シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

山手線謎めぐり2022「7つの奇妙な足跡」に挑戦してみた

こんな謎解きゲームを見つけました。

鉄道の駅を巡りながら、足と頭を使って謎を解いていきます。

鉄道開業150年記念の特別版らしいです。

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謎解きは大好きなので、見つけてすぐに詳しいサイトを訪問しましたら、

なんと練習問題があるじゃーないですか  ⇩

yodaka.info

さっそくやってみたら …… ムズイ。

何回も挑戦して5問しか解けませんでした。

でも、この特別版に挑戦したい!しかし、私一人の頭脳では無理!

もしやと、このブログにも時々登場するおばさん4人G(ゴキちゃんではない)に声をかけてみたところ、

面白そう~

行く~

てことで、好奇心まだあるよオバ4人で挑戦することになりました。

 

ネタバレになるといけないので、詳しくは言えませんが

めっちゃくちゃ、ムズイ・・・です!

なにがムズイってあなた、まずね、問題の意味がわからない。

え? どゆこと? どういう意味?

おばさん4人が、雁首揃えて、頭抱えて、

???

何回も何回も質問を読み返す50~60代のオバサン4名。

 

とは言え、最初の問題は結構すばやく解けたのです。

息子を東大に送り出した実績を持つオバA(まだ50代前半)と50代後半の少しだけ若いオバBが、良く見える目ですらすらと問題を読みサクサク解いたのであります。その間、ワタクシはまだ問題すらよく読めていませんでした。だってね、冊子の問題だけでなく、スマホで検索した情報も必要なわけですよ。

そうなりますとね、どうなると思います?

スマホの字が … 見えん(老眼)

えっとええっとと、スマホを遠くしたり近くしたりしてる間にAとBに出し抜かれました(言い訳という見方もあり)

んなわけですから、私の目って若干キテルナ…(老眼)という自覚のある方は老眼鏡のご持参をお勧めします。

 

でもって、

ネタバレになるといけないので、詳しくは言えませんが

確かに、沿線の数駅に実際に行って確かめなければ問題は解けません。

その最初の駅で、私ども4人のオバサンは1時間以上を費やすこととなったのです。

その駅で解く問題のラスト一問がどうしても解けません。

それさえ解ければ、いざ次の駅!なのに、です。

立ったり座ったり、寄ったりばらけたり、唸ったり天を仰いだり。

最終的に、4つもの脳みそが揃いも揃って「わからん」⇒「無理だ」⇒「誰かタスケテ」⇒「誰かオシエテ」⇒「疲れた」⇒「帰りたい」(約1名)⇒「とりあえずお昼を食べよう」⇒「食べたけどやっぱりわからん」⇒「誰かに聞くのはどう?

そう。ついに禁断の戦略に手を出してしまったのです。

 

疲れ切った脳みそ、だがしかし鋭い眼光で周りをさり気に見渡すと、○○さんスゴ~イ!と沸き立っている大学生くらいのグループを発見。おばさん8個の目は、合図でもあったかのようにすばやくそこへ集中。そして後ろから聞こえてくる静かでぞわぞわした地鳴りのような60代オバCの声。

聞いてきて。聞いてきて。聞いて…

その声を2回聞いたところでワタクシの記憶は飛び、

いつの間にやらそっと忍び寄るや、

解けたんですか?

そのグループに突入しておりました。

 

すると、どうでしょう!

え?なに?あんた誰?どっから湧いた?なんの因果でまるで他人のあんたにそんなこと教えにゃ~ならんです?とか、ステルス戦闘機ばりに速攻で険しく無視されるかと思いきや!

ハイと笑顔で答え、とっても嬉しそうに、かつ、わっかりやすく教えてくれるではないですか。しかも、気の利いたことに答えに限りなく近づくヒント形式でです!

ひゃ~!

ありがとうございますー!

そのおかげでピンときて、すぐに謎を解くことができた夕日のガンマンじゃなくて、我慢のない4人のおばG(ゴキちゃんではない)は、姑息な手を使って問題を解いたことなどすっかり忘れ、なるほど、それをそう使えばいいのねと、ひとつ学んで賢くなった気になりました。

最近の大学生って優しいわね~。しかも、わかりやすいし教え方がうまいし、きっと頭がいいのね~。4人のオバG(ゴキちゃんではない)は口々に賛辞を述べ合い、すっかり元気を取り戻しました。

 

そして、てってれててってーてってー🎵と、ステージを一個クリアしてアイテムを手に入れ、パワーアップした(気分になった)のです。

 

