手術すると決めたら一度来院をとのことで、すぐに予約をしました。
その際、手術同意書へのサインと血液検査が必要でした。
以前受けた白内障の手術は、大学病院だったので血液検査だけでなく、胸部のレントゲンまで体の隅から隅まで調べてから手術に臨む感じでしたが、今回は血液検査だけで済みました。
最終的に先生から、手術方法について詳しい説明があり、
私の場合は、すでに黒目までまぶたがかぶさっている強度の下垂なので、
拳筋前転法の切開法、という方法になるということでした。
まぶたの下垂度が軽度の場合は、皮膚の切開はせずに、緩んでいる筋肉をまぶたの裏側から引っ張り上げるだけの埋没法というやり方になるらしいのですが、私の場合はまぶたの下垂、つまり皮膚のたるみがひどいので、ふたえのラインを切開し緩んでいる筋肉(眼瞼拳筋腱膜)をまぶたの軟骨(瞼板)に3か所固定、その際に緩んでいる皮膚も2~3ミリ切除するというものです。
詳しく知りたい場合は、あの有名な〇須クリニックさんのHPをご覧になると図解入りでわかりやすいと思います。
数ミリ皮膚を切り取るということになると、これはもう先生の「これくらいかな~」という予測と経験がものをいうことになります。
オバサンと言えども、やっぱり変なこちゃンになったらどーしよーと不安がチョとだけ頭をよぎります。
今ならまだ引き返せますから、なんとか先生がこの手術に長けているという確証がほしくなりました。
そこで、正直に声をかけてみることにしました。
あの~、先生はお若いので目も細かいところまで良く見えて、
(完全に自分の老眼値からものを言っています)
手先も器用でいらっしゃると思ってこちらに決めたんです~(照れ笑い)
すると!
なんと引き出したい答えと違うものが返ってきました。
えっ?僕もう50(歳)なんですよ~。
驚いたのはこっちです。
先生てっきり30代かと思ってましたよ~。
いや、ほんとにそう思っていたのでびっくりしました。お肌に生き生きとしたハリがあるし目元にも一切シワが無いんです。「やっぱり形成外科の先生だけに美容には人一倍気を使っているのかな?もしかしたら、ご自身でお顔に施術をなさっているのかも?」なんて想像しながら先生の顔を眺めておりましたら、
先生、なんだか気分を良くされたみたいで、
嬉しいなぁ。
と少し目を細めてニコニコしながら、さらに、
この手術は得意ですよ!
自信満々にお答えになりまして。
気分がよくなったところで「得意ですよ」って言われても若干の不安は残りましたが、私も何だか気分が良くなったので、波に乗ることにしました。
とは言え、もう一押し安心が欲しかったので、診察室を出て、手続きのためにとても親切に説明してくれた看護師さんに再びそれとなく尋ねてみました。
あの~、先生はこの手術お得意なんですってね?
「そーなんですよ!安心してください。
先生なら間違いないです!」(自信満々)
なんていう答えを期待していたのです。
が、実際は。
う~~ん(目を泳がせる)そ~ですね~。
何回もしてらっしゃいますからね~。
え?その「う~~ん(目を泳がせる)」てとこ気になりますけど?
え?ええ? だ、だいじょ、だいじょぶ、大丈夫でしょうか?って詰め寄って問いただしたくなる衝動に襲われましたが、堪えました。
結果がどうであれ、なんとかなるでしょ。
人生は本当にあっという間に過ぎて行きます。「やってみたい」ってことは、とりあえずやってみる。心配だけしていてもなんの進展もしないですから。
なんだかワクワクして来ました。