「ひらお」とか「たかお」とか何かの兄弟？って思いますけど、福岡で有名なファストフード的な天ぷら屋さんらしいです。
一度行ってみたいな～とずっと思っていたのですが、早かろう安かろうじゃ胃もたれするかもと敬遠していたのです。
しかし、一度は体験してみたいお店。
行ってみよう！
ちょうど天神に来ていたので、行ってみることに。
ひらお君とたかお君どっちに行こうかな。
ひらお君の方が老舗的存在なのかな？と思いましたが、スマホでそれぞれの詳細を確認するのはキビシーィ。小さな画面の文字を追うのは、老眼にはかなりの重労働。
その日は、暑い日で炎天下を歩きたくない。
スマホ確認をアクセスだけに絞り込み、小さな画面をグイグイ拡大してなんとか地図を見ると、たかお君は地下街から外に出ずに行けるみたいです。
たかお君に決定。
てなわけで、福岡パルコ店。
ちょうどお昼の混雑がひと段落したところらしく、お待ちも私の前に２組。
すぐに案内してもらえました。
席のめぐりがラッキーだったようで、今回はお一人様でも、テーブル席です。
わくわく。
メニューを見て、「たかお定食」と「肉天定食」の二択で一瞬だけ迷いましたが、ここは、たかおさんの海老の実力をみせていただきたく、「たかお定食」に決まり。
最近幅を利かせているリーズナブルな海老天ぷらとか、あれ、海老ですか？ きっと何らかの加工がされているらしく透明で海老の味が全くしない。
あの「味なし透き通り海老」が苦手です。
あれが出てくるか否か、それが今回の焦点と定めました(笑)
注文を取る際に、スタッフさんが誰にでも必ず声掛けしてくださるのが、
ごはん大盛り無料ですが、どうしますか？
漬物と昆布明太が無料ですが、どうしますか？両方でも大丈夫です。
では、ご飯は普通で、漬物と昆布明太は両方でお願いします。
無事に注文終了。あとは待つだけ。
さて、ビールをどうしようかな～なんて思案していると、早くもご飯セットが届きました。どっひゃ。漬物と昆布明太子の存在感半端ないです。スタッフさんが、おかわりも無料ですと言い置いて行かれました。。。けど、すごい量です。ご飯も大盛りと普通の二択かと思いましたが、あとで入って来た小ぶりで私よりかなり高齢の男性＝おじいさんが堂々と小盛りを頼んでいて衝撃を受けました。しまったー。
「ご飯には、三択ありと心得よ」またひとつ学びました。
この時点ですでにビールは脳裏から消滅。
ご飯を食べきるための戦略に切り替えです。
まずは漬物でご飯のうまみを味わい、ラストスパートで明太昆布を上手に使いながら一気にかき込む作戦で行くか、と少しずつ食べ進んでいると、なんと「白身魚と豚肉でーす！」と向こうからボウルとお箸を携えた金太郎、じゃなくてチョとだけふっくらしたお兄さんがやって来ました。
厨房が暑いのでしょう。ほっぺを赤く染めてほっくりほくほくしながら、揚げたてアツアツの白身魚と豚肉を目の前のバットにポロンポロンと投げ入れてくれるではないですか。
届いたものを食べ終わった頃、次の揚げたてのお届けがあるという、揚げたてあつあつデリバリーシステムにすっかりいい気分になりました。
そんな間にも、小ぶりなご飯小盛おじいさんは、漬物はいらん！ビールはすぐ持ってきて。ナスもいらん！と慣れた感じで次々とメニューをカスタマイズして行きます。おいらここよく来てるわけよ、常連なわけよ、と言わんばかりの若干厚かましい振る舞いです。ホールスタッフの女の子が「ったく」って感じにキレるんじゃないかとハラハラしましたが、特にイラつく様子もなく普通に対応。じゃあ、ナスの代わりはどうしますか？（え？代わりのものとかできるわけ？⇚私の心の声）何もいらん。（いらんのか～い！何に代えられるのか興味あったー！）
居酒屋に来たかのようにリラックスして昆布明太をあてにビールを飲む、ご飯小盛りの小ぶりなカスタマイズおじいさん。そんなおじいさんの元にも揚げたての天ぷらのデリバリーが。
ああ、おじいさんも今この瞬間、人生を楽しんでいるんだな～。
福岡と博多っ子の皆さんの懐の深さよ。
そして、ラストに怒涛の野菜の皆さん～！イカさん！あーんど、待ってました！期待の星、海老くんです。
おナスさんじゅわじゅわ～、カボチャさん甘くてほくほく～。イカさん文句なし。
明太昆布さんでご飯を平らげる作戦も楽しく遂行。
さて、と。
お会計です。
え？
海老くんですか？
あの、その、つまり、何ていうか。えっと。
あっ、お米にもこだわっていらっしゃいます。
でもね、でもですよ。これだけのめくるめくお楽しみとわくわくを提供して、税込み千円ぽっきり。このお値段とシステムは素晴らしいです。すっかり魅了されました。
胃もたれもなかったです。
その後ＰＣの大きい文字で、たかおさんと、ひらおさんのＨＰを覗いてみたら、なんと、たかおさんは横浜にも進出しておられました。
横浜でも食べられるんかーい。
今度、行ってみることにします。
ひらおさんはと言うと、おおっ！
海老にこだわっていらっしゃるらしいんですよ。
次回は、炎天下だろうが土砂降りだろうが、ひらおさんに行ってみよう、海老くんを確かめてみよう、そのように思いました(笑)
