シニアーゼ〜まるくるみらくる

60代は余生じゃない。荷物を降ろした新しい人生の始まりなのだ。

辛党でも惚れます🍰桜井甘精堂の新栗モンブランと新栗もなか

モンブランを見つけました。

栗のペーストが毛糸のようにぐるぐる巻かれているあのケーキ。

数ある中で辛党の私がハッと惹かれたモンブラン

それが、小布施で200年の歴史をもつ栗菓子の店、桜井甘精堂さんのモンブランです。

⇧ sorry食べる寸前で撮ったのでスプーンがぶっ刺さっています。

ケーキ類は、半分食べるのがやっとという私ですが、食べたい!と思いました。

だってね。

新栗🌰なんです。

しかも、期間限定。

つまり、今年収穫した採れたての栗を使ってますってことです。そんな季節もののお菓子、おいそれと食べられませんよね。

 

宿泊する長野の駅近に東急百貨店があったものですから、そこはほらオバサンの習性?小布施から戻って来てついつい食品フロアをのぞいてしまったのであります。

するとです。

もう夕方6時を回っていたからでしょう。

お弁当が半額になっているじゃーございやせんか。

てことは、1080円のお弁当が、540円なんですよ。

すぐさま頭の中で2択が始まりました。

・ホテルの部屋で弁当食べるか?

・良さげなお店を探して、冷えたビールをグビーッといきながらあったかいものを食べるか?

大変に難しい選択です。

人生は小さな選択と決断の連続でできております!(笑)

どうしようかな~。

迷いながら、ふらふら店内を見回っているところで目に入ったのが、そう!

愛らしく並んでいらっしゃる、桜井甘精堂さんの新栗のモンブラン 520円(税込)だったのです。

イートインもないので、食べるには買って帰るしかありません。

決まりました。

今晩の食事は、ホテルの部屋で半額のお弁当に決定!

 

さらに、小布施で買った焼き栗もあります。

これに普段は手を出さないちょっと個性的なビールひと缶(普段は発泡酒)と風呂上がり用の水をコンビニで調達。

うっひょ~い!

ひとり栗三昧パーティーです。

 

では、さっそくのモンブラン様でございますが、見た感じ大変に地味です。

色も一色。

山頂に振る小雪のようにチラチラと粉糖が振られているのを除けば、ちんまりしていてなんの飾りもありません。若い女の子がキャワ!なんて両手を肩のところでぶるぶるさせたりする色気もありません。

中は、生クリームと栗あん。

土台はさくさくのタルト。

いたってシンプル。

しかし、このシンプルさが、栗の味を引き立てています。

⇩ ちょっときれいに切れていなくてお見苦しいところをすみません。

桜井甘精堂さんの新栗のモンブラン。お見苦しくてすみません。

ケーキをそっと包んでいる太った毛糸のようなもの。これこそが新栗を使ったマロンペーストなのですが、ふんわりと優しくふんだんに絞りかけられています。そのマロンペーストが甘さ抑えめで栗の味たっぷりなところへ、真ん中の甘みの濃い栗あんがアクセントになって、軽く仕立てられた生クリームと三つ巴になりながら口の中に溶けてほどけます。

んまい!

これね、もうケーキと言うより、コクのある和菓子です。

甘いものが得意でないワタクシなのに、これはペロリといけてしまいました。


さて、小布施で買った焼きたての焼き栗も。 ⇩

これもまた、パーティーの主役級キャストでした。

⇧ 小布施で買った焼き栗。この大きさ!百円玉と比べてみてください。

でかい。粒の大きさに驚きです。

500円の最小サイズでしたが10個は入っていたと思います。

もうお弁当が要らないボリュームでした。

はじけた割れ目から渋皮ごとぽろりと剥けて、黄色くて香ばしい栗の実が転がり出てきます。運よく手に入れられたのは、オータニサーンを見習ってゴミを拾っていたから?(笑)

かなりの栗っ腹感に陥りながらも、最後のひとつとなった時には名残惜しく思えました。

 

素晴らしいキャストの皆さんのおかげで、栗くりパーティーは大成功に終了。

大満足の一夜目の晩餐となりました。

 

実は甘いもの大好きな夫T氏へのお土産に、この桜井甘精堂さんの栗最中を買いました。

数ある栗菓子の中から、これを選んだのは、栗の形がなんとも愛らしく、つるりツヤツヤと新鮮に見えたからということの他に、これまた期間限定かつ新栗を使っていたからです。

 

本当を言うと、甘いものが得意でない私には、もなか自体の選択が賭け!でした。

最中という甘さが全面主張してくる食べ物を買う、それ自体が賭け。今回は、「これを逃すともう食べることはないかもな~」という思いで賭けは「買い」を選択。

 

さて、「買い」の選択はいかに?

甘過ぎたら私には無理だなーと思いつつ、食べてみる。

ええ? ンんまい!

外側の最中の皮はサクッと軽く、それでいて口当たりは艶っぽくしっかりとしている。

なにより、こんな栗もなか食べたことない!

 

普段、T氏のために買い求める栗菓子は、あずき餡の中に刻まれて小さくなった栗の破片が入っているか、もしくは、プラスチックのように固く砂糖漬けになった栗の塊が入っているものがほとんど。

 

それがね、これは、餡がね、もうね、

ほとんど〜栗🌰!


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なんなんですか、これは?

驚きつつ裏面の原材料を見て、嘘でしょ。

・栗(国産)

・砂糖

・種皮(⇚もなかの皮のこと) もち米(国産)

 

この三つだけ。

原材料にしびれる。

しかも原材料の表示って、使用されているものの量が多いものから順番に書かれているルールのはず。だとすると、割合はどうであれ、砂糖より栗の重量が多いってことです。さらに、一切の添加物なし。

消費期限が短いはずです。

購入日を含めて5日しかありません。

夫T氏が大絶賛したのはもちろん、賭けにも成功しました!\(^o^)/

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