シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

水戸のお土産に「干し納豆」という名の納豆ジャーキー

水戸のお土産と言えば、大抵の方々が、

納豆!

という連想で頭の上がピカると思います。けれども当地へ赴くと、 茨城県が誇る名産品として、常陸牛にあんこう、栗、干し芋がいならんでおります。

納豆はイメージにお応えすべく、とりあえず置いておくか、と言った風情でした。

 

他に、最近は品川駅のエキュートなんかでも見かけますが、サザコーヒーもいいですね。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、なんと、あのおしゃれなサザコーヒー茨城県は勝田(かつた)が始まりの地なんですね。

勝田といえば、そう!ネモフィラやコキアで有名なひたちなか海浜公園のある町。

水戸から常磐線でひと駅の町です。

サザコーヒーさんのHPから引用させていただくと、

サザの由来は、臨済宗「且座喫茶」から、「さあ、座してお茶を飲んで下さい」の意味。禅の 心でコーヒー提供が出来ればとサザコーヒー店を始める

なんと、カタカナのサザからは想像もつかない由来でした。

このサザコーヒーには、「将軍」という名のコーヒーがあるんですよ。

さすが、徳川を誇る水戸。

飲んでみるとキリリと凛々しく、苦み寄りのスッキリとした味わい。

まさに媚びない「将軍」と言った感じでした。

 

前置きが長くなりました。

水戸は、長いこと一度は行ってみたいと思っていたところなんです。

死ぬ前に思い残すことがあってはならんと一念発起(大げさ)五月の終わり頃、やっと行って来ました。

 

水戸を去る際、改札近くのコンビニでコーヒーを買おうと店内をふらふらしていたら、

ん?

商品棚の片隅に何やら、ピカるものが。

キラリ~ン!

それが、この天狗さま、との出会いでございました ⇩

なぜか堂々たるお姿

干し。。。納豆。

そう。

干し芋」ならぬ、干し納豆。

 

思わず手にとって買ってしまいました。

店員さんに尋ねると、なんと彼女も食べたことは無い、という。。。

てことは、茨城でもポピュラーな食べ物ではないってこと?

お土産としては、好みもきっとマチマチ、もしかして「なぜ私にこれを?」と関係をこじらせるかもしれないスリリングなお品です。

とりあえず、ひと袋だけにして自宅で味見することにしました。

これまた媚びないきっぱりとした原材料

帰宅して、わくわくしながら封を開けると、ぷーんと吹き出してくるその香は、

ああ、まじで納豆。

納豆そのもの。

袋の表に、キケン!注意!と見紛うばかりに表示されている「堅干し仕上げ」の文字。

柔らか仕上げもあるのかな~

どのくらい、堅いのやら?

口に放り込むと、カサカサしてほんのり醤油味。

しかし!

口の中で転がしながら、少しずつ歯で砕いていくと納豆の旨みがじゅわじゅわ。

砕けば砕くほど、納豆らしい粘り気とともに、じゅわじゅわと大豆の旨みが口の中に染み出してきます。お菓子のグミをものすごく硬くしたような弾力がある豆を、口の中でガツガツ噛み砕くことによって、ものすごい旨みが溢れるんですよ。

うン〜っまぃ!!!

食べ終わると、ちょっとしたチーズの味わいが口の中に残る気がします。

やめられない、止まらない。

サラミとかジャーキーとか…そう!

まさに、ジャーキー。

お口の中もてあそび系の食べ物。

これはね、「干し納豆」とかそんな地味なお名前じゃだめですよ!

「納豆ジャーキー」にすべきです。

 

しかもね、自分次第でいつまでも噛んでいられますからね。

ナッツみたいに、よーく噛みたいのにあっという間に消え失せる感がないんです。

噛んでる途中で、牛になった気分も味わえます。

これはね〜、なんとなく口寂しい時にもってこい!ですよ。

豆がお腹の中で膨らむせいなのか、食べ終わってしばらくすると満腹感が押し寄せますしね。

 

豆好きの方ならぜひ一度、お試しいただきたいです (^o^)/

朝ご飯の納豆よりも納豆の香りが引き立つ

水戸駅改札近くのコンビニで、756円(税込)でした(2024/5現在)