ちょっとこの景色見てください。
美しさに吸いこまれて、思わず深呼吸したくなります。
なんて気持ちがいいんだ!
そしてね、ほら ⇩
脳内の閉じられた玉手箱がぱあ~っと開いて、小さい自分が何人も野っ原に駆け出して行く妄想にとらわれます。
わけもなく嬉しくなって、お日様とか地球とかに感謝したくなりますよ。
昨年に観に行ったデイヴィッド・ホックニーを思い出しました。
水戸と言ったら、納豆!
水戸と言ったら徳川家!
なんて思ってましたが、
実際に行ってみたら、いや全然ちがいますやん!
それって、
◎持ち時間が数時間だったので、納豆とか徳川家とか城とかに辿り着かなかっただけ
◎暑くもなく寒くもない季節的に最高の日であった
◎レンタサイクル(もちろん電動)で気持ちよく走り回れた
ということもあると思います。
けれどもそれだけでない、なんですか水戸市のこの美しさ。
自転車を借りた駅の地下から地上へ飛び出すと、歩道は広々していて自転車専用部分もあります(時々途切れるけど)
町は全体的に建物が低く建てられ、京成百貨店もどどーんと目立つ場所にあるし、磯崎新さんが設計し、小澤征爾さんが館長を務めていた水戸芸術館のシンボル塔がピッキーンとランドマークになって方角もわかりやすい。
ですが、そんなことより、驚いたのが!
せんばこ。
千の波の湖、千波湖と書いて、せんばこ。
先ほどの美しい写真も、全て千波湖での写真です。
ここはグリーンゲーブルズなのか!(勝手な連想)
これほどの敷地にこの美しさを保つって、財政的にもかなり大変だと思うのですが、惜しんでいる感じがしません。
お次は偕楽園
皆さん、ご存知、日本三名園。
●偕楽園
少々あまのじゃくなものですから、なんの期待もせずに行きました。
どうせ、造り込まれた庭園でしょ。
梅の花の季節も終わってますし。
なんて思っていたら、なにこの気持ちよさ。
山でもないのにマイナスイオンばりばりです。
中にある好文亭?なに?別料金?入らなくてもいいかな…と思いつつ、ついふらふらと(チケット売り場のスタッフさん感じ良すぎ)
入ってみたら。
ええ!(感動)
別料金だからってスルーしちゃだめですよ。
見終わると、この建物を維持するために200円なんて安いとさえ思えます。
徳川斉昭さんって、すごい。
歴史って、面白い。
そして肉のイイジマ
おいしい常陸牛を取り扱っているお肉屋さんなんですが、レストランも経営しているんですよ。
ここに行きたくて、水戸を訪れたといっても過言ではないです。
じゅうじゅういってるの、おわかりいただけますか~
ステーキか?
この常陸牛ランチか?
究極の選択でしたが(笑)
ハンバーグの右横のモモステーキは柔らかくて常陸牛の香りとうまみがじゅうじゅう。
真ん中うえにあるコロッケの中には、ゴロンと大きなお肉の塊入ってました。
とにかく肉がうまい!
常陸牛さん、ありがとう!
ここを目指して来たことをお店の方に伝えると、とっても喜んで写真を撮ってくださいましたよ。有名人のあの方(言えないけど)もついこの間食べにみえたという話しも(^。^)
絶対にまた訪れて、次はステーキをいただこうと決めました。
おまけ
さて、なんのロゴでしょうか? ⇩
昭和を生き抜いて来た方なら、必ずどこかで目にしているはず。
茨城県近代美術館。
通りかかると、ちょうど、あの石岡瑛子展を開催中。
ここで出会ったのはきっと、なにかのチャンス。
見てきました。
今ならきっとアウトだろうなと思われる作品も、当時はセンセーショナルで大胆なアートとして受け入れられたんだな~。
おいしいおまけ グルービー
茨城ファンの知人に教えてもらった、パスタ専門店グルービーさん。
オススメの海賊スパゲッティをいただいたのですが、すごい量!
食べても食べてもお皿のそこから湧きだしてくる。
セットのサラダも、あれ?お豆腐?と思いきや、何やら柔らかいチーズ状のものが入っていておいしい!あれは、いったいなんだろう?
もう一度来たいお店となりました。
今回の旅は、とても大切な人に会いに行ったついでの小旅行でした。
あと何回会えるだろう。
自分の年齢を考えると、体力と気力があるのは今だ!
今行こう、今行かなくて、あの時行っておけば…と後悔したくない。
結果。
彼女に会えただけでなく、思いもかけないたくさんの「すばらしい」に出会えました。
終わり間近の人生に、まだまだ次が現れる。
出会えなかったたくさんの素敵を見つけに、きっとまた訪れたいと願うのでした。