そのようにして要領を掴み取り、次々と問題に挑む4人のオバG(ゴキではない)。

この問題は私のピン!で解けたも同然、そう主張するオバに対し、それはない私のおかげである、何を言うかこのたわけが!私だ、などと小競り合いを頻出しながらも(オバサンという生き物はなかなかに自我の強い生き物であります)進んで行きはしましたが、あと数駅と言うところで、日も暮れあたりも暗くなってまいりました。

寒い。

暗い。

疲れた。

電車の中でもうーんうーんと唸り考えつつ、とりあえず帰ろう、残りは別日でもいいじゃないかと、一旦の撤収を決定。

しかし、反省会および慰労会と称して地元の安い蕎麦屋に入り、残りの答えを探しながらすする蕎麦がやたらうまいなおいしいなとビールを飲んでいたら、どうしても全問クリアしたくなり、LINEで受け取れるヒントを見まくって結局完全走破いたしました!

しかし!
そう思って喜んだのもつかの間、さらに問題が出現するではないですか!ラスボス?

いやこれさ、喜ばせようとし過ぎでしょ、もう限界とばかりにふらふらしながら家に帰って考えることになりました。

 

さて、どうなったでしょーか?

特に興味はないと思いますが、聞いてください。

帰宅してめちゃくちゃ明るい照明の下で、老眼鏡をかけてから考えこむこと数分。

わかったーーー!!!

この時の爽快さと言ったらなかったです。

 

ネタバレになるといけないので、詳しくは言えませんが

くらすこさんのちょっとしたクチコミコーナーです☆

 

1 A5サイズの薄い冊子ですが、お楽しみのボリュームはゴツイです。

キット1650円/1冊のわりには、一見、なんじゃこれ?安っぽいな。と思います。

でも中身は濃いですよ。そんなとこまでっ?って悲鳴が出るくらい、隅から隅まで付録のツールまで無駄がありません。隅から隅まで存分に楽しめます。

私たちが挑戦した日には、行く先々でこの冊子を手にした人々を見かけましたよ。

 

2 フリーパスチケットは助かりました。

問題キットに交通費は含まれていません。

ちなみに自動券売機で、これ ⇩ を購入しましたが、

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途中の選択で、Suica か 紙の切符(⇧これ)を選べ、と表示がでました。私の持っているパスモに入れるのは不可かもと紙切符にしました。が、もしかしたら、スイカでなくてもパスモでもイコカでもトイカでもスゴカでも交通系ICカードなら入れられたのかもしれません。

紙切符ですと、ICタッチする改札の方が多いので通れる改札を探して混雑した改札前で右往左往しますし、失くす可能性も出て来ます。

購入するなら交通系ICカードで利用するのをお勧めします。

私たちはこのチケットにしましたが、これで全て行けるかどうかはネタバレになるので言えません。

お得なチケットには、いろんなタイプがあります。見るだけでも楽しいです。

ここにJR東日本のお得な切符のリンクを貼りましたが、拒否られましたので削除)

 

3 数日に分けて行くのもいいかもです。

薄くて小さい癖にボリュームがすごいです(私たちだけかもですけど)。

行く先々で、日々変化を遂げて行く町並みや、目を引くキュートなお店、変わらない佇まい等、やっぱり東京っておっもしろいな~!たまにしか来ないけど。

ってなるわけですよ。

でね、せっかくだから、それをゆっくり楽しみたいな~、どこかでゆっくりお茶でもしたいな~フリーチケットもあるし~となるわけなんですよ。

でもね、そんな悠長な気分でやってたらね。

終わりません。

なので、一日で完走しようとせずに、2~3日に分けてゆったりと東京ぶらり旅を楽しみながら解いていくのもありだと思いました。

 

4 誰か~ぁ!だれかヒントくださ~い!ってギブアップしたくなったり、

  時間が~!もう時間がない~!ってなっても、諦めないでください。

キット冊子の裏面にLINEの二次元コードが記載されているので登録して活用すると、どんどんヒントもらえます。

誰かに聞く、という原始的な手を使わなくてもヒントをもらえます。

私たちの蕎麦屋でのラストランは、若干やけくそ気味のヒントヒントの連続でしたが、それでも完全走破した気分は最高でした。

 

全問解いたからと言って、特にプレゼントがいただけるわけでもないです。

解けないわからないストレスが溜まったりもしました。

だけど、見上げたビルの直線を彩る空の青さにきれいだね~と感動したり、都内にもこんな緑があったんだと発見したり、ちっちゃい悪だくみに心がぴょんぴょんしたり、この店に今度来ようよってわくわくしたり。

些細なチクチクいっぱいの一日となりました。