シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

今日の料理展と神谷町でいきなりの出世の階段

今年の暑さは尋常じゃーなかったですね。

やっと涼しくなったと思ったら、もう9月がサヨナラを告げようとしていて、いきなりの「さむっ!」

どゆこと?

日本の四季もどうなっていくのか、怖い!

ずっと先の時代がどうか平和でかつ人間が生き延びられる世界でありますようにと願わずにいられません。

 

さて、まだ暑さ真っただ中の頃、健脚系女子の会ゆらりさんと二人、猛暑でも雨でも大丈夫な所へ出かけてきました。

NHK放送博物館です(入場無料)

 60〜70代の女子三名で構成される単なる歩き好きの会

 (センパイは山形にお出かけ中!)

 

放送の博物館なんて、ご存知でした?

私は知りませんでした。

「今日の料理」という番組の歴史を辿る展示会が開催されているというのです。

「今日の料理」は好きな番組です。

あれはいい。

眠れない時に見るのも最高です。

あれを見ていると何もかも忘れて身も心ものんびりリラックスします。

講師のアシスタントは次々とバトンタッチして色んなアナウンサーが登場しますよね。

ニュースを読む時と違って、各々のお人柄がにじみ出るのでなかなかに面白いです。

最近はアナウンサーじゃなくて土器のキャラクターがアシスタントになってたりもしますよね。

 

講師の先生の中には、脳天を突き破るような高音の声の持ち主もいらっしゃって、疲れていると今日はパスとなる日もありましたが、そんなことも今では先生の「個性」としてなんでもなく受け入れられるようになりました。

年齢を重ねるって、こういうことですね~。

 

好きな先生は、土井善晴さんかな。

「いいんです。これでいいんですよ」と穏やかな口調で、次々に型破りな料理法を伝授くださる。「それでいいんだ~」となんか安心します。

最も納得したのは、インゲンを茹でる回。

茹で時間を聞かれて、なんと答えたと思います?

「誰にもわかりません」

確かに!って思いました。

インゲンの状態や好みによって、茹でる時間は変わります。

「ちょっと食べてみればいいんですよ」

全くその通り。

 

前置きはさておき、その放送博物館がどこにあるかというと、

都内の神谷町なんですよ。

ご存知でした?

私は知りませんでした(二回目)←年のせいで重複しているわけではござらんよ。

神谷町に用事があることなんて皆無と言っていいので、駅を出て歩き始めると初めての町特有の面白さで上から下までキョロキョロします。

東京って、新しいばかりじゃなくて、こんなに?っていうくらい古いものも残っていたりして本当に面白い。

 

楽しみながら博物館に向かって歩いていると、ゆらりさんが急に思い出したとみえて、いきなり!

「出世の階段登る?」と言いだしました。

はて?(いま流行り→9/27終了しました

なにそれ?

博物館への入り口を目の前にして、突然の脳内フラッシュが起きたとみえます。

遠い昔の記憶が、「博物館はこちらです」という看板を見た瞬間に呼び覚まされたようです。

すぐ近くに、愛宕(あたご)神社という歴史ある神社があってね、階段が百段ほどあるんだけど、そこを登ると出世するのよ、と。

その階段は、一度登ったらそこからは絶対に降りてきちゃだめなのよ。

出世の階段だからね。

ゆらりさんが私にレクチャーします。

何度もです。

ゆらりさんは、私より5歳年下なので言ったことを忘れているわけではありません。

大事なことを何度も言うのが、ゆらりさんの特徴なのです。

ゆらりさん熱心の波」の仕業です。この波が来ると水を得た魚のようにイキイキと目が輝き声がでかくなるので、声が大きいよと声かけすることもたまにあります(笑)

楽しいです。 朝ドラ「虎に翼」

 

出世の階段…

今さら出世も何もないよね?と思いましたが、昨今は人生百年。

何がどうなるかわかりません。

何かのご縁で導かれたに違いないから、とりあえず「登ろう登ろう」ということになりました。

ここです ⇩

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出世の階段は、「Success Steps」なんですね。

おしゃれです。

しかし、この急こう配の階段を見ると、足腰の鍛錬により、さらに己を鍛えぬき高めたいという意欲満々なる人々が多く現れるようで、足腰のトレーニングには使わぬようにと但し書きがなされていました ⇩

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確かに、ついつい脚力を試したくなるような石段です。

名前の由来は、馬で駆け登ったことのようですが、さすが出世の階段だけあるな~と思いました(なにがやねん)。

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登り切った上から見ると、思った以上のこう配です。

一旦登ったら、ここから下ってはならんそうです(ゆらりさん談)⇩
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階段から正面に向き直ると、信仰心の全くない私でも、なんとなく身の引き締まるキリっとした朱の門が現れました。


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良く見ると「葵の御紋」です。

なぜに「葵」?

疑問に思われた方は、お調べいただければと思います(私も調べましたが教えませんよー)
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お祭りもあった模様 ⇩

ブログに起こすのが遅いので、いつも情報が間に合いません。ゴメンナサイ。
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ここまで来てお参りしないのは階段でトレーニングするより失礼かと、本殿と弁財天社の二か所にてお参り。

そそり立つビルを背景に。芸能の神様もいらっしゃいました。

境内の売店で売られている北海道プレミアムソフトクリームに吸い寄せられつつも、ソフトクリームには全く雑念のないゆらりさんに導かれて放送博物館へ。ソ、ソフトク…

この神社から降りずに行くことができましたよ。

今放映中のアニメかな

道長様とまひろ様

終わってしまいましたが、寅ちゃん(もう次のに変わってるかな)

懐かしい!以前(ってかなり昔)の時報はこの時計でしたよね!

なんだと思います? ⇩

効果音装置です:左)両手でぱっかぱっか馬のひづめの音 右)小豆を転がして波の音

アナウンサーになりきったり、こんな天気予報のお姉さん体験もできます。

目的の「今日の料理展」は、ひと区画のみ。こじんまりしてました。

子ども達が社会科見学に来ていたり、他にもなんだかんだと楽しめるものがあり、意外にたっぷりと時間が経っていました。

お腹が空いた~。

神谷町でランチを探すと、さすがビジネスマンの町。

お昼ごはんを食べられるところ結構あります。

しかも、千円以内!

 

和食がいいねと、越後屋玄白総本山さんへ(名前が渋い)

お魚のランチメニューがいっぱいです! 

私はこれに ⇩ (確か税込979円)

ご飯とお味噌汁のほかほかの湯気見えます?
ホクホクに焼けた鮭と粒がぴかるご飯

しかもここ、仕事帰りの一杯が最高そう! ⇩

ちょい呑み!めっちゃいいですやーん!しかも、お通しなし!(右)

神谷町に通う人々羨ましい〜!^o^

注)私達は、昼一時を回ってからの入店だったのでそれほど待たずに入れましたが、お昼前後は激混みかも。次から次に客足が途絶えませんでしたよ。さらに、入り口でお会計を済ませてから入り口外脇に並ぶ、というシステムでした。回転率すごくいいと思います。

お腹いっぱいだし、帰ろうかと思いましたが、ほんの徒歩数分先に昨年オープンしたばかりの、麻布台ヒルズがあるじゃないですか。

ホイホイ見に行きましたよー。
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あのね。

浦安の某テーマパークからキャラクターもアトラクションも無くし、規模を小さくして大人(おとな)~にした感じ。

お値段もインバウンド価格(私基準)

地下のマーケットは、案外手が届く価格帯でした。 全部を回ったわけじゃないし、チームラボは気になりますけど、庶民の私は一回行けばいいかなー!