今年91歳の母は施設に入っています。
やっと面会解禁になったので、さっそく会いに行くことにしました。
コロナが始まってからなので、かれこれ3年ぶりくらいになるのかな。
仲良くしていただいているスタッフのMさんが、時々テレビ電話をくれたりして元気そうな顔を見ていたせいか、なんだかあっという間に感じます。
この日に面会に行きますーとMさんに連絡すると、面会にはPCR検査の陰性証明書が必要ですよーとのこと。
ええーっと思いましたが、確かに。
そうですよね。
もしも面会者がウィルスなんか持って入ったら大変なことになります。
すっ飛んで取りに行きました。
PCR検査、初めて受けましたがすごいですね。
まず、LINE登録から始まるんですよ。
QRコードを読んで、自分の名前を送信。受付のあたりからピロンと受信音。はいオッケーです、とLINEが繋がりました。
これは、センターから結果通知を受け取るためです。
そのあと、必要用紙を記入。2枚書きました。
最後に、先っぽにスポンジ状の頭をくっつけた長さ10センチくらいの綿棒で、鼻の奥を左右それぞれ5回以上ぐりぐりやります。
必死だったせいか、ぐりぐりにそれほどの痛みはなかったです。
そこまでやったら、
・記入した用紙2枚
・ぐりぐりした綿棒(ビニールに入れて)
・本人確認証明(私は免許証を出しました)
これら3点を受付に提出。
確認が終わると、「24時間以内に結果が届きます」と言われておしまいです。
全部で5分程度。
あとは、LINEに結果が届くのを待つだけです。
しかも無料です。
言われるがままにハイハイと済ませたので、センターを出てしばらく経ってから、結果が24時間以内って結構待つな~、通常は何時間くらいなのか聞いてくれば良かったな、と思いました。が、その時の混雑状況などで変動することを考えると、どんな状況でも24時間以内と言い切れるのは逆にすごいと納得。
そして翌日のお昼ごろ、センターから結果が届き、みごと陰性でした!
不思議なもので、こんなに元気なのに「陰性」の文字を見るとホッとしました。
私の場合は、夕方6時ごろ行って翌日のお昼ごろだったので、センターの稼働時間からすると恐らく5~6時間後には結果が届いたことになります。
さて!
晴れて葵の御紋の証明も手に入れたし、いざ出発。
スマホの中の陰性証明を握り締め、数時間の旅のあと辿り着いた駅で電車を降り、炎天下に飛び出すと、お昼近くの太陽はもうアッチアチ。じりじりと照り付けてきます。
ほんの6~7分の距離なのに目玉焼きになりそうです。
6月なのにこの暑さ。
アッツ!と何度も声に出しながら歩き続けてようやく到着。
ブイーンと自動ドアが開くと、いつもの受付。
若干の涼しさと、変わらない風景に安堵。
ドッと吹き出す汗を拭き拭き、面会の申し出をすると、なんと!
驚愕のひと言が。
「予約はしてありますか?」
え?
「予約がないと面会できません」
(そんな話し聞いてな~い)
流れ出ていた汗が一瞬で引っ込みました。
ワクチン接種3回済証明もPCR検査陰性証明も持ってるから、予約くらいのことならなんとかなるんじゃないのかな?そもそも、なんで予約が必要?本人の体調確認とか密にならないとか?そのあたりから話をしてみる?仲良しのスタッフMさん、予約要ること忘れてたのかな、頭の中はぐるぐる色んな事が駆け巡っていました。
きっと、青ざめて呆然と突っ立っていたんだと思います。
そんな私を見て、慌ててあちこち動き始めた受付の方の後姿にも汗が。
あ、あの、陰性証明は取ってきました!(必死)
言いながら、仲良しのMさんに連絡。
ただ今、受付で予約無し問題に遭遇し足止め中です~( ;∀;)
すると、ソッコーで返信が来て、予約してありますよー!とのこと。
気配を察してか、後ろからドアを開けてもう一人スタッフさんが入ってきて一緒に調べ出し、ああ、予約ありました、と見つけてくださいました。
良かった~。仲良しのMさん、ちゃんと予約してくれてました。
ちょっとした手違いがあった模様。
陰性証明の確認も終わり、お互いにホッとして笑顔。
「じゃあ、検温しましょうね」
は~いと上機嫌で前髪を上げ、おでこを差し出して検温器を当ててもらうと、
あれ?
え?
37.5度あります...(つまり面会不可)
うそでしょ・・・
次々に襲い来る面会への壁。
今、歩いて来られて暑い、ですよね?
はい!汗だくです、暑いです💦
ふーむ...腕で計ってみましょう・・・
お願いします!
36.8。大丈夫です(にっこり)
良かった~!
ギリギリでしたが、なんとかセーフ。だけど、なんでこんなに体温高いん?
その検温器ずれてるとちゃいます?
いまひとつ納得できませんでしたが、とりあえず、無事に面会への道を進んだのでありました。