シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

いい歳なので断捨離がてらメルカリをやってみた

 

いつからだろう。

物が増えることに抵抗を感じ始めた。

樹木希林さんがご存命のころテレビで「あたしモノは要らないの」そう言って安住さんからのプレゼントを受け取らなかったが、ワタクシも同意であった。

ただし、ワタクシの場合、安住さんからのプレゼントは受け取ります。

 

もともと部屋のあちこちにモノがあることが好きではない。

気に入った必要なモノだけあればいい。

できれば何もない部屋がいい。(実際はある)

実の母親が大らかな人で(まだ元気)、この人が反面教師となっている。

子供の頃からあちこちにモノがあった。

テーブルの上、テレビの上、棚の中はもちろん、桟という桟に器用にモノが乗っていた。家というものはそういうものだと思って育った。

小学生になり友達の家に遊びに行ったら、

桟にモノが無かった。すっきりしていた。テーブルの上もテレビの上もきちんと整頓されて美しかった。

カルチャーショック。

生まれて初めての第一次衝撃事件であった。

 

とはいえ、人生を過ごして行くうちいつの間にかモノが増えた。

モノは増やしたくないが、必要なものは別。

人生のその時々に必要なものはある。それらが今となっては必要ではなくなった。

減らしたい。

死んだあと、物が多すぎて子供たちに迷惑かけたくない。

思い切って色んな物を捨てた。大型ごみも出した。

だけど、どうしても捨てられないのもある。

もったいない。まだ全然きれい。

 

それで、メルカリを覗いてみることにした。

おばさんはアプリひとつ入れるのも慎重なのだ。変なのに引っかかってトラブルに巻き込まれやしないか、このアプリから個人情報が抜き取られて嫌な目にあわないか、色んなことを心配する。

しかし、アプリを入れてみると、皆さん、なんとお気軽に色んなものを売ったり買ったりなさっていることよ!

いぇ~いやるぜ~い!

 

それから数点出してみた。

結果。

結構、売れた。

売れたポイントで買い物もした。

結婚式のために一回しか履かない靴とか、石鹸みたいな日用品も買った。

結婚式用の一回しか着ない服は、式が終わるとすぐに出品した。

買って増やしても、減らせる。

嬉しい。

現在の自分に必要でなくても、それを必要として使ってくれる人がいる。

モッタイナイ世代には願ったり叶ったり。

メルカリ自体も日々進化していて、溜まった売上金をコンビニなどメルカリ外でも使えるようになって来ている、らしい。

らしい、と言うのは、まだ使用していないからである。

コンビニで支払うには、今はPaypayとLINE Payで足りている。

しかも、10月からの増税を前にしてPaypayはかなりの大盤振る舞いをしており、はっきり言ってお得! 9月中はほぼPaypay支払いオンリーなのである。

どこのペイさんも、本当に最新技術を駆使し努力して進化を遂げていらっしゃる。

 

話が横道にそれた。

 

そんなわけで、取っておきたくはないし捨てるにはもったいない、そういう類のものを気持ちよく手放すことができて、今のところ満足している。

 

今のところ、と言うのは、メルカリもしばらくやっていると少しばかり注意点が存在することに気がついたからである。

これについては、またの機会にまとめてみたい。