いよいよ提供会員としての登録をするため数日にわたる研修が始まりました。
どんな出会いがあるかな。
何人くらいの人が応募したのかな。
緊張しつつ門をくぐると、すでに数人の方が入場を待っています。
後ろから、「おはようございます~」
声をかけると、おしゃべりを継続しながら振り向いて、元気な挨拶とともに笑顔の花が咲いています。
和やかな雰囲気が溢れかえっていて、あれ?
「みなさんお知り合いなんですか?」
すると、一斉にNO~!と首を振ります。
数分間ただ待っているだけなのに、すでにもう「お知り合いですか?」っていうくらい打ち解けていて、なんか笑ってしまいました。
この支援センターの空気が、みんなをそうさせているのかもですね。
参加者の半数程度は、30代のまだ子育て中では?という若い方々。
私くらいの子育て終了組ばかりだと思い込んでいたので意外。
隙をついて応募の動機を聞きたいです。てか、聞く気満々です。
研修はきっと、大切なお子さんを預かるにあたっての心構え、実態とか約束など支援センター内で想定できる様々な状況について学ぶんだろなーなんて予想してました。
が、
違っていました。
子育てに関する仕事を何十年もなさってきた、その道のプロの方々が次々に登壇し、臨場感ある昨今の保育・子育てについて教えるなかなか本格的なプログラム。
これから親になる人はもちろん、それ以外の普通に生活している人々にも知ってもらいたい内容でした。
ひとりひとりの子どもたちがどれだけの見守りをもらいながら大切に育てられ、育って行くのか、行ったのか、改めて子育ての難しさ大変さを実感。
特に、乳幼児の頃といったら危険がいっぱい!!!
自分の子どもも、これだけの様々なリスクを回避したり、乗り越えたりしてよくぞ育った、どうやって大きくなったんだっけ? いや、やっぱ色んな命の危機もあったわ~と思い出したりもして。
コロナ対策で、オンライン受講を活用したり、あちこちに手配してプログラムをここまで織り上げるのは大変だったに違いありません。
今までの歴史の中で、数々の実績を積み重ねて来たからこそここに至っているのだと思いますが、そういった過去に努力してくださった方々、そして、今回もコロナ禍という新しい事態に対応するため頑張ってくださったスタッフの方々に感謝です。
ところで、私が所属することになる担当区は、支援を受けたい会員さんが、支援を提供する会員の6倍だそうです。何百という単位で。
圧倒的に支援を必要としている人が多いのです。
子どもの数が減っているとか、出生率が低いとか、そもそも結婚自体しなくなっているとか、日本ってそういう状況になってきていますけど、こんなにたくさんのママパパが、困ってるからちょっと手を貸して〜と言っています。
特に、横浜市は他の地域から転入してきた数が多いので、代々その土地で暮らしてきて親や祖父母に手を貸してもらえる人は少ないのです。
まさに、遠くの親戚より近くの他人の出番です。
でもね、研修を受けたら、何事もなく無事にちゃんとやれるかな~不安とともにちょっと怖い気持ちも出てきました。
私自身の中にも、経験の積み重ねとさらなる歴史が必要です。