うっかり見てしまったんですよ。
宇宙人のあいつ。
あいつ呼ばわりしてる友人が宇宙人だったわけじゃないですよ。
映画です。
「宇宙人のあいつ」
中村倫也さん主演の。
バナナマンの日村さん、ハスキーボイスの個性派女優 伊藤沙莉さん、これまた顔から何から個性的な柄本時生さん。実際のところ、全員宇宙人じゃないのー?って思うくらいの役者さんたちの濃い~演技爆発です。
ネタバレになりますから詳しくは語れないんですけれどもね。
これもうなんなんですか?
ってなるんですよ。
ヒッチャカメッチャカ。嘘でしょ。そんなまさか〜!んなこと、あるわけないでしょ!まーじーでー?!お下劣〜🤗なんていうトンデモない事態が次々と展開されるんです。
ついつい声出してゲラゲラ笑ってしまうのです。
途中で、これはもしかして、細部まで描き込まれたアニメーションじゃないの?そんな疑惑が襲ってきたりします。(最近のアニメはすごいですから)
おまけにね、高知市が舞台なんです。
朝ドラ「らんまん」と被ってますし、ワタクシが最近行った旅先とも被ってます(それ関係ない?)もしかして今って高知県ブーム?っていう錯覚に陥りました。
その割には取ってつけたような高知弁なんですよ。わざとか!って思います。
いや、たぶん、あれはわざとですね。
狙ってますね。
高知弁の良いとこ取りです。
高知弁のおいしい所をひったくって塗り重ねた感じです。
なのに、なのにですよ。
なんなんですか?
すっかり感情を持っていかれますよ。
最終的に泣かされるんですよ。
こんなバカバカしい展開なのに、涙するってどういうことーーーー?!
んなバカなーーー!
まんまと泣かされてたまるもんか~なんて、うっかり全開にしてた心の扉を無理やり閉じようと試みるんですけどね。
戸締りできませんでした。
泣けました。
観る前は、もしかしてお金の無駄かな~ってチラッと思ったりしたんです。
でも、観てしまった今となっては、あのバカみたいなのに心底優しい世界にもう一度浸りたいって思います。
新しい形の「三丁目の夕日」なのかもしれないとさえ思います。
もしもご覧になるようでしたら、是非に隅々の小道具までじっくり見て欲しいです。
ちょっと、そこで止めて!じっくり見たいから、なんて隅っこのすみまで楽しみたくなりますよ。