シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

渋谷(1)変わりゆく姿が見たくて

 

f:id:yamanekoMP:20200924122234p:plain

渋谷には一生足を踏み入れなくていい渋谷苦手BBA渋谷を見に行くシリーズ①

 

都内に出向くとき、大抵の場合、渋谷を経由することになる。

しかし、なんとかして渋谷を経由せずに行きたい。

たとえ経由することになっても、電車を降りずに直通を狙うとか、慣れた乗り換えしか使わないとか渋谷を瞬間移動する方法を考える。

 

だってね。。。ス、ス、スキジャナーイノネ~

そお! 苦手だから。。! 渋谷が。

 

以下、私の中の渋谷 👇

いくつもの路線が入り乱れて、地下通路は迷路。

あちこち工事中で、落ち着かない上に、迷路な通路に遊ばれている気がする。

人が多すぎるし、おこちゃまばかり。

地上へ出ても、公園通りだの、道玄坂だの、センター街だ、○○通りだと枝分かれした道が多すぎ!

しかも、坂! 登ったり下ったり。曲がったりうねったり。

横道も左右斜めに走っていて、あみだくじか!って思う。

ちょっと横道にそれようもんなら、「ここはどこ?私はだれ?」状態に持ち込まれる。

うっかりすると、いつの間にかホテル街に迷いこんでる時もある。

あ~やだやだ。

絶対に渋谷なんか行かない。

 

そう思っていたのだが、そんな渋谷を見に行きたいと思うようになった。

 

8月末に放送された「東京リボーン 渋谷 迷宮大改造」を見て。

「東京リボーン」は、NHKの不定期なスペシャル番組で、都内のひとつの箇所に焦点をあて、都市を改造していく人間の技術力の「ここがスゴイ!」ポイントに密着取材したカッコイイ番組だ。

 

個人的には、山田孝之さんが出演する「植物に学ぶ生存戦略」という番組がシュールすぎて最高に好きなのだが、この「東京リボーン」も面白い。

 

今回の「東京リボーン 渋谷 迷宮大改造」は、駅の機能を止めずに、たったの54時間で350m離れた埼京線のホームを山手線の隣に持ってくるという大工事。

その様子を柱に、渋谷駅大改造に関わる指揮官や現場作業員さんなどたくさんの人々を絡めて記録したものだ。

 これを見たら、どうしても渋谷に行きたくなった。

関わった人々の、汗と努力。根回しや試行錯誤。その結晶を見たい。

 

しかし、時はコロナ期。

逡巡していたが、10月から東京都もGoToトラベルキャンペーンが適用されることが決定。

 

今しかない。。。

GoToトラベルが始まったら、渋谷に足を踏み入れるなんてワタクシにとって自殺行為でござろう。 行こう! 行きましょう! 私の中の好奇心BBAが叫んだ。

 

後日、人の少ない祝日の午前中を狙って突入。

渋谷駅の改札を抜けると、慣れた風に地下通路の行き先を急ぐ人々を尻目に、あちこちに掲げてある地図に堂々と張り付いて位置を確認。

地下通路をさ迷い歩いて体力と時間を無駄にするわけにはいかないのだ。とにかく地上を目指す。地上に出さえすれば、ランドマークになる建物を見つけて動ける。(どんだけ必死!)

どこをどう歩いたかは定かでないが、明るい光を求めて階段を上りきると目の前にデデ~ンと東京スクランブルスクエアがそびえ立っていた。

 

次回へ続く