ま、す、け、ど、?

ていうくらい、軽い。

 

日本語の 尊敬 ってそんな感じになるかな?

「○○さんのこと尊敬してますっ。はい!」

ちょっと、姿勢を正して、遠くの空にそのお方の姿を想像の中で仰ぎ見ながら言う。

そのお方の尊い部分をよく知っています!

しかし、わたしがその方について色々と申し上げるのも恐れ多いです!

わたしなんぞは、その方に到底及びません!

ちょっと大げさだけど、そんな雰囲気で使用する。

と、ワタクシは捉えている。

 

それなのに、あろうことかワタクシの大好きな大西先生は、

 

一番好きな動詞 リスペクト をご紹介しましょう

 

と、嬉しそうにおっしゃるではないですか。

何事ですか、大西先生。いったい、どーゆーことですか。

いつもは、番組を聞いている途中からすでに意識が無く、夢の世界へ突入しているところですが、今日ばかりは最後まで寝ずに!頑張って聴きました。

(普段から、頑張って聴かんか~い!)

 

大西先生は言います。

リスペクトは、全ての英語コミュニケーションの根幹にあるものです。

 

なんですと?

根幹、中心、ですと?

 

なぜなら、リスペクトとは、相手と意見が違っていても、また、相手のことを好きでなくても、その価値を認め尊重すること、一目置くこと、だからです。

 

相手が、自分同様の素晴らしい人間であり、意見を戦わせる、話し合うに値する人であると尊重する、一目置く、認めるということなんですね。

 

ふむふむ。

 

そして、さらにわかりやすく解説してくださる。

 

すばらしいことを成し遂げた人を称賛する場合は admire

目上の人、年上の人、権威のある人、親などを仰ぎ見る場合は look up to

を使います。

 

例文で言うと、respect はこんな時に使いますよ。

ーーー R先生は人気はないが、ほとんどの生徒は敬意を払っている ---

 

なるほど~~!!!

 

リスペクトは、同じ位置にいて相手の価値(バリュー)を認め尊重することで、一方的なものではないんですねー。

 相手をリスペクトすることは、相手の基本的人権を尊重するということに非常に近い。

だから、リスペクトがすべての英語コミュニケーションの中心・根幹にある、というわけなんですね。

そうですよね、リスペクトしてなかったら最初から馬鹿にして意見や話しを聞かなったりしますもんね。

 

すーみーませんでしたー。

ワタクシが、間違えておりましたー。

 

これからは、積極的に リスペクト を使っていきたいと思います!

(-ω-)/

 

なお、今回のキーフレーズは、

 

We need to respect each other's opinion.

(私たちは相手の意見を尊重しなくちゃ)

 

リスペクトを使うのは、人に対してだけじゃないんですね。

スッバラスィ~♡

 

 大西泰斗(ひろと)先生の「ハートでつかめ英語の極意」は、ネイティブスピーカーが英語をしゃべる時の微妙なニュアンスについて、とてもわかりやすく教えてくれる番組です。

良かったら,聴いてみてください。

なお、今回10/31木曜日分の講座をアプリゴガクルで聞けるのは、来週11/11月曜日のAM9:59までです。

 

あ!

あと、ワタクシはNHKさんとは一切関係はございません